3月16日の誕生花は?
3月16日の誕生花は「ハッカ」
さわやかな香りが魅力のハッカが、3月16日(3/16)の誕生花です。ペパーミントやスペアミントなどの品種が古くから栽培されています。自然雑種ができやすく、かつては600種ほどに分類されていましたが、現在では40種類程度まで整理されました。品種によって精油成分にも違いがあり、なかでもめずらしいのはチョコレートやグレープフルーツ、バナナなどの香りです。開花期は夏で、白や薄紫色の小さな花をつけます。
名前 | ハッカ(薄荷) |
別名 | ミント、目草、目覚め草 |
園芸分類・形態 | ハーブ・多年草 |
原産地 | 世界各地 |
開花の時期 | 7月~9月 ※品種による |
花の色 | 白、ピンク、薄紫 |
暑さ / 寒さ | 強い~普通 / 強い~やや弱い ※品種による |
特徴 | 香りがある |
ハッカの特徴2選
特徴①ギリシャ神話にちなんだ名前
ハッカの英名「ミント(Mint)」は、ギリシャ神話に登場する妖精・メンテ(Menthe)にちなんでいます。美しさをねたまれ、呪いでミントの姿にされてしまいましたが、誇り高く芳香を放ち続けました。また、ハッカ(薄荷)という名前は、「群がって生える地下茎の草」という意味です。繁殖力旺盛なハッカの特徴を表す、シンプルなネーミングですね。眠気覚ましに使ったことから、「目草」「目覚め草」とも呼ばれます。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
ハッカの花言葉は「美徳」「効能」です。すっきりとさわやかなハッカによく似合う、ポジティブなイメージの花言葉です。恋人や友人、家族など、いろいろなシーンでギフトに贈りたくなりますね。ギフトには、扱いやすい小ぶりの鉢植えがおすすめです。またアロマオイルやハーブティー、ミントフレーバーのお菓子など、加工した商品もバリエーションが豊富ですよ。
ハッカの育て方
育て方①栽培環境
ハッカはやや湿りけのある、肥よくな土壌を好みます。市販されている野菜用培養土や、赤玉土と腐葉土を配合したものを使うとよいでしょう。庭植え・鉢植えのどちらでも栽培が可能です。庭植えの場合、日当たり~日陰まで広く対応します。鉢植えで育てる場合は夏季に日当たりがよすぎると乾燥による水切れを起こしやすいため、半日陰に移動させると安心ですよ。
育て方②水やり・肥料
ハッカは水切れすると下葉が落ちて、葉の収穫量が減ってしまいます。特に夏場は用土の乾燥に注意して、定期的に水を与えましょう。株元に腐葉土でマルチングするのもおすすめです。肥料は庭植え・鉢植えいずれの場合も、元肥として緩効性化成肥料を施します。切り戻しや葉の収穫を行ったあとは、水やりの代わりに薄めた液体肥料を追肥すると生育が促進されますよ。
育て方③植え付け・植え替え
ハッカはランナー(地下茎)を横に伸ばして旺盛に広がります。ほかの植物を圧倒したり、品種名がわからなくなったりしがちなので、区別できるように工夫して植えましょう。また自然交雑を避けるため、ミント類同士は近くに植えないことも大切です。庭植え・鉢植えいずれの場合も、2年に1回は植え替えを行います。同じタイミングで株分けを行うと効率的ですよ。
育て方④収穫
ハッカは適宜葉を摘んで、料理やお菓子作りに利用することが可能です。保存用の収穫は香りがもっとも強くなる開花期の初めがおすすめですよ。地際で切って束にしてから、風通しのよい乾燥した場所で乾かしましょう。コーンフレークのようにカリカリの状態になったら、葉を茎からしごき取り、密封容器の中で保存します。
3月16日の誕生花(ハッカ以外)
3月16日の誕生花は、ハッカ以外にもたくさんあります。ここではその中から、アレンジメントやウェディングの装飾に人気の「ガーベラ」と、あたり一面を黄色く染めるようすが美しい「ナノハナ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも春らしく明るい雰囲気の、素敵な花言葉がついた花ですよ。
3月16日の誕生花①ガーベラ
ポップな見た目と豊富なカラーバリエーションが特徴のガーベラは、アレンジメントやブーケなどのフラワーギフトに人気です。花嫁のブーケやテーブルの装飾など、ウェディングシーンでも活躍しますね。花言葉は花色ごとにつけられていて、「常に前進(赤)」「純粋(白)」「童心にかえる(ピンク)」「究極の愛(黄色)」「冒険心(オレンジ)」などがあります。恋人はもちろん、友人や家族にも贈りたくなるフレーズです。
3月16日の誕生花②ナノハナ
ナノハナはアブラナ科の二年草です。古くから野菜として、また油の原料として栽培されてきました。あたり一面をあざやかな黄色に染めるナノハナ畑は、見ているだけで明るい気持ちになりますね。花言葉は「初々しい」「豊かさ」「小さなしあわせ」「元気いっぱい」など、早春に開花するナノハナらしいフレーズばかりです。ギフトはすらりと長い花茎を活かしたアレンジメントやブーケが人気ですよ。
3月16日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月16日にゆかりのあるものをご紹介しましょう。今日が誕生日の浅利慶太さんは、日本を代表する劇団「劇団四季」の創設者のひとりです。「キャッツ」や「ライオンキング」、「アイーダ」に「ウィキッド」など、多くの人気作を手掛けました。もともとは学生10人ほどで結成した、とても小さな劇団だったそうですよ。
3月16日の誕生石
3月16日の誕生石は「ローズ・クォーツ」です。「紅水晶」という名前でも呼ばれます。透きとおるようなピンク色が魅力の宝石で、特に女性から愛用されています。ピアスやネックレス、指輪などの流通も多く、ギフトとしても入手しやすい宝石ですよ。紫外線に弱いという特徴があるので、日の当たらない場所で保管することが大切です。
3月16日生まれの有名人
3月16日生まれ(星座はうお座)の有名人は、以下のような人々です。岡山県出身の高橋大輔さんは、日本を代表するフィギュアスケート選手です。世界一と称されるステップや高い表現力を活かしたドラマティックなプログラムで、2010年のバンクーバーオリンピックでは銅メダルを獲得しました。
- 浅利慶太さん(演出家、演劇プロデューサー)
- 木村多江さん(女優)
- 高橋大輔さん(フィギュアスケート選手)
3月16日の出来事・記念日
十六団子の日
3月16日は「十六団子の日」です。田の神が山から戻ってくる日だといわれていて、東北地方の各地では16個のだんごを供えて神様を迎える行事が行われます。餅をつく音で、神様に「今日は山と田を行き来する日ですよ」と知らせるそうですよ。ちなみに、神様は10月16日に山へ帰ります。この日も同じように、だんごを供えて神様を送ります。
ハッカは育てておくと便利
食用にもなるハッカは、すっきりとした香りやさわやかな花姿が魅力のハーブです。鉢植えでひとつ育てておくと、とても便利でおすすめですよ。収穫した葉はハーブティーに入れたり、ドライハーブにして料理に使ったりと、いろいろな調理法で楽しめます。自分で育てたハーブだと思うと、味わいも格別ですね。開花後は葉が硬くなってしまうため、花が咲く前に花茎を切るといいでしょう。
出典:写真AC