12月12日の誕生花!特徴や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

12月12日の誕生花!特徴や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

12月12日の誕生花は「ムラサキハナナ」です。複数存在する花名、花言葉といった特徴や、育て方について学んでいきましょう。そのほかの誕生花や誕生石、この日に生まれた有名人など、12月12日にゆかりのあるものもあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.12月12日の誕生花は?
  2. 2.ムラサキハナナの特徴2選
  3. 3.ムラサキハナナの育て方
  4. 4.12月12日の誕生花(ムラサキハナナ以外)
  5. 5.12月12日にゆかりのあるもの
  6. 6.ムラサキハナナで真心を伝えよう

12月12日の誕生花は?

12月12日の誕生花は「ムラサキハナナ」

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

素朴な美しさが魅力のムラサキハナナが、12月12日(12/12)の誕生花です。原産地は中国で、ヨーロッパ南部に帰化しているほか、日本にも江戸時代に輸入されたものが野生化しています。とても丈夫な性質で、3月~5月の開花期は、路上で群生している姿が日本各地で見られるでしょう。若菜は食用にもなり、種子から油を採取することも可能です。

名前 ムラサキハナナ(紫花菜)
別名 オオアラセイトウ、シキンソウなど
園芸分類・形態 草花・一年草、二年草
原産地 中国
開花の時期 4月~5月
花の色 紫色
暑さ / 寒さ 強い / 強い
特徴 初心者でも育てやすい、食用になる

ムラサキハナナの特徴2選

特徴①たくさんの花名を持つ

Photo by ai3310X

ムラサキハナナは非常に多くの別名を持つ花です。菜の花に似た紫色の花を咲かせることからムラサキハナナ(紫花菜)と呼ばれるほか、中国の軍師・諸葛孔明(しょかつこうめい)が食料として用いたという理由で「ショカツサイ(諸葛菜)」ともいわれます。そのほかムラサキハナナの別名は、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)、シキンソウ(紫金草)、ピースフラワー(Peace flower:平和の花)などがあります。

特徴②知的で優しい花言葉

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ムラサキハナナの花言葉は、「知恵の泉」「聡明」「癒し」「変わらぬ愛」です。知性や優しさを感じさせる、ポジティブなフレーズが多い印象ですね。別名の由来ともなっている「諸葛孔明によって広められた」というエピソードから、高い能力をイメージさせる花言葉がつけられました。恋人へのギフトに限らず、先輩や友人、家族など、さまざまな人に贈りたくなる素敵な花ですね。
 

ムラサキハナナの育て方

Photo by houroumono

ムラサキハナナは暑さ・寒さの両方にとても強い丈夫な性質を持ち、初心者ガーデナーでも扱いやすい花といえます。花壇やプランターいっぱいに群生する姿は、野趣に富みとても魅力的ですよ。一度根付けば翌年からはこぼれ種でどんどん増えるので手間が掛かりません。年を追うごとにボリュームを増していく様子は、観察しがいがあるでしょう。栽培環境や水やりなど、くわしいポイントについて解説します。

育て方①栽培環境

Photo by houroumono

ムラサキハナナは日光を好みます。多少の日陰でも問題なく育ちますが、しっかりと日に当てたほうが花付きがよくなります。水はけや風通しのよさも、開花を促進する重要なポイントですよ。耐寒性が高いので、冬場も屋外で管理が可能です。むしろ冬の寒さを経験してからでないと、開花が始まらないこともあります。土質に関しては、それほど神経質になる必要はありません。

育て方②水やり・肥料

出典:写真AC

庭植えのムラサキハナナは、ほとんど水やりが不要です。自然に降る雨に任せ、極端に乾燥したときだけ水を与えれば十分でしょう。鉢植えは表土が乾いたら、その都度たっぷり水やりをします。ムラサキハナナは痩せた土地でも育つ丈夫な花なので、肥料は庭植え・鉢植えいずれの場合もほとんど必要ありません。肥料分が多すぎるとかえって花付きが悪くなるため、量には注意が必要です。

育て方③植え付け・植え替え

出典:写真AC

植え付けは9月~11月が適期です。庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで、水はけのいい環境に整えましょう。市販されている草花用培養土を使うのも便利です。ムラサキハナナは一年草・二年草として扱うため、基本的には植え替えは行いません。植え替えをしなければならないときは、根を傷つけないように慎重に掘り上げてくださいね。植え替え後はきちんと根付くよう、たっぷり水やりをすることがポイントです。

12月12日の誕生花(ムラサキハナナ以外)

Photo byRitaE

12月12日には、ムラサキハナナ以外にも複数の誕生花があります。ここではその中から、万葉集のころから人々に親しまれていた庭木「ニワトコ」と、ユニークな花姿とカラーバリエーションが華やかな「ハナキリン」の2種類を見ていきましょう。そのほか、コットンやハルジオン、ヒヤシンスなども、12月12日の誕生花です。ギフトとして贈るときには、相手の好きな花を選ぶといいでしょう。

12月12日の誕生花①ニワトコ

Photo byCapri23auto

ニワトコはスイカズラ科の落葉低木です。常に庭に植えられているため「庭常」という名前がついたといわれています。白い小花が可憐でかわいらしく、シンボルツリーとして人気の高い樹木ですよ。古くは花汁や茎、葉などを、薬として用いていました。葉や花は現在でもハーブティーに、赤い果実は果実酒にも加工されますよ。花言葉は「熱狂」「熱心」「哀れみ」です。

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常に庭にあるという意味をもつニワトコの木は、花も実も樹皮も根も、健康維持にうれしい効能が期待できるといわれます。一家の保健医のような存在で、古くから人気の庭木です。そんなニワトコの育て方、おいしい食べ方、薬としての効能や使い方、花言葉などを詳しく解説します。

12月12日の誕生花②ハナキリン

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ハナキリンはマダガスカル原産の多肉植物です。花茎の先に1.5cmほどの小さな花をまとまって咲かせます。この花姿が唇のように見えることから、「キスミークイック(早くキスして)」という名前でも親しまれていますよ。花言葉は「純愛」「独立」「逆境に耐える」「冷たくしないで」です。ギフトにもぴったりのかわいらしい花ですが、茎にするどいトゲがあるので、扱いには注意が必要です。

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12月12日にゆかりのあるもの

フリー写真素材ぱくたそ

最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、12月12日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日のエドヴァルド・ムンクは、ノルウェー出身の画家です。独特のタッチで描かれた「叫び」が、彼の代名詞的作品ですね。このほかにもムンクの作品は不安や葛藤を題材としたものが多く、キャンバスに滲む物寂しい雰囲気が、今なお人々の心を強く掴んでいます。

12月12日の誕生石

出典:写真AC

12月12日の誕生石は「カーネリアン」。カルセドニーの変種で、さくらんぼの果実(kernel)に色が似ていることが名前の由来です。古代エジプトで「幸運を呼ぶ石」と信じられていたのをはじめ、世界各地で装飾品や印鑑として用いられてきました。フランス皇帝ナポレオンも、カーネリアンでつくられた印章を持ち歩いていたそうですよ。やわらかな赤色は肌馴染みがよく、アクセサリーギフトとしても人気があります。

12月12日生まれの有名人

Photo byStockSnap

12月12日生まれ(星座はいて座)の有名人は、以下のような人々がいます。福沢諭吉は明治時代の教育家です。慶応義塾大学の創設者、また「学問のすゝめ」著者としても有名ですね。昭和59年からは、一万円札の肖像にも採用されています。

  • 福澤諭吉(教育家、啓蒙思想家)
  • エドヴァルド・ムンク(ノルウェーの画家)
  • 貫地谷しほりさん(女優)

12月12日の出来事・記念日

Photo bycongerdesign

ダズンローズデー

12月12日は「ダズンローズデー(Dozen Rose Day)」です。12本(1ダース)のバラを恋人に贈る日として、ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんと、内田和子さんによって提唱されました。12本のバラはそれぞれ、「感謝」「幸福」「誠実」「希望」「信頼」「情熱」「愛情」「真実」「尊敬」「努力」「栄光」「永遠」を意味していますよ。

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ムラサキハナナで真心を伝えよう

出典:写真AC

やわらかな紫色の花を風に揺らすムラサキハナナは、日本各地で自生する姿が見られます。群生する様子は可憐でありながら野生のたくましさもあわせ持ち、とても風情がありますよ。花壇やプランターでのガーデニングはもちろん、切り花やアレンジメントなど、ギフトシーンでのニーズも高い花です。「聡明」「変わらぬ愛」といった花言葉が、真心を伝える手助けをしてくれますね。
 

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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