ひまわりの種の食べ方
食用のひまわりの種はほどよい油分とほんのりと甘みがあり、生で食べられます。そのためひまわりの種の栄養成分を効率よくとるなら、生で食べる方法があります。ただしおやつ代わりや毎日の食事にひまわりの種を食べるならば、生以外の食べ方もおすすめです。
食べ方①生のまま食べる
ひまわりの種は、生食もOKです。生で食べる食べ方は加熱による水分の蒸発がないので、噛んだときもしっとりしています。加熱したときに感じられる香ばしい香りはほとんどしませんが、余計な香りや味つけがされていないので、ヨーグルトやサラダのトッピングにおすすめです。
お菓子屋パン作りにもおすすめ
生のひまわりの種は、クッキーやグラノーラなどのお菓子や自家製パンを焼くときにもおすすめです。お菓子やパンのレシピの材料欄に「ナッツ」と書かれている場合は、クルミやアーモンドなどと同じようにひまわりの種が使えます。またほかの種類のナッツと組みあわせることで、食感の違いが楽しめます。
食べ方②ローストする
栄養豊富なひまわりの種は、手軽におやつ感覚で食べられるローストタイプがおすすめです。市販されているひまわりの種にはすでにローストされているものもあり、封を開けた瞬間ナッツ特有の香ばしい香りが漂います。もちろん生のひまわりの種を自分でローストするのもOKです。
食べ方③味つけする
市販されているひまわりの種はローストだけしたものもありますが、ロースト後に味付けしたもののほうが人気があります。市販された商品は味付けの種類も多く、塩味やカレー味のほか、バーベキュー味やスイーツ系の味付けもあります。生のひまわりの種を自宅で調理し、自分好みの味付けにするのもOKです。
おすすめのひまわりの種5選
食用ひまわりの種には体によい栄養がたくさんあるので、市販されているひまわりの種もさまざまな種類があります。市販されているひまわりの種の中にはすでに味付けされているものが多いですが、生のひまわりの種も比較的簡単に手に入るので、食べ方や使い方によって選び分けると便利です。
おすすめ種類①ひまわりの種(生)【アリサン】
アリサン ひまわりの種(生) 100g
参考価格: 790円
アリサンの「ひまわりの種(生)」は生タイプで、リノール酸を効率よく摂取したい人におすすめです。味付けもしていないので、さまざまな料理にも使えます。
おすすめ度 | ★★ |
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原産地 | オーストリア |
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おすすめ種類②素焼きひまわりの種【神戸のおまめやさんみの屋】
素焼き ひまわりの種 1kg 無添加 無植物油
参考価格: 1,560円
神戸のおまめやさんみの屋の「素焼きひまわりの種」は、アメリカ産ひまわりの種を国内で加工しています。独自のロースターを使い分けているため、素朴な甘みとほどよい香ばしさがおすすめです。
おすすめ度 | ★★★ |
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原産地 | アメリカ |
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おすすめ③洽洽香瓜子・食用ひまわりの種
洽洽香瓜子【260g】 食用 ひまわりの種
参考価格: 3,010円
こちらは殻付きのひまわりの種です。加熱処理されていますがゆで上げタイプなので「ローストタイプが苦手だけれど生食にも抵抗がある」という人におすすめです。
おすすめ度 | ★★ |
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原産地 | 中国 |
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おすすめ④うす塩ひまわりの種【新鮮市場藤本商店】
うす塩 ひまわりの種 食用 ロースト 1袋 500g
参考価格: 1,480円
新鮮市場藤本商店の「うす塩ひまわりの種」は、塩味のローストタイプひまわりの種です。うす塩ひまわりの種は名前のとおりほどよい塩味が特徴で、そのまま食べても、サラダやスープなどにトッピングしても美味しいです。
おすすめ度 | ★★★ |
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原産地 | アメリカ |
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おすすめ⑤ひまわりの種バーベキュー味【DAVID】
【ハワイ直送品】 DAVID ひまわりの種 ジャンボサイズ バーベキュー味 149g David Seeds Jumbo Sunflower Barbeque Flavor 5.25oz
参考価格: 1,480円
DAVIDの「ひまわりの種バーベキュー味」は、殻付きのままバーベキュー味を加えたスナック感覚のひまわりの種です。ちなみにDAVIDのひまわりの種バーベキュー味は、アメリカ・メジャーリーガーたちがベンチでよく食べているた、日本でもメジャーリーグファンの間では比較的よく知られています。
おすすめ度 | ★★ |
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原産地 | アメリカ |
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ひまわりの種の栄養の種類
ひまわりの種には、さまざまな効果・効能を持つ栄養成分が豊富に含まれています。しかもひまわりの種には食事でしか摂取できない貴重な栄養も含まれるため、栄養補給にもおすすめです。近年はひまわりの種を料理レシピやお菓子の代用だけでなく、サプリメントとして毎日の生活に取りいれる人も増えています。
リノール酸
ひまわりの種のリノール酸は、健康維持に欠かせない栄養成分です。リノール酸には血液中のコレステロールを下げる効能があり、生活習慣病の予防にも注目されています。しかしリノール酸は不飽和脂肪酸なので、料理にすると栄養成分が流出します。つまり生のひまわりの種は、効率よくリノール酸がとれるということです。
ビタミンE
ひまわりの種には、ビタミンEも多く含まれます。ビタミンEには細胞の酸化を防ぐ効能があるとされ、体の中から若々しくなりたい人にぴったりです。またビタミンEはビタミンCと一緒にとると効果が倍増するといわれます。ひまわりの種は、ビタミンCが多いブロッコリーやホウレン草のホットサラダに添える食べ方がおすすめです。
ビタミンB群
ひまわりの種の栄養成分は、ナイアシンや葉酸など含むビタミンB群も多いです。ビタミンB群には代謝や免疫力を高める効能が期待できますが、水溶性なので汗などで体からすぐに排出されてしまいます。その点ひまわりの種は携帯しやすく、どこでもすぐに食べられるため、気になったときにすぐに栄養補給できるのもポイントです。
カリウム
ひまわりの種の栄養成分には、ミネラルの1つであるカリウムも含まれます。カリウムは体にたまった老廃物を排出する働きがあり、むくみの解消に適しているとされます。体内のナトリウム(塩分)のバランスを整える効能もあるため、血液をサラサラにし血管トラブルの予防にもぴったりです。
亜鉛
ひまわりの種には、食事でしか摂取できない栄養成分・亜鉛も含まれます。亜鉛が不足すると「強いストレスを感じる」「感情がコントロールできなくなる」「気分が落ち込む」など、精神的に不安定な症状を引き起こす原因にもなります。亜鉛は汗などで簡単に体から排出されてしまうので、ひまわりの種などでこまめに補給するのがおすすめです。
ひまわりの種を食べるときの注意点
ひまわりの種には体によい効果が期待できます。しかし、健康のためにひまわり種を食べるなら、注意したい点も確認しておきましょう。
市販されているひまわりの種は3種類
ひまわりの種類には食用種・園芸種・油糧種の3種類があり、この中で食べられるのは食用種のひまわりの種です。園芸種は食用種に比べて油分が少なく粒も小さいので、食べられますが美味しくはありません。また含まれる栄養も、体に効果があるとはいえるものではないのです。油糧種はひまわり油の原料で、殻もむきにくく食用に適しません。
食べすぎには注意
味つけされているひまわりの種より生のほうがカロリーは低いですが、生で食べる場合も食べすぎには注意しましょう。ひまわりの種は高カロリーで、100gあたりのカロリーは611kcalもあります。ちなみにこれは成人女性1日の摂取カロリーの約1/3にあたるため、生でも食べすぎるとカロリーオーバーになってしまいます。
まとめ
食用のひまわりの種には、たくさんの健康によい栄養が含まれています。市販されているひまわりの種も生タイプ・ローストタイプ・味付けタイプがあり、タイプによっていろいろな食べ方ができます。さらに近年は大型スーパーでも取り扱う店舗が増えているので、まずは気軽に試してみてはいかがですか?