菜の花とは?
菜の花は、春を代表する花の一つです。特に、セイヨウアブラナの黄色い絨毯が河川敷を埋める様子は、多くの人が菜の花と聞いて真っ先に思い浮かぶ光景ではないでしょうか。また、菜の花の菜の字には「食用」という意味があることからもわかるように、古くから日本人の食卓を彩ってきた花でもあります。
実は菜の花は種類が多い
一口に菜の花と言っても、様々な種類があることをご存知でしょうか?黄色い菜の花一つとっても、セイヨウアブラナやセイヨウカラシナと言った種類があります。また、白や紫など様々な色を持った菜の花も存在します。菜の花というのは、あくまでアブラナ属の花の総称なのです。
菜の花全体の花言葉は「快活」「前向き」など
菜の花全体を表す花言葉は「快活」「前向き」など、明るい意味の言葉が並んでいます。やはり、寒く花の少ない冬を乗り越えて、暖かく彩り豊かな春を喜ぶイメージから来ているのでしょうね。春の訪れのイメージからか「初々しい」というものもあります。また、菜の花は太陽を連想させる花でもあるため、太陽から付けられた「活発」というものもあります。
菜の花の色によって異なる花言葉
菜の花全体を表す花言葉の他にも、色によってそれぞれ違う花言葉が付けられています。古くから人々の身近なところにあった花ですから、その分様々な想いや言葉があてられているのです。では、具体的に見ていきましょう。
黄色い菜の花の花言葉は「競争」「元気いっぱい」
菜の花の中でも代表的なのは、やはり黄色い菜の花でしょう。黄色い菜の花の花言葉は、多くの花が我先にと競い合うように咲くことに由来して、「競争」「元気いっぱい」というもの。ぐんぐんお互い伸び合う黄色い菜の花は、花束にしても映えやすくてとてもきれいですよ。
菜の花の名前によっても細分できる
黄色い菜の花の代表は、丸い葉が太い茎をくるむように生えるセイヨウアブラナと、細い茎から葉がまっすぐ伸びるセイヨウカラシナです。セイヨウアブラナは、小さい花が重なり合って伸び合うことから「快活」という花言葉があります。一方セイヨウカラシナは、セイヨウアブラナに比べて花が小さいことから「小さな恋」という意味が付けられています。
紫色の菜の花の花言葉は「優秀」「知恵の泉」
紫の菜の花は、主にハナダイコンという植物です。諸葛孔明が食料として植えたことに由来して、ショカツナという別名もあります。紫の菜の花の花言葉も諸葛孔明に由来しており、「優秀」「知恵の泉」「聡明」といった言葉が並びます。賢いイメージの言葉が並びますから、こちらも贈り物の花束にむいています。
白い菜の花の花言葉は「潔白」「適応力」
白い菜の花と聞いても、ピンとこない人もいるかもしれませんが、実は私たちの身近にある植物の花です。その正体は、なんと大根。春先の畑では、真っ白の花をつけたかわいらしい菜の花が並んでいますよ。そんな白い菜の花の花言葉は、「潔白」「適応力」。やはり白の清楚なイメージや、大根の食材としての汎用性から付けられているようですね。
まとめ
菜の花の花言葉は、全体的に「快活」「前向き」など、明るい意味の言葉が揃っています。特に、代表的な黄色い菜の花は、どれも積極的で活発な言葉が並んでいます。色によっても様々な意味を持ちますから、菜の花を見かけたら「あの菜の花は、何という名前でどんな花言葉だったかな?」と思いだしてみてください。
出典:写真AC