ギリアはどんな花?
ギリアは、北米西部・カリフォルニア・オレゴンを中心に20~30種類分布しています。環境が合えば、こぼれ種でも増える丈夫な一年草の草花です。品種によっては草丈が高くなるものもあり、ガーデニングの素材に便利です。この記事では、ギリアの特徴や育て方などについて紹介します。
ギリアの基本情報
学名 | Gilia |
科名 | ハナシノブ科 |
属名 | ギリア属 |
英名 | Gilia |
分類 | 草花 |
形態 | 一年草 |
原産地 | 北アメリカ |
草丈 | 40cm~70cm |
開花期 | 4月~6月 |
花色 | 紫系濃淡、白 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
名前の由来
18世紀末、スペインの植物学者ギルが発見しました。そのため、名前の由来はギルにちなんで付けられました。
ギリアの特徴
ギリアは、ハナシノブ科の一年草です。暖かくなると、ぐんぐんと成長していきます。種類によって花姿も違い、一重のものから球状の形のものまであります。
丈夫で育てやすい
ギリアは、耐寒性の強さから庭植えでも冬越しします。花が咲き終えると枯れるため、夏の対策は必要ありません。初心者でも比較的育てやすい植物です。
さまざまな楽しみ方ができる
ギリアは、耐寒性があり丈夫なため、庭植えに適しています。また、水あげもよいため切花にも向いています。同じ時期に咲く花と組み合わせて、生花をアレンジするのも素敵でしょう。切花を逆さに吊るし2週間ほど自然乾燥にすると、ドライフラワーになります。好みの飾り方ができるのも嬉しいポイントです。
ギリアの種類
20~30種類ほどあるギリアのなかで、主に流通しているのは、レプタンサ・カピタータ・トリコロール・トワイライトです。品種によって花の雰囲気が違うため、ギリアの仲間同士で庭を彩るのも素敵ですね。
ギリア・レプタンサ
レプタンサの英名は「Queen Anne’s Thimbles(アン女王の指ぬき)」です。細い花茎の先に薄紫色の小花をたくさん咲かせ、球状の形をしています。ギリアなかでは一番丈があるため、高さを活かして花壇の中段に配置しましょう。するとボリュームがうまれ、花壇がぐっと華やぎます。
ギリア・カピタータ
カピタータの和名は「タマザキヒメハナシノブ」です。カピタータは、花がレプタンサに似ています。花色が青、白、紫色の小花が集まり球状の形をしています。見分け方は、カピタータのほうがレプタンサより花が小さく、丈も低めです。
ギリア・トリコロール
トリコロールの英名は「Bird’s eyes」、和名が「アメリカハナシノブ」です。日本には明治初期に渡来しました。花茎の先に一重の小花を数輪咲かせます。花色は紫、赤紫、白などです。
ギリア・トワイライト
トワイライトの花姿は、中心が濃い紫色で、そのまわりを明るい紫色で覆われています。たくさんの小花が咲くため、インパクトがあります。花壇の前方やグランドカバーの合間に配置すると、花色が強調され彩りある庭に仕上がるでしょう。
ギリアの花言葉
ギリアの花言葉は「気まぐれな恋」「ここに来て」です。「気まぐれな恋」の花言葉は、枝分かれしているギリアの細い茎や葉が、風に吹かれてゆらゆら揺れることから付けられました。
「ここに来て」の花言葉は、花色に関係しています。ギリアの花色は品種によって多少違いはありますが、青紫系です。青紫のカラーイメージは「真実の追求」「探求」といった意味合いがあります。そのため、真実を求めるために「ここに来て」が結び付けられたといわれています。