10月7日の誕生花とは?特徴や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

10月7日の誕生花とは?特徴や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

10月7日の誕生花は「ハギ」。赤紫色の花が可憐な、秋を代表する花のひとつです。名前の由来や花言葉といった特徴や、育て方について学んでいきましょう。ハギ以外の誕生花や誕生石、記念日など、10月7日にゆかりのあるものもあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.10月7日の誕生花は?
  2. 2.ハギの特徴3選
  3. 3.ハギの育て方
  4. 4.10月7日の誕生花(ハギ以外)
  5. 5.10月7日にゆかりのあるもの
  6. 6.まとめ

10月7日の誕生花は?

10月7日の誕生花は「ハギ」

秋の七草のひとつ、ハギが10月7日(10/7)の誕生花です。日本最古の歌集「万葉集」にもその名前が多く登場することから、古くより日本人に愛されてきた花であることがわかります。初心者でも簡単に栽培でき、秋のしんみりとした風情を楽しめる人気の植物ですよ。自生していないため人為的につくられたと考えられていますが、起源については定かではありません。

名前 ハギ(萩)
園芸分類・形態 庭木、花木・低木
原産地 日本 ※諸説あり
開花の時期 7月~9月
花の色 赤紫色
暑さ / 寒さ 強い / 強い
特徴 開花期が長い

ハギの特徴3選

出典:写真AC

まずはハギがどんな植物なのか、3つの特徴から解説していきましょう。「秋の七草」のひとつとして古くから愛されている花ですが、歴史が長いゆえに花名の由来には不明確な部分もあります。風情のある咲きぶりにぴったりの花言葉はややさみしい印象を与えるので、ギフトの際はポジティブな花言葉を持つ花と組み合わせるのがおすすめですよ。

特徴①名前の由来は人名

ハギ属は学名を「レスペデーザ(Lespedeza)」といいます。18世紀後半、東フロリダ州で知事をしていたセスペデスという人物にちなんだ名前です。「セス」ペデスなのに「レス」ペデーザという学名になったのは、名前の誤植によるものといわれていますよ。一般名のハギについては諸説ありますが、古い株から芽を出す「ハエキ(生芽)」が転訛(てんか)したという説が有力です。

特徴②奥ゆかしい印象の花言葉

ハギの花言葉は「内気」「思案」そして「柔軟な精神」です。控えめでどこかもの悲しい花姿からイメージした、奥ゆかしい雰囲気のフレーズが並びました。秋風に吹かれて花茎を揺らすハギにぴったりの花言葉ですね。ただし受け取り方によっては、ネガティブな意味に取られてしまう可能性があります。ギフトとして贈る場合には、メッセージカードや口頭でフォローすると安心ですよ。

特徴③秋の七草としても有名

ハギの花の歴史は古く、奈良時代にはすでに人々に親しまれていました。品のある咲きぶりが人気で、「秋の七草」のひとつとしても知られていますね。食用にもなる春の七草とは異なり、秋の七草は観賞が目的です。ハギ以外の6つはオミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズで、いずれも秋を代表する草花ですよ。奈良時代の歌人・山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集に詠んだ歌が由来とされています。

ハギの育て方

出典:写真AC

ハギは暑さにも寒さにも強く、痩せた土地でも育つ丈夫な花です。初心者ガーデナーでもポイントをおさえれば、簡単に花を咲かせられますよ。水やりや肥料、植え付けなどくわしい手順を見ていきましょう。「秋の七草」が庭先にあると、風流な気持ちになれそうですね。

育て方①栽培環境

ハギは根粒菌(こんりゅうきん)というバクテリアの一種と共生しています。そのため痩せた土地でもすくすくと育つのが特徴です。水はけと日当たりのいい環境であれば、土質を選ばず開花しますよ。庭植え、鉢植えどちらでも栽培が可能です。

育て方②水やり・肥料

ハギを庭植えで育てる場合、水やりはほとんど必要ありません。基本的には自然に降る雨にまかせ、真夏に極端に乾燥したときだけ水を与えれば十分でしょう。鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと与えます。特に夏場、水切れを起こさないように注意してくださいね。肥料は特に必要ありませんが、1月~3月に緩効性化成肥料や固形油かすを施すと、株が大きくなりますよ。

育て方③植え付け・植え替え

ハギの栽培には夏場に乾燥しすぎない、水はけのいい土壌が適しています。赤玉土と鹿沼土、腐葉土などを配合して使いましょう。市販されている草花用の培養土でも問題なく育ちますよ。植え付け・植え替えのいずれも、11月~12月と2月下旬~3月中旬が適期です。事前に腐葉土や堆肥などを混ぜ込むといいでしょう。植え付け後は十分に水を与えて、根株を土としっかり密着させます。

10月7日の誕生花(ハギ以外)

Photo by zunsanzunsan

10月7日の誕生花はハギ以外にも複数あって、キウイやキンモクセイ、モミ、シオンなどがその代表です。ここではそのうち、三大香木と呼ばれるほど甘い香りが印象的な「キンモクセイ」と、その花色が色の名前にもなっている「シオン」を解説します。どちらも秋らしい色合いが魅力の、とても素敵な花ですよ。

10月7日の誕生花①キンモクセイ

キンモクセイ(金木犀)は中国を原産とする常緑樹です。開花期である9月~10月には、どこからともなくキンモクセイの甘い香りが漂ってきますね。花言葉の「謙虚」は、控えめな小花の印象からつけられたものです。また、雨が降ると潔く花を散らしてしまうことにちなんで、「気高い人」という花言葉も持っていますよ。ギフトは生花のほかサシェやルームフレグランスなど、香りのよさをいかした雑貨も人気です。

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10月7日の誕生花②シオン

10月7日の誕生花シオン(紫苑)は、日本や朝鮮半島・中国を原産とするキク科の花です。属名のアスター(Aster)はギリシャ語の「星」を語源としていて、放射状に伸びる花びらの形にちなんでいます。花言葉は「追憶」「君を忘れない」。引越しや転勤で離ればなれになる友人や同僚へのギフトにぴったりの、別れを惜しむメッセージですね。

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10月7日にゆかりのあるもの

Photo bypompi

誕生石や記念日など、日付けごとに設定されているものは誕生花以外にもあります。最後に、それら10月7日にゆかりのあるものをご紹介しましょう。今日が誕生日の桐野夏生さんは、金沢市出身の小説家です。女性ハードボイルドの先駆者として知られていますが、別名義でロマンス小説やジュニア小説を執筆していたこともありますよ。

10月7日の誕生石

10月7日の誕生石は「ロードナイト」です。日本では「薔薇輝石(バラキセキ)」というロマンティックな名前でも知られていますよ。その名のとおりバラのように淡いピンク色や深紅色が美しい宝石で、ガラスのようにキラキラと輝きます。アクセサリーギフトとしても高い人気を誇りますが、非常にやわらかいことが特徴なので、衝撃には注意が必要です。

10月7日生まれの有名人

10月7日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はてんびん座です。実業家の西川俊男氏は、「西川屋」の創業者である西川長十氏の長男として知られています。「西川屋」は「ユニー」「アピタ」などの総合スーパーの前身となった店ですよ。

  • 西川俊男氏(実業家)
  • 桐野夏生さん(小説家)
  • 生田斗真さん(タレント)

10月7日の出来事・記念日

ミステリー記念日

10月7日は「ミステリー記念日」です。1849年のこの日、ミステリーの先駆者であるエドガー・アラン・ポーが亡くなったことにちなんで制定されました。1845年に発表されたポーの小説「モルグ街の殺人」が、世界で初めてのミステリー小説といわれていますよ。

まとめ

出典:写真AC

しなやかな枝を伸ばし先端にあざやかな赤紫色の花を咲かせるハギは、古くから日本人に愛されてきた花のひとつです。素朴で田舎らしい味わいがありながら品のよさも感じさせるハギは、物寂しい秋空によく映えますね。ちなみにハギの花の終わりは「花がこぼれる」と表現されます。「散る」とも「落ちる」とも違う、風情のある素敵ないい回しですね。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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