山菜ウドの採り方
山菜ウドは、旬のシーズンになると店頭に並ぶので簡単に手に入れられます。購入するのもよいですが、採取に挑戦してみませんか。山の中で体を動かすとストレス発散にもつながります。けがや事故が起きないように注意点をチェックして、山菜ウドの採取を楽しみましょう。
採取の注意点
山菜ウドの採取は、山に入る必要があります。その山の所有者が誰なのか、そもそも野草を採ってもよい山なのかを確認しておきましょう。国が管理している山なら特別な許可を取る必要はありませんが、入山規制をしている場合があります。個人が所有している山なら、持ち主と顔見知りになっておくと安心です。
服装や持ち物
登山をするときは、長そでと長ズボンで山に入るようにしましょう。これは、山の天気が変わりやすいことに加え、万が一のけがを防ぐためです。水や飴など最低限の食料や、ばんそうこうを持って行くとよいでしょう。手ぶらで山に入ってはいけません。
ボタ爺
半そでとサンダルで山登りをしている人もいるようだけど、言語道断だね。万が一、遭難したときに命の危険にさらされてしまうよ。
野生動物との遭遇
山登りをしていると、野生動物と遭遇する場合があります。山の中では危険といわれるクマやイノシシと遭遇することも珍しくありません。用心して山菜取りを楽しみましょう。撃退用のグッズを携帯しておくのがおすすめです。
採り方①山菜ウドは斜面に生えている
山菜ウドは、山の中でも斜面に生えていることが多いです。山の地面は湿っていて滑ることもあり、うっかりするとけがをしてしまいます。足元には気をつけて採取しましょう。滑りにくい靴を履いていくのがおすすめです。山菜ウドは、平らな場所にも生えている場合があるので、無理をせず採取を楽しんでください。
ボタニ子
川など水の近くの斜面に多く生えているといわれているよ。斜面に挑戦する場合は、滑ってけがをしないように気をつけてね。
取り方②根を残して採取する
山菜ウドは、根を残すように採取しましょう。根ごと採取してしまうと、山菜ウドが生えてこなくなるためです。軽く土を掘り、山菜ウドの白い部分が見えてきたら刃物で切り取ってください。山菜ウドは、毎年同じものを採取し続けていると茎が細くなります。上等なものを楽しみたい場合は、採取する場所を変えるのがポイントです。
ボタニ子
自然を守るためにも、細いと感じたらその年は採取を見送るのも大切だね。
葉は新しいものを採取する
旬を過ぎた山菜ウドは、茎が固くなり食べられません。しかし、葉は天ぷらとして楽しめます。葉を採取する場合は、やわらかくて新しい葉を摘み取るようにしましょう。
山菜ウドの保存方法
山菜ウドの採取は、自然を守るためにも食べきれる分だけ持ち帰るのがおすすめです。それでも、食べきれない場合やすぐに調理しない場合は、湿らせた新聞にくるんで涼しい場所で保存してください。山菜ウドは時間がたつとあくが強くなり、苦みも増します。2~3日中に食べ切るのがよいでしょう。
冷凍保存できる
山菜ウドは冷蔵庫にいれると色が変わり、味が落ちます。山菜ウドを長く保存したい場合は、冷凍保存がよいでしょう。下ゆでしてあくを抜き、しっかり水気を切ってから保存袋に入れて冷凍庫に入れてください。
まとめ
山菜ウドは、独特な味わいが苦手という人もいるでしょうが、シャキシャキの食感が楽しい山菜です。登山や運動を楽しむ延長に、山菜採りに挑戦してみるのもよいですね。野生動物との遭遇やけがに気をつけて、山菜採りを楽しんでみてください。
出展:写真AC