ネマガリダケとは?味はタケノコ?山菜としての特徴や食べ方を紹介!

ネマガリダケとは?味はタケノコ?山菜としての特徴や食べ方を紹介!

ネマガリダケ(根曲がり竹)は、茎が根元から曲がっているチシマザサ(千島笹)の若芽のことを指します。ヒメタケ(姫竹)と呼ぶ地域もあり、主に日本海側に分布しているタケノコに似た山菜です。今回はネマガリダケの特徴と味、おすすめの食べ方をレシピと共に見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ネマガリダケとはどのような山菜?
  2. 2.ネマガリダケの特徴
  3. 3.ネマガリダケとタケノコとの違い
  4. 4.ネマガリダケの収穫時期
  5. 5.ネマガリダケのおすすめの食べ方
  6. 6.まとめ

ネマガリダケのおすすめの食べ方

ネマガリダケは、雪深い山の産地で郷土料理としてさまざまな食べ方がされています。青森県ではタケノコといえば、ネマガリダケを指すほど親しまれている山菜です。皮のまま素焼きにしてもおいしいですが、煮たり、焼いたり、炒めたりと豊富な食べ方があります。ネマガリダケの味を活かすおすすめの食べ方をご紹介します。

山菜は香りが大切です。レシピを参考に旬の味を楽しみましょう!

おすすめの食べ方①たけのこの味噌汁

東北地方や信越地方では、ネマガリダケと鯖の水煮缶を使った「たけのこの味噌汁」が郷土料理として有名です。いつもの味噌汁の具をネマガリダケと鯖の水煮に変えるだけなので簡単に作れます。悩まずにすぐに作れるおすすめの食べ方です。

たけのこの味噌汁レシピ

  1. ネマガリダケを皮ごとゆでます。
  2. 皮をむいて半日ほど水に浸けておきます。
  3. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらネマガリダケを入れます。
  4. 鯖の水煮を汁ごと入れ、出汁と味噌を加えます。
  5. 味を調えて、できあがりです。

鯖の水煮を汁ごと入れるのが、おいしく作るポイントです。仕上げに小ネギや溶き卵を入れてもおいしいですよ!

おすすめの食べ方②ホイル焼き

新鮮な生のネマガリダケは、ホイル焼きにするとトウモロコシを焼いたような味がします。ホイルに包んで焼くため、水分を閉じ込めることができ、ぱさぱさになりません。ホイルの中に少量の水と酒を加えて焼くと「酒蒸し」になります。また、塩をふって食べると甘みが増してさらにおいしくなります。

ホイル焼きのレシピ

  1. アルミホイルにネマガリダケを並べ、少量の塩をふります。
  2. 水を少量振りかけてアルミホイルで包みます。
  3. オーブンやフライパンで火を通してできあがりです。

ネマガリダケを丸ごと食べると、食物繊維やミネラルなど豊富な栄養もしっかり摂れますよ。

おすすめの食べ方③天ぷら

ネマガリダケの天ぷらは、日本料理店でもメニューになるおすすめの食べ方です。作り方は一般的な天ぷらの作り方とほぼ同じですが、天ぷら衣に青のりを少し加えると、バリエーションが増えて違う味を楽しめます。

天ぷらのレシピ

  1. 塩を少量加えたお湯で、ネマガリダケを皮ごとゆでます。
  2. ゆで終わったら、冷水に浸けて冷まします。
  3. 冷めたら皮をむいて、半日ほど水に浸けます。
  4. ネマガリダケを縦半分に切ります。
  5. 水気をふき取り、軽く薄力粉をまぶします。
  6. 天ぷら衣を作り、粉をまぶしたネマガリダケを入れます。
  7. 天ぷら鍋の底につかないように、たっぷりの油で揚げます。
  8. 衣がカリっとしたら、できあがりです。

揚げ油は170~180℃が適温です。衣がきつね色になったら完成です。

まとめ

Photo by ken_c_lo

ネマガリダケは、チシマザサという笹の若芽です。山菜は、あく抜きの手間がかかる場合が多いですが、ネマガリダケはあく抜きを省いて調理できるのがいいですね。風味がよくやさしい味がする山の幸です。旬の時期を逃さず、いろいろな食べ方を楽しみましょう。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

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