3月8日の誕生花は?
3月8日の誕生花は「シロツメクサ」
開花期である春、野原や公園でよく見かけるマメ科の多年草・シロツメクサが3月8日(3/8)の誕生花です。三つ葉や四つ葉のクローバーは、アクセサリーや雑貨のモチーフとしてもよく使われますね。ポンポン状の花がナチュラルな雰囲気で、懐かしさを感じさせます。丈夫で育てやすいのも魅力です。
名前 | シロツメクサ(白詰草) |
別名 | クローバー |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | ヨーロッパ |
開花の時期 | 4月~6月 |
花の色 | 白 |
暑さ / 寒さ | 弱い / 強い |
特徴 | グラウンドカバーに向く |
シロツメクサの特徴2選
特徴①ラテン語を語源とする名前
シロツメクサは属名をトリフォリウムといいます。これはラテン語の「tres:3」と「folium:葉」の組み合わせで、三つ葉であることにちなみます。また、クローバーの語源もラテン語です。ローマ神話でヘラクレスが3つのこぶを持つこん棒を持っていることから、「clava:こん棒」が変化してcloverになりました。和名のシロツメクサ(白詰草)は、江戸時代にオランダから輸入されたガラス製品の詰めものとして使われていたことが由来です。
特徴②ロマンティックな花言葉
シロツメクサ全般の花言葉は「私を思って」「約束」です。子どものように純粋な印象を与える、とても素敵な花言葉ですね。また四つ葉のクローバーにはそれとは別に、「幸運」「私のものになって」という花言葉もつけられています。ロマンティックなフレーズは、大切な人に贈りたくなりますね。ちなみに西洋では四つ葉を見つけたときは、「誰にも言ってはいけない」「左の靴の中に隠しておくといい」といわれているそうですよ。
シロツメクサの育て方
シロツメクサは国内の至るところで自生しています。日本の環境によく合っているため、初心者でも簡単に育てられますよ。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、栽培方法のポイントを解説します。花壇一面に開花したシロツメクサは、ナチュラルな雰囲気でとてもかわいらしいですね。
育て方①栽培環境
シロツメクサは日光を好みます。ただし暑さには弱いため、半日陰の場所で育てるのがよいでしょう。半日陰になる場所がないのであれば、鉢植えでの栽培がおすすめです。大きめのプランターに植え付け、季節ごとに移動させて日照時間を調節します。また、室内での栽培も可能です。その場合は日当たりと風通しのよい、窓際に置くとよいですよ。
育て方②水やり・肥料
シロツメクサを庭植えで育てる場合、基本的には水やりは不要です。自然に降る雨に任せ、乾燥したときだけ水を与えましょう。鉢植えは表土が乾いたらその都度水やりをします。根腐れの原因になるため、多湿には注意してくださいね。また、肥料もほとんど必要ありません。生育が悪くて開花を促進させたい場合だけ、月に1回化成肥料や液体肥料を施すとよいですよ。
育て方③植え付け・植え替え
シロツメクサは非常に生育旺盛で、横に広がって育ちます。庭植えの場合は、ゆとりを持って植え付けてください。鉢植えは根詰まりを起こしやすいため、定期的に植え替えましょう。春か秋が適期です。よく晴れた日の日中、暖かいときに行います。植え替えのあとはたっぷりと水を与えると、生育が促進されますよ。
3月8日の誕生花(シロツメクサ以外)
シロツメクサ以外にも、3月8日の誕生花はあります。今回はその中から、小さな星のような花がかわいらしい「ブルースター」と、花占いにも使われるロマンティックな花「マーガレット」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも前向きな花言葉を持つ、ギフトにぴったりの花ですよ。
3月8日の誕生花①ブルースター
ブルースターは南米原産の多年草です。やわらかなブルーと星型の花からその名前がつけられました。かわいらしい花姿はギフトや装飾にも人気で、花嫁のサムシングブルーとして使われることもありますよ。花言葉の「幸福な愛」や「信じあう心」も、お祝いの場にぴったりですね。ただし葉や茎から出る乳液はかぶれやすいため、扱いにはやや注意が必要です。
3月8日の花言葉②マーガレット
マーガレットはカナリア諸島原産の可憐な花です。ヨーロッパには17世紀に、日本には明治時代末期に伝わりました。大正時代からは幅広く栽培され、現在でもガーデニングシーンで人気です。花びらをちぎって占う恋占いでも知られていますね。花言葉は色ごとにつけられていて、黄色が「誠実」、白が「真実の愛」「恋のゆくえ」です。ギフトはバスケットアレンジや花束など、ナチュラルな雰囲気が魅力ですよ。
3月8日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月8日にゆかりのあるものの紹介です。今日が誕生日の角田光代さんは、神奈川県出身の小説家です。「対岸の彼女」や「八日目の蝉」、「紙の月」など、映画化・ドラマ化された作品も多くありますね。字が読めないころから本が好きで、小学校1年生のときにはすでに小説家を志していたそうですよ。
3月8日の誕生石
3月8日の誕生石は「アメジスト」です。透きとおるような紫色が美しく、「紫水晶」という名前でも知られます。ヨーロッパでは「素敵な愛を招き寄せる石」として、古くからとても人気があります。ピアスやネックレスなどのアクセサリーとしての流通も多いため、ギフトに選びやすいのも嬉しいですね。上品な色合いは肌馴染みがよく、年齢を問わず愛されます。
3月8日生まれの有名人
3月8日生まれ(星座はうお座)の有名人には、以下のような人々がいます。漫画家の水木しげるさんは、妖怪漫画の第一人者とも呼べる人物です。代表作の「ゲゲゲの鬼太郎」は、2018年に最初のアニメ化から50周年を迎え、6度目のアニメ化を果たしました。
- 水木しげるさん(漫画家)
- 角田光代さん(小説家)
- 桜井和寿さん(ミュージシャン)
3月8日の出来事・記念日
みつばちの日
3月8日は「みつばちの日」です。全日本蜂蜜協同組合と、日本養蜂はちみつ協会が制定しました。みつ(3)ばち(8)で「蜜蜂」の語呂合わせです。花の蜜を集めて飛び回るみつばちの姿は、花壇や植え込みでもおなじみの光景ですね。ちなみに月と日を逆にした8月3日は、「はちみつの日」として制定されていますよ。
エスカレーターの日
3月8日は「エスカレーターの日」でもあります。1914年、日本で初めてのエスカレーターが設置されたことにちなみます。場所は東京・上野の大正博覧会会場で、第一会場と第二会場を繋ぐものでした。ちなみに日本初のエスカレーター事故は3月29日のことで、振動によって70代の女性が振り落とされてしまったそうですよ。
シロツメクサは春らしさ満点
シロツメクサは日本人にも馴染み深い、のどかな印象を与える花です。丈夫で横によく広がるため、グランドカバーにも向いています。ポンポンのような白い花は、花かんむりの材料にもなりますね。また「幸運」「約束」「私を思って」などの花言葉を持ち、ギフトとしても人気です。葉のグリーンと花の白とのコントラストも美しく、ナチュラルな雰囲気のアレンジメントに仕立てられますよ。
出典:写真AC