ワックスフラワーとは?どんな花?どんな香り?特徴や育て方を紹介!

ワックスフラワーとは?どんな花?どんな香り?特徴や育て方を紹介!

ワックスフラワーを知っていますか?オーストラリアの砂漠に自生する、ワイルドフラワーに分類される植物で、光沢のある花びらが特徴です。また、香りも楽しめる花としても人気があります。そんなワックスフラワーの特徴や育て方、どんな香りがするのかなどをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ワックスフラワーとは
  2. 2.ワックスフラワーの特徴
  3. 3.ワックスフラワーの育て方
  4. 4.ワックスフラワーの種類
  5. 5.ワックスフラワーのアレンジ方法
  6. 6.まとめ

ワックスフラワーとは

出典:写真AC

ワックスフラワーは名前の通り、ワックスがかかったように、つやつやとした輝きをもつ花びらが特徴的な植物です。原産地がオーストラリアの砂漠地帯のため、乾燥にとても強い性質をもっています。そんなワックスフラワーの種類や特徴、育て方や花言葉などをご紹介します。

ワックスフラワーの基本情報

科名 フトモモ科
属名 カメラシウム属
別名 カメラウキウム、ウンキナツム
ジェラルトンワックスフラワー
原産地 オーストラリア
開花時期 4月〜6月
形態 低木

ワックスフラワーの名前の由来

フリー写真素材ぱくたそ

ワックスフラワーは名前の通り「ワックス(ロウ)」がついているような「フラワー(花)」という意味が、そのまま名前の由来になっています。花びらに光沢があり、つやつやしている様子から付けられた花の名前です。

ジェラルトンワックスフラワーは土地の名前が由来

Photo byMartinStr

別名「ジェラルトンワックスフラワー」とも呼ばれていますが、このジェラルトンとはオーストラリアの都市の名前です。ジェラルトン地方にたくさんワックスフラワーが咲いていたので、地方の名前がワックスフラワーの頭に付き、別名として呼ばれるようになりました。

ワックスフラワーの花言葉

出典:写真AC

ワックスフラワーには「繊細」「まだ気付かれない長所」「気まぐれ」「かわいらしさ」という花言葉がついています。砂漠の中で、ポツリと美しい花を咲かせているかわいらしさや、他の花が咲いていないところに咲く、気まぐれなワックスフラワーの咲き姿にぴったりの花言葉ですね。

ワックスフラワーの特徴

出典:写真AC

ワックスフラワーの1番の特徴は、花に光沢があるところです。ロウがかかっているような不思議な見た目なので、色合いも味わい深いものが多く、国内でも栽培されています。また、ワックスフラワーは香りを楽しめる植物としても人気があります。そんなワックスフラワーの特徴は以下のとおりです。

どんな花?

ワックスフラワーは、砂漠で咲いていることもある花なので、乾燥にとても強いのが特徴です。また、ワックスをかけたように花の表面に光沢があります。花の色は、赤や白、ピンクや薄紫色などの春らしい色が多く、開花時期も4月〜6月なので春にぴったりの花です。

ワイルドフラワーに分類される

Photo by faungg's photos

ワックスフラワーは「ワイルドフラワー」という種類に分類されています。ワイルドフラワーとは、アフリカやオーストラリアの自然の中で自生している、手の加えられていない植物のことです。花の色や形が個性的なものが多く、日本では珍しい植物です。

どんな香り?

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ワックスフラワーは、葉をちぎったり、茎の部分を折ったりすると、柑橘系の爽やかな香りがします。レモンのように甘酸っぱい香りが広がるので、香りを楽しむこともできる植物です。また、蕾の部分を手で優しく潰しても、同じような柑橘系の香りがします。

ワックスフラワーの育て方

出典:写真AC

ワックスフラワーは砂漠に自生している植物なので、耐暑性が強く、乾燥を好む植物です。反対に耐寒性は弱いので、冬は気温が5℃以下になってしまわないように管理が必要です。また、咲き終わったら花がらをこまめに摘み取ると、新しい芽が次々と生えてくるので、早めに花がらを摘み取るのもポイントです。そんなワックスフラワーの育て方をご紹介します。

置き場所

ワックスフラワーは日当たりや水はけのよい場所が適しています。また、風通しのよい場所で育てると、病気や害虫被害を受けにくくなるのでおすすめです。太陽の光をたっぷりとあてて育てると、枝も太く丈夫なワックスフラワーになります。地植えではなく植木鉢で育てると、温度管理をしやすくなるので初心者にもおすすめです。

夏場の直射日光には注意が必要

夏場に直射日光が強く当たる場所に置いておくと、ワックスフラワーの葉が葉焼けしてしまう恐れがあります。葉焼けしてしまうと、その部分はきれいな緑色には戻らないので注意が必要です。そのため夏場は、太陽の光が緩やかに当たる場所や、半日陰で育てるのがおすすめです。もし、葉焼けしてしまった場合は、手でちぎり切除してください。

用土

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ワックスフラワーの用土は、水はけのよさも大切ですが、水持ちのよさも重要です。そのため、赤玉土にピートモスを少量加えた土が適しています。また、ワックスフラワーは酸性の土を嫌うので、手入れのされていない地面の土に、そのまま地植えして育てることはできないので注意が必要です。

水やり

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ワックスフラワーは乾燥に強い植物ですが、4月〜9月にかけての育成期はたくさんの水を与えるのがポイントです。水が少ないと、水分の蒸発を防ぐために、花や葉を落として身を守ろうとする性質があるため、見た目が悪くなり、最悪の場合は枯れてしまう恐れがあります。そのため、育成期にはたっぷりと水やりをしてください。

冬場は霧吹きで手入れするのがおすすめ

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ワックスフラワーを多湿で育てることは禁物です。砂漠地帯の植物のため、多湿で育てると枯れてしまう恐れがあります。そのため、土の水分が蒸発しにくい冬場は、霧吹きなどで少量ずつ水を与えるのがおすすめです。葉に直接水をかけて、葉を湿らず程度の水で構いません。

肥料

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ワックスフラワーは肥料をたくさん与えてしまうと、根腐れを起こして枯れてしまう恐れがあるので、あまり肥料を与える必要はありません。しかし、大きく育てたい場合や、少し元気がないと感じたときには、春と秋に1ヵ月に1度の割合で、緩効性の固形肥料を株元に少量与えてください。

ワックスフラワーの種類

出典:写真AC

ワックスフラワーにはたくさんの種類があります。色の数は少ないですが、どの品種もワックスがかかったような、つやつやとした花びらが魅力的なものばかりです。色別にワックスフラワー種類をご紹介しますので、庭のイメージに合う品種を探す参考にしてみてください。

ホワイト系の品種

ワックスフラワーのホワイト系の品種は以下のとおりです。

  • アルバ
  • デンマークパール
  • マリンブルック
  • オフィア
  • アイスベルグホワイト

ピンク系の品種

ワックスフラワーのピンク系の品種は以下のとおりです。

  • ダンシングクイーン
  • ジュリアンブルック
  • ジャッキースー
  • ロイヤルピンク
  • マイスウィートシックスティーン

パープル系の品種

ワックスフラワーのパープル系の品種は以下のとおりです。

  • バイオレット
  • マジェンダパープル
  • エクリプスパープル
  • パープルプライド

ワックスフラワーのアレンジ方法

出典:写真AC

ワックスフラワーは花びらのつやが美しく、さまざまなアレンジに利用されています。色や大きさも主張しすぎない花なので、どんなアレンジにもよく合うところが人気です。そんなワックスフラワーの活用方法をいくつかご紹介します。

リース

出典:写真AC

ワックスフラワーの花の色は赤やピンク、白など明るい色が多く、リースの飾り付けに使用してもよく合います。つるつるとした花の見た目は、木の実や、他の葉とも相性がよく、個性的なリースを作りたい人にはぴったりですね。

レジンアクセサリー

ワックスフラワーの個性的な花を楽しむには、アクセサリーもおすすめです。ワックスフラワーの花に直接レジンを付けて硬化させたり、好きな型にレジンを垂らし、そこにワックスフラワーの花を閉じ込めたりと、さまざまなアレンジ方法があります。

ブーケ

出典:写真AC

ワックスフラワーは、他の花の邪魔をしない控え目な花なので、ブーケでいろいろな花と一緒にアレンジしてもよく合います。「かわいらしさ」「繊細」という素敵な花言葉もついているので、結婚式のブーケとしてもおすすめです。

まとめ

出典:写真AC

ワックスフラワーの特徴や育て方、アレンジ方法などについてご紹介しました。ワックスフラワーはワイルドフラワーに分類される珍しい植物なので、他の植物と比べて値段は少し高いですが、その分とても個性的で魅力のある植物です。そんなワックスフラワーをぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

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