アマランサスとキヌアの違い
キヌアは、水を含みやすく腹持ちがよいため、主食に向いてる点がアマランサスとの違いです。キヌアは、アマランサスと同じ南米原産の擬似穀類で、見た目もあまり違いがありません。キヌアのほうがアマランサスより一回り大きい粒をしています。タンパク質やビタミンなど豊富な栄養成分を含んでおり、ダイエットや便秘解消に効果があります。
ボタニ子
どちらも同じ薄い黄色の粒で、プチプチ、モチモチした食感をしています。
アマランサスの食べ方
アマランサスは、種皮が柔らかいため精白の必要がなく、全粒で食べられます。生のまま食べると消化に悪いです。必ず加熱してから食べましょう。1mm程度の細かい粒のため、下茹でしたあとは網目の細かいザルにあげ湯を切ります。ご飯を炊くときに大さじ1程度加えると気軽に食べられます。しっかり茹でてからサラダや和え物のトッピングするのもおすすめです。
食べ方①雑穀ご飯
雑穀ご飯は、白米に混ぜて炊くだけの簡単な食べ方です。アマランサスのほか黒豆や麦、ヒエやアワ、キヌアなどを一緒に食べられます。豊富な栄養成分を一度に多く摂れるため、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。白米よりも噛み応えがあるため満腹感が得られ、ダイエットにもつながります。食感を楽しみながら顎(あご)の力を養える点もおすすめです。
ボタニ子
雑穀米は、黒米、黒豆、キヌア、ゴマ、アワ、アマランサスなど数種類の穀物がブレンドされた市販ものが便利です。
材料(3合分)
雑穀米:50g
押し麦:50g
白米:3合分
水:160cc
作り方
- ボウルに雑穀米と押し麦、水を入れて1時間ふやかす
- 白米を洗って炊飯器に水3合分と入れる
- ふやかした雑穀米と押し麦を混ぜる
- 白米と一緒に炊く
- 炊き上がったら10分ほど蒸らす
- 白米、雑穀米、押し麦を混ぜてできあがり
食べ方②たらこ風和風スパゲッティ
アマランサスの食感は、たらこのようにプチプチしています。この食感を活かしてスパゲッティにしてみましょう。アマランサスを火が通るまで茹でてから味つけするのがポイントです。洋風、和風どちらの味付けもおいしく食べられます。
材料(2人分)
アマランサス:100cc
シメジなど好みのキノコ:1パックほど
シソ:少量
塩・しょう油:適量
ゴマ油:適量
パスタ:200g
きざみのり:少量
作り方
- アマランサスを網目の細かいザルでよく洗う
- アマランサスを沸騰した湯で約8分茹でる
- キノコを食べやすい大きさにほぐす
- パスタを茹でる
- フライパンにゴマ油を熱し、アマランサスとキノコを炒める
- 塩としょう油で味つけをする
- 茹でたパスタと茹で汁を大さじ1~2加えて和える
- 器に盛り、上にシソときざみのりを散らして、できあがり
食べ方③クッキー
アマランサス入りのクッキーは、糖質制限をしている方や乳幼児におすすめです。糖質を抑えながら健康的におやつを取り入れられます。アマランサスを大量に入れると苦味が強くなります。50g程度の抑えめに混ぜましょう。小麦粉を米粉に代用したり、ココアパウダーを混ぜたりするなど好みの味を楽しんで作れます。
材料(4人分)
小麦粉:100g
バター:50g
砂糖:30g
アマランサス:30~50g
作り方
- バターを常温に戻す
- アマランサスを網目の細かいザルで洗う
- 沸騰した湯で約10分茹で、湯をきる
- ボウルにバターを入れて柔らかくなるまで混ぜる
- 柔らかくなったバターに砂糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜる
- 茹でたアマランサスと小麦粉を加えて、さっくりと混ぜる
- 生地を平らにまとめてラップに包み、冷蔵庫で約30分休ませる
- オーブンを170℃に温めておく
- 冷蔵庫から生地を取り出し、型を抜く
- 170℃のオーブンで20分焼く
- 焼き上がったら冷まして、できあがり
魅力的なアマランサスを活用しよう
アマランサスは、タンパク質など栄養が豊富なこと、小粒で食べやすいことが魅力です。ご飯に混ぜて炊いたり、サラダのトッピングにしたりするなど、さまざまな食べ方に活用できます。ダイエット効果や血圧の上昇を抑える効果が期待でき、健康的な生活を送る手助けをしてくれるでしょう。
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キヌアは直径約2mm、アマランサスは直径約1mm、キヌアのほうが少し大きい粒です。