3月28日の誕生花は?
3月28日の誕生花は「ライラック」
ヨーロッパ原産の落葉花木・ライラックが、3月28日(3/28)の誕生花です。4月~5月に開花期を迎え、枝先にたくさんの香り高い花を咲かせます。耐寒性が強く、寒い地域の代表的な庭園木です。原産地のヨーロッパや、国内でも北海道・東北などで、公園木や街路樹として植えられていますよ。やわらかな色合いの可憐な花は、春を告げる花としてぴったりですね。
名前 | ライラック |
別名 | ムラサキハシドイ(紫丁香花)、リラ |
園芸分類・形態 | 庭木、花木・高木 |
原産地 | ヨーロッパ南東部 |
開花の時期 | 4月~5月 |
花の色 | 赤、紫、白、青 |
暑さ / 寒さ | やや弱い / 強い |
特徴 | 開花期が短い、香りがある、耐寒性が強い |
ライラックの特徴2選
特徴①色合いにちなんだ名前
ライラック(Lilac)という名前は、サンスクリット語の「nila:暗青色」が語源です。ライラックの花色にちなんだ、シンプルなネーミングですね。フランスでは「リラ(Lilas)」とも呼ばれ、こちらもライラックと同じくらい一般的に知られます。和名の「ムラサキハシドイ(紫丁香花)」にある「ハシドイ」は「ハシツドイ(端、集い)」が詰まったもので、花穂の先にまとまって開花するライラックの性質にちなんでいます。
特徴②花色ごとの花言葉
ライラック全体に共通する花言葉は「思い出」「友情」です。大切な友達へのギフトに、ぜひ送りたくなるフレーズですね。また花色ごとにつけられた花言葉もあります。紫色は「恋の芽生え」「初恋」、白色は「青春の喜び」「無邪気」です。いずれもやわらかく前向きな印象の、ギフトにぴったりのメッセージですよ。ブーケやアレンジメントに仕立てると、繊細な花姿はもちろん、甘い香りも楽しめます。
ライラックの育て方
育て方①栽培環境
ライラックは鉢植え・庭植えのどちらでも栽培が可能です。日光を好みますが西日には弱いので、夏場の直射日光が当たらない場所を選びましょう。土壌は、水はけのよいものが最適です。また、ライラックは萌芽力があまり強くないため、剪定もほとんど不要です。特に温暖な地域では、剪定しなくても問題なく育ちますよ。剪定する場合でも、込みすぎた枝や枯れ枝などを、休眠期に軽く落とす程度で十分です。
育て方②水やり・肥料
ライラックを庭植えで育てる場合、水やりはほとんど不要です。極端に乾燥したときや夏場のみ、水を与えましょう。真夏は水の温まらない朝に水やりをするのがポイントですよ。鉢植えの場合は、表土が乾いたらその都度水やりをします。肥料は3月ごろと6月ごろ、株の周囲に溝を掘って、骨粉や油かすを施します。鉢植えの施肥は、緩効性化成肥料がよいでしょう。
育て方③植え付け・植え替え
ライラックは水はけのよい土を好みます。市販されている花木用の培養土を使うと便利です。また、赤玉土と腐葉土、黒土を配合したものでもよく育ちますよ。植え付けの適期は11月~3月で、厳寒期を避けた春もしくは秋に行います。鉢植えは根詰まりの防止や株のリフレッシュを兼ねて、2年に1回のペースで植え替えるのがおすすめです。こちらも適期は11月~3月ですよ。
3月28日の誕生花(ライラック以外)
ライラック以外にも、3月28日の誕生花はたくさんあります。ここではその中から、華やかな花姿で古来より愛されてきた「ヤマブキ」と、清楚で控えめな咲きぶりがかわいらしい「スノーフレーク」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらもギフトにぴったりの、素敵な花言葉を持った花ですよ。ちなみに「アイリス」や「ソメイヨシノ」「ドウダンツツジ」なども、3月28日の誕生花のひとつです。
3月28日の誕生花①ヤマブキ
あざやかな黄色が美しいヤマブキ(山吹)は、古くから日本で栽培されてきた花木です。和歌の題材としてもよく詠まれ、多くの名歌が残されていますよ。国内では北海道~九州まで広い範囲に自生するほか、中国でもよく育ちます。花言葉は「気品」「崇高」「待ちわびる」。ギフトは野趣を活かした鉢植えや、盆栽仕立てがおすすめです。明るいグリーンの葉とのコントラストも美しいですね。
3月28日の誕生花②スノーフレーク
スノーフレークはヨーロッパ中南部原産の多年草です。開花期は春で、スズランによく似た純白の花を咲かせます。秋植えの球根花ですが丈夫で育てやすく、数年植えっぱなしでも毎年元気に育ちますよ。花言葉は「純粋」「汚れなき心」「慈愛」です。優しく包み込むようなフレーズは、恋人はもちろん友人や家族にもギフトとして贈りたくなりますね。アレンジメントやブーケは純白の花色を活かして、同じ白系の花でまとめるのがおすすめです。
3月28日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、誕生花以外の「3月28日にゆかりのあるもの」をご紹介します。今日が誕生日の香川綾さんは、和歌山県出身の医学博士です。香川栄養学園の創始者で、日本における栄養学の普及に多大なる功績を残しました。また、計量カップや計量スプーンを考案したのも香川さんです。これによって塩分や糖分などの摂取量のコントロールが容易になり、日本の食文化がより多彩なものになりました。
3月28日の誕生石
3月28日の誕生石は「ピンク・ゴールド」です。ホワイトゴールドやイエローゴールドよりもピンクがかった色をしたゴールドを指します。金と銅とを混ぜて、人工的にピンク色に加工した合金です。女性らしいやわらかな色味が魅力的で、リングやネックレス、ピアスなどのアクセサリー展開も豊富です。肌馴染みのよいカラーで、ギフトとしても世代を選びません。
3月28日生まれの有名人
3月28日生まれ(星座はおひつじ座)の有名人には、以下のような人々がいます。東京都出身の石田衣良(いしだ いら)さんは、直木賞受賞作の「4TEEN フォーティーン」、ドラマ化された「池袋ウエストゲートパーク」シリーズなどの作品で知られる小説家です。ペンネームの石田衣良は、本名の苗字「石平(いしだいら)」から取ったものですよ。
- 香川綾氏(栄養学者)
- 石田衣良さん(小説家)
- 鈴木明子さん(元フィギュアスケート選手)
3月28日の出来事・記念日
シルクロードの日
3月28日は「シルクロードの日」です。1900年のこの日、スウェーデンの探検家スウェン・ヘディンによって、廃墟になっていたシルクロードの古代都市「楼蘭(ろうらん)」が発見されたことにちなみます。都市や国家がいつ、どのように成立したのかは定かではありませんが、新石器時代にはすでに居住が始まっていたことが確認されています。
ロマンティックな言い伝えを持つライラック
やわらかな花色とロマンティックな甘い香りで人気のライラックは、寒冷地の街路樹の代表といわれる花木です。道の両脇を彩るライラックの清楚な花姿は、見ているだけでさわやかな気持ちになりますね。また、ライラックの花びらは一般的に4枚ですが、まれに5枚花びらがある「ハッピーライラック」もあります。その花を見つけたときは、誰にも伝えずにその花を飲み込むと、愛する人と永遠に仲よく過ごせるそうですよ。
出典:写真AC