プルメリアとは
プルメリアは熱帯アメリカが原産の植物で、ハワイやメキシコでは公園や庭などさまざまな場所に植えられ、古くから親しまれています。開花時期になると白色や黄色の花を咲かせ、安らぎを与えてくれる上品な香りを楽しめるのが特徴です。乾燥に強く日本でも気軽に育てられます。そんなプルメリアの切り戻し剪定の仕方や、挿し木での増やし方などをご紹介します。
プルメリアの基本情報
科名 | キョウチクトウ科 |
属名 | インドソケイ属、プレメリア属 |
原産地 | 熱帯アメリカ |
開花時期 | 6月〜10月 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
プルメリアの特徴
プルメリアは中南米やメキシコに広く分布している植物で、ラオス人民民主主義共和国の国花としても親しまれています。成長すると10mほどまで大きくなる熱帯植物で、6月〜10月にかけて芳香のする肉厚な花を咲かせるのが特徴です。白色やピンク色、黄色などの美しい花は、ハワイでは髪飾りやレイとしても使用されています。
樹液は有毒のため注意
プルメリアの茎や葉は、折ったり切ったりすると乳液のような白い液体が出てきます。この白い液体には「アディネリン」「ジゴトキシゲン」「オレアンドリン」「ギトケシゲン」という有毒成分が含まれているため、大変危険です。触れてしまうと皮膚炎や嘔吐、心臓麻痺や不整脈になる恐れがあるので、手入れをする場合などは十分に注意してください。
プルメリアの花言葉
プルメリアには「親愛」「気品」「日だまり」「内気な乙女」「恵まれた人」の5つの花言葉がついています。上品で優雅な香りをただよわせるプルメリアに「気品」という花言葉はぴったりですね。また、太陽の光を浴びるとたくさんの花芽をつける性質から「日だまり」という花言葉がついたといわれています。
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