3月5日の誕生花は?
3月5日の誕生花は「リナリア」
パステルカラーの花色とすらりとした花姿が魅力のリナリアが、3月5日(3/5)の誕生花です。丈夫で育てやすいためガーデニングの強い味方で、ほかの植物との寄せ植えにも適します。茎はやや倒れやすいものの、倒れた茎から脇芽が伸びて、新しい花がどんどん咲きます。数株を群植して、ボリュームを出すのもおすすめですよ。3月~7月と開花期が長く、季節をまたいで花壇を彩ります。
名前 | リナリア |
別名 | ヒメキンギョソウ(姫金魚草) |
園芸分類・形態 | 草花・多年草、一年草 |
原産地 | 北半球の温帯 |
開花の時期 | 3月~7月(一年草)、5月~7月(宿根性) |
花の色 | 赤、白、ピンク、黄色、紫 |
暑さ / 寒さ | 普通 / 普通~強い ※品種による |
特徴 | 開花期が長い |
リナリアの特徴2選
特徴①ギリシャ語が由来の名前
リナリア(Linaria)の語源はギリシャ語の「linon:亜麻」です。これはリナリアの葉の形が、亜麻の葉によく似ていることにちなんでいます。また、キンギョソウという花に似ているため、「ヒメキンギョソウ(姫金魚草)」という別名もあります。「姫」が頭についているのは、キンギョソウよりも花が小さくかわいらしいことが理由です。
特徴②秘めた情熱を感じさせる花言葉
リナリアの花言葉は「この恋に気づいて」と「幻想」です。可憐な花姿によく似合う、いじらしいフレーズがつけられました。群生しているようすからイメージされた「幻想」も、リナリアの美しさをよく表していますね。同時に秘めた情熱を感じさせるメッセージは、大切な人へのギフトにぴったりです。アレンジメントやブーケはすらりとした花茎を生かすようにすると、立体感のあるものになりますよ。
リナリアの育て方
繊細な見た目に反して丈夫な性質のリナリアは、ガーデニング初心者にも扱いやすい花です。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」などの基本的なポイントをおさえれば、美しい花をたくさん咲かせられますよ。切り花や寄せ植え、花壇の背景など、さまざまなシーンで活躍します。
育て方①栽培環境
リナリアは水はけと風通しのよい、よく日の当たる場所で育てます。耐寒性はありますが、品種によってその強さは異なるため、寒冷地では防寒をしておくと安心ですよ。また、リナリアは酸性土壌が苦手です。植え付けの前に苦土石灰を混ぜ込んで、土壌を整えておきましょう。
育て方②水やり・肥料
リナリアを鉢植えで育てる場合、表土が乾いたらその都度たっぷりと水やりをします。多湿は苦手なので、水のやりすぎには注意しましょう。庭植えの場合は、極端に乾燥したとき以外の水やりは不要です。肥料は元肥として緩効性化成肥料を使います。一年草のリナリアであれば追肥は必要ありませんが、宿根性のリナリアであれば春に芽出し肥を施すのがおすすめですよ。
育て方③植え付け・植え替え
リナリアは水はけ・通気性のよい土を好みます。市販されている草花用培養土を使うと便利です。赤玉土と腐葉土、軽石を配合したものでもよく育ちます。秋に一年草タイプのポット苗を入手したら、すぐに植え付けましょう。植え付けが遅くなると寒さで傷むのでスピード感が重要です。宿根性タイプは晩秋の休眠に入るころか、春の生育期前に植え付けます。
3月5日の誕生花(リナリア以外)
3月5日の誕生花は、リナリアひとつだけではありません。ひらひらとした花びらとカラーバリエーションが魅力の「ストック」や、ユニークな花姿で花壇を彩る「キンギョソウ」も、今日の誕生花として設定されていますよ。どちらも春らしい軽やかさを持った、とても素敵な花です。特徴や花言葉について、順番に見ていきましょう。
3月5日の誕生花①ストック
春のギフトの定番であるストックも、3月5日の誕生花のひとつです。パステルカラーの花色と繊細な花びらで人気があります。花言葉は色ごとにつけられていて、「ひそやかな愛(白)」「ふくよかな愛(ピンク)」「おおらかな愛情(紫)」など、明るい雰囲気のフレーズが並びました。ただし「私を信じて(赤)」「さみしい愛(黄色)」などといったネガティブな花言葉も存在するので、ギフトとして贈るときには注意が必要です。
3月5日の誕生花②キンギョソウ
キンギョソウ(金魚草)はその名前のとおり、花姿が金魚の泳ぐ姿に似ている可憐な花です。今日の誕生花であるリナリアとも、よく似た見た目をしていますね。日本では一年草として扱うことがほとんどですが、本来は多年草の植物です。こぼれ種でよく増える、ガーデニングにも人気のある花ですよ。花言葉は「清純な心」というギフト向けのものと、「さわがしい」「おしゃべり」といったややネガティブなものがあります。
3月5日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月5日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日の安藤百福(あんどう ももふく)は、日清食品株式会社の創業者です。インスタントラーメンの「チキンラーメン」や、カップ麺「カップヌードル」の生みの親としても知られます。その開発までの物語は、ドラマや小説でも何度も取り上げられていますね。
3月5日の誕生石
3月5日の誕生石は「ブルー・サファイア」です。サファイアの中でも一般的である、神秘的な青色をしたものを指します。ラテン語の「sapphirus」、ギリシャ語の「sappheiros」が名前の語源で、いずれも「青色」を意味しています。気品を感じさせる深いブルーが美しく、宝石の中でも特に人気の高い石のひとつです。ピアスやネックレスなどのアクセサリーは、女性へのギフトにおすすめです。
3月5日生まれの有名人
3月5日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はうお座、鋭い感性の持ち主で、芸術関係の仕事に向いているといわれます。
- 安藤百福(経営者)
- ピエル・パオロ・パゾリーニ(イタリアの詩人、小説家)
- 松山ケンイチさん(俳優)
3月5日の出来事・記念日
スチュワーデスの日
3月5日は「スチュワーデスの日」です。1931年に東京航空輸送が実施した、日本で初めてのキャビンアテンダント採用試験の結果発表がされたことにちなみます。「エアガール」という呼び名で募集されたこの試験は1ヶ月前の2月5日に行われ、140人の応募がありました。合格者はたった3人、わずか2%という合格率でした。
珊瑚の日
3月5日は「珊瑚の日」でもあります。シンプルに3(さん)5(ご)で「珊瑚」の語呂合わせです。また、3月の月単位の誕生石のひとつが珊瑚であることにもちなんでいます。赤みがかったオレンジ色の珊瑚は、アクセサリーとしても人気がありますね。
春らしい色合いのリナリアを育てよう
丈夫で花色も豊富なリナリアは、生花店で広く流通する春の花です。小さな花をたくさん咲かせるようすはとても可憐で、寄せ植えの脇役としても人気があります。庭植えでも鉢植えでも育てられる点や、こぼれ種でどんどん増えるたくましさも魅力ですよ。すらりと背の高い花は、花壇や玄関先をナチュラルな雰囲気に彩ります。開花期が長く、季節をまたいで花を楽しめるのも嬉しいですね。
出典:写真AC