「テデトール」その意味とは？雑草・害虫を手で取るときに使えるグッズも紹介

テデトールとは、言葉のとおり「手で取る」という意味で、害虫や雑草を手で取る作業のことをいいます。テデトールは園芸サイトや園芸番組などでよくみられる表現で、除草剤や害虫駆除の話題の際によく出てくる言葉です。

テデトールの由来は、実際の商品で販売されている液体肥料の「メネデール」の語呂のよさを活用し、さまざまなだじゃれの園芸用語が生まれたうちの一つといわれています。テデトール以外ではガムテープデトールやトーチャンヨーブ、ミズニステールなどがあり、いずれも園芸サイトなどで親しまれている用語です。

実際に手で取る作業を指すテデトールを活用する場面は、やはり草の除草や害虫の防除などです。農薬を使えば短時間で体に負担もなく作業が終了しますが、植物にも影響がでる可能性があります。植物を傷つけず農薬も使わないテデトールは、植物を保護するために最適な方法です。

農薬を使わず害虫を防除でき、植えてある植物や作物を傷めずに除草できるテデトールはとても便利です。しかし、テデトールは手で害虫をつかんだり雑草をつかみ取るためいくつか注意しなければならないことがあります。

植物や作物につく害虫のなかで、素手で触れると有毒な種類も多くいます。テデトールはさっと害虫を取り除けて便利な方法ですが、うっかり有害な害虫に触れてしまうと皮膚の炎症を起すなどの原因になり危険です。

チャドクガは植物に住む雑食性の害虫で、幼虫の頃から成虫になるまで毒を持ち続けている虫です。デトールで作業をしていてもしも触れてしまうと、痛がゆくちくちくとしたかゆみが続きます。

有害物質をもっているアオバアリガタハネカクシは、体液に毒があります。そのため体液が皮膚につくと炎症をおこし、やけどのような痛みが伴うため手についたらこすらずに洗いましょう。雑食性の害虫で畑や田んぼに生息しています。

マダニは草むらや茂みに生息している雑食性の害虫です。マダニは感染症を媒介するため、噛まれると神経症状、出血症状などを起こす可能性があります。そのため、かまれないようにビニール手袋などで予防しましょう。

屋外で作業するテデトールは、植物にやさしく害虫も防除できるよい方法ですが、いざ始めると夢中になり時間を忘れて作業する場合もあります。水分補給を忘れず、休憩も適度にとりましょう。特に暑い夏は熱中症や日射病などの危険も高まるため、意識して水分補給をするようにしてください。

人体に有害な影響を及ぼす可能性がある虫が多くいる畑や庭で作業する場合、服装や道具などを整えれば予防ができて安心です。手はゴム手袋や軍手、ビニール手袋などで保護をし、害虫防除用の割り箸やピンセットなどの道具を用意しましょう。草むしり用の道具も用意しておけばさらに安心です。

雑草をテデトールするときに、道具なしではかなり大変です。完全に雑草を除草する場合、根が地面に残っているとすぐに生えてきてしまうため、深く生えていても抜いてしまわなければなりません。便利アイテムを参考に、自宅の雑草を完全に駆除しましょう。