ギリアとは?品種の特徴・花言葉や種まき・植え付けの時期とコツを紹介

ギリアとは?品種の特徴・花言葉や種まき・植え付けの時期とコツを紹介

ギリアには、小花がまとまった球状タイプや一重咲きのものがあります。比較的丈夫で、環境が合えばこぼれ種で勝手に増えていきます。手間がかからないため初心者におすすめの植物です。この記事では、ギリアの特徴や育て方について見ていきます。

記事の目次

  1. 1.ギリアはどんな花?
  2. 2.ギリアの種類
  3. 3.ギリアの花言葉
  4. 4.ギリアの育て方
  5. 5.ギリアが枯れる理由
  6. 6.ギリアの増やし方
  7. 7.ギリアの越冬方法
  8. 8.まとめ

ギリアはどんな花?

Photo by The Marmot

ギリアは、北米西部・カリフォルニア・オレゴンを中心に20~30種類分布しています。環境が合えば、こぼれ種でも増える丈夫な一年草の草花です。品種によっては草丈が高くなるものもあり、ガーデニングの素材に便利です。この記事では、ギリアの特徴や育て方などについて紹介します。

ギリアの基本情報

学名 Gilia
科名 ハナシノブ科
属名 ギリア属
英名 Gilia
分類 草花
形態 一年草
原産地 北アメリカ
草丈 40cm~70cm
開花期 4月~6月
花色 紫系濃淡、白
耐寒性 強い
耐暑性 弱い

名前の由来

18世紀末、スペインの植物学者ギルが発見しました。そのため、名前の由来はギルにちなんで付けられました。

ギリアの特徴

Photo by David~O

ギリアは、ハナシノブ科の一年草です。暖かくなると、ぐんぐんと成長していきます。種類によって花姿も違い、一重のものから球状の形のものまであります。

丈夫で育てやすい

ギリアは、耐寒性の強さから庭植えでも冬越しします。花が咲き終えると枯れるため、夏の対策は必要ありません。初心者でも比較的育てやすい植物です。

さまざまな楽しみ方ができる

Photo byAngelaL_17

ギリアは、耐寒性があり丈夫なため、庭植えに適しています。また、水あげもよいため切花にも向いています。同じ時期に咲く花と組み合わせて、生花をアレンジするのも素敵でしょう。切花を逆さに吊るし2週間ほど自然乾燥にすると、ドライフラワーになります。好みの飾り方ができるのも嬉しいポイントです。

ギリアの種類

Photo by Yasuo Kida

20~30種類ほどあるギリアのなかで、主に流通しているのは、レプタンサ・カピタータ・トリコロール・トワイライトです。品種によって花の雰囲気が違うため、ギリアの仲間同士で庭を彩るのも素敵ですね。

ギリア・レプタンサ

Photo by The Marmot

レプタンサの英名は「Queen Anne’s Thimbles(アン女王の指ぬき)」です。細い花茎の先に薄紫色の小花をたくさん咲かせ、球状の形をしています。ギリアなかでは一番丈があるため、高さを活かして花壇の中段に配置しましょう。するとボリュームがうまれ、花壇がぐっと華やぎます。

ギリア・カピタータ

Photo by Yasuo Kida

カピタータの和名は「タマザキヒメハナシノブ」です。カピタータは、花がレプタンサに似ています。花色が青、白、紫色の小花が集まり球状の形をしています。見分け方は、カピタータのほうがレプタンサより花が小さく、丈も低めです。

ギリア・トリコロール

Photo by tdlucas5000

トリコロールの英名は「Bird’s eyes」、和名が「アメリカハナシノブ」です。日本には明治初期に渡来しました。花茎の先に一重の小花を数輪咲かせます。花色は紫、赤紫、白などです。

ギリア・トワイライト

Photo by Jim Morefield

トワイライトの花姿は、中心が濃い紫色で、そのまわりを明るい紫色で覆われています。たくさんの小花が咲くため、インパクトがあります。花壇の前方やグランドカバーの合間に配置すると、花色が強調され彩りある庭に仕上がるでしょう。

ギリアの花言葉

Photo by tdlucas5000

ギリアの花言葉は「気まぐれな恋」「ここに来て」です。「気まぐれな恋」の花言葉は、枝分かれしているギリアの細い茎や葉が、風に吹かれてゆらゆら揺れることから付けられました。

Photo by tdlucas5000

「ここに来て」の花言葉は、花色に関係しています。ギリアの花色は品種によって多少違いはありますが、青紫系です。青紫のカラーイメージは「真実の追求」「探求」といった意味合いがあります。そのため、真実を求めるために「ここに来て」が結び付けられたといわれています。

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ギリアの育て方

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