モントブレチアの育て方
モントブレチアはとても頑健で繁殖力の強い植物です。初心者でも簡単に育てられますが、一方で繁殖力の強さゆえに野生化する可能性が高い植物でもあります。増えすぎてもとにあった生態系に大きく影響を与えることもあるので、地植えで育てるときは注意が必要です。基本的に球根で増えますが花が、咲いたあと種ができ勝手に増えることもあります。
ボタニ子
- 地植え栽培をするときは地域の情報を調べると安心して育てられます。
育て方①植え付け
モントブレチアは用土を選びません。市販されている用土であれば大丈夫です。自作する場合は赤玉土6、腐葉土4に緩効性化成肥料をまぜましょう。水はけがよいほうがいいです。地植えは1週間前に苦土石灰をまぜこんでおき、複数植える場合は間隔を20cmあけ、5cmほどほって球根を植え付けます。植木鉢やプランターの場合は2~3cmほって植えましょう。
育て方②水やり
モントブレチアの水やりは、地植えは必要ありません。夏に日照りが続くようであれば水やりしますが、それ以外は雨でしのげます。鉢植えは土の表面が乾いたら、鉢の底から流れでるくらいたっぷり水やりしてください。地植え、鉢植えともに冬は休眠しますので水やりは必要ありません。鉢植えは11月ごろから水やりを減らしてください。12月~2月はお休みです。
モントブレチアの管理のコツ
モントブレチアの管理のコツは、日当たりや株分け、肥料のあげかたです。難しいことはなく日当たりがよく風通しのよい場所で管理すれば花が減ることもありませんし、長い間花を咲かせ続けてくれます。半日陰でも花をつけますが、花つきがにぶくなることがあるかもしれません。直射日光でなくてもよいので、植え付けるときに場所を選びましょう。
管理のコツ①株分け
モントブレチアは毎年球根に子株ができるのが特徴です。鉢植えは毎年か2年に1回、地植えは3年~4年に1回掘り起こして植え替えのタイミングで株分けします。株分けは3月~4月にしましょう。毎年大きくなりますので、そのまま植木鉢に植えっぱなしだと根づまりをおこします。新しくできた子株を株分けしてください。
管理のコツ②肥料
モントブレチアは頑健な植物なので肥料がなくても花を咲かせます。市販の用土には最初から肥料が含まれていますので、それを使うときはとくに追肥の必要はありません。肥料をあげすぎると葉ばかりが茂り、大きくなりすぎて倒れる可能性があります。ようすをみて成長が遅すぎると感じたときに月1回固形肥料か、2週間に1回液肥を4月~5月にあげましょう。
まとめ
モントブレチアの花言葉や特徴、育て方をみてきました。モントブレチアには種類が多く、1mを超える大型で赤い花をたくさんさかせるルシファーや、黄色い大輪の花を咲かせるノーウィッチキナリーなどがあります。繁殖にさえ注意すれば、開花時期が長く鮮やかで、華やかな花をたくさんさかせるモントブレチアは魅力的な植物です。初心者もぜひ挑戦してみましょう。
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あまりにも元気な植物だから育てちゃダメな場所もあるんですって。佐賀県は「佐賀県環境の保全と創造に関する条例」で栽培はもちろん、持ち込みもNGなの。