3月17日の誕生花は?
3月17日の誕生花は「ピンクのアンスリウム」
特徴的な花姿が魅力のアンスリウム(ピンク色)が、3月17日(3/17)の誕生花です。名前の由来はギリシャ語の「anthosaura:花」と「oura:尾」で、突き出た肉穂花序(にくすいかじょ)という部分が尾のように見えることにちなみます。日本では「オオベニウチワ(大紅団扇)」という名前でも知られていますよ。ハワイではバレンタインデーのギフトとしておなじみの花です。
名前 | アンスリウム |
別名 | オオベニウチワ(大紅団扇) |
園芸分類・形態 | 熱帯植物・多年草 |
原産地 | 熱帯アメリカ~西インド |
開花の時期 | 5月~10月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、緑、紫など |
暑さ / 寒さ | 普通 / 弱い |
特徴 | 開花期が長い、日陰でも育つ |
アンスリウムの花言葉3選
アンスリウムは全体に共通する「恋にもだえる心」という花言葉のほかに、色ごとにも花言葉がつけられているのが特徴です。ピンク、赤、白の3色について、それぞれ紹介していきましょう。ちなみに生花店での扱いは少ないですが、緑色の苞(ほう)を持つアンスリウムも存在します。優しい印象を持つ緑のアンスリウムの花言葉は、「無垢な心」というものですよ。
花言葉①「飾らない美しさ」
今日の誕生花であるピンクのアンスリウムは、「飾らない美しさ」という花言葉を持っています。クリーミーでやわらかなピンク色は、どのような雰囲気の部屋にも馴染みそうですね。ギフトとして贈るなら、小さめの鉢植えがおすすめです。カゴや陶器、プラスチックなど、鉢の材質を変えるだけでもかなり印象が変わりますよ。
花言葉②「情熱」
アンスリウムのなかでも特に一般的な赤色には、「情熱」という花言葉がつけられています。生命力を感じさせる花姿にぴったりの、素敵なメッセージですね。恋人へのギフトにはもちろん、友人や同僚など、なにかに情熱的にチャレンジしている人へのギフトにもおすすめのフレーズです。
花言葉③「熱心」
純白の苞が清楚な白色のアンスリウムには、「熱心」という花言葉がつけられています。目標に向かって、ひたむきに努力する人へ贈りたくなるフレーズですね。赤のアンスリウムよりもすっきりとしたカラーリングで、女性はもちろん男性の部屋にもよく馴染みます。
アンスリウムの育て方
育て方①栽培環境
アンスリウムは市販されている用土を使うと根腐れを起こしやすいため、庭植えでの栽培には不向きです。どうしても庭で育てたい場合は、鉢ごと植えるとよいでしょう。強い日光に当てると葉焼けすることがあります。室内の半日陰に置き、鉢植えで管理するのがおすすめですよ。ただし暗すぎる場所では花が咲かなくなってしまうため、適度な日照量は確保してくださいね。
育て方②水やり・肥料
アンスリウムは水分を好みますが、用土の過湿は苦手です。株の成長、開花が進む春~秋のあいだは、表土がしっかり乾いてから水やりをしましょう。乾燥が気になる場合は、夕方に葉水をするのもおすすめですよ。冬は乾かしぎみに管理します。エアコンの温風が原因で乾燥することがあるため、適宜霧吹きをして湿度を保ってください。
育て方③植え付け・植え替え
アンスリウムは水はけのよい土を好みます。市販されている専用の用土を使うと、初心者でも安定した栽培が可能ですよ。鹿沼土とパーライト、ピートモスを配合した土にも適しています。植え替えは2年に1回、少なくとも3年に1回は必要です。同じタイミングで株分けもすると、花が傷みづらいうえに効率的です。開花の始まる5月~8月の、天気のよい日に行いましょう。
3月17日の誕生花(アンスリウム以外)
ピンクのアンスリウム以外にも、3月17日の誕生花は複数あります。ここではその中から、可憐な小花が雑貨やアクセサリーのモチーフとしても人気の「スズラン」と、ガーデニングシーンでもおなじみの「デイジー」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらもギフトにぴったりの、とてもかわいらしい花ですよ。
3月17日の誕生花①スズラン
名前のとおり鈴のようなかわいらしい花姿のスズラン(鈴蘭)も、3月17日の誕生花のひとつです。清楚な白花とあざやかなグリーンの葉とのコントラストも美しく、開花期である初夏の花壇をさわやかに彩ります。フランスでは5月1日のメーデーにスズランを贈る風習があり、もらった人はしあわせになれるといわれています。「幸福が訪れる」「幸福がかえる」という花言葉も、しあわせを届けるギフトにぴったりですね。
3月17日の誕生花②デイジー
デイジーはヨーロッパを原産とする花で、イタリアの国花にも指定されています。日本には明治時代の初期に渡来し、北海道や東北などの涼しい地域を中心に定着しました。花言葉は色ごとにつけられていて、「無意識(赤)」と「無邪気(白)」です。可憐でナチュラルな雰囲気が魅力で、ブーケやアレンジメントなどのフラワーギフトにもよく利用されます。
3月17日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月17日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日のハールーン・アッラシードは、イスラム帝国アッバース朝の第5代カリフです。全盛期のアッバース朝に君臨した偉大なる王として、現在まで語り継がれています。説話集「千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)」の登場人物としても知られていますね。ちなみにカリフとは指導者のことで、王様のような意味合いです。
3月17日の誕生石
3月17日の誕生石は「エメラルド」です。ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並ぶ世界四大宝石のひとつで、深い緑色が上品な印象を抱かせます。女王クレオパトラの石としても有名ですね。ピアスやネックレスといったアクセサリーの流通も多く、女性へのギフトにも人気があります。また、結婚55周年の記念日は「エメラルド婚」といわれ、エメラルドを贈りあう夫婦も多いそうですよ。
3月17日生まれの有名人
3月17日生まれ(星座はうお座)の有名人は、以下のような人々がいます。江戸時代後期に活躍した大原幽学(おおはら ゆうがく)は、世界で初めての農業協同組合「先祖株組合」を創設した人物です。
- ハールーン・アッラシード(アッバース朝カリフ)
- 大原幽学(農政学者)
- 甲本ヒロトさん(ミュージシャン)
3月17日の出来事・記念日
漫画週刊誌の日
3月17日は「漫画週刊誌の日」です。1959年のこの日、日本で初めての少年向け週刊誌「少年マガジン」「少年サンデー」が発刊されたことにちなみます。当時は連続小説が主力で、漫画はあまり掲載されていませんでした。マガジンは「あしたのジョー」や「ゲゲゲの鬼太郎」、サンデーは「おそ松くん」や「どろろ」などのヒット作に恵まれ、徐々に漫画の掲載が増えていったそうですよ。
部屋のグリーンにアンスリウムを
梅雨~秋にかけて花を咲かせるアンスリウムは、開花期間が長いうえにひとつひとつの花が1カ月近くも咲くという、とても長持ちする花です。毎年のように花を咲かせて、部屋をエキゾチックな雰囲気に彩ってくれますよ。光沢のある葉も美しく、観葉植物としても人気の高い植物です。世話もしやすくポジティブな花言葉がつけられているため、大切な人へのギフトにもぴったりですね。
出典:写真AC