10月27日の誕生花は?
10月27日の誕生花は「チョコレートコスモス」
シックな花色とチョコレートのような甘い香りが特徴的なチョコレートコスモスが、10月27日(10/27)の誕生花です。原種はすでに絶滅したといわれていますが、ほかの花と交雑させた、育てやすい品種が多く出回っています。春~秋までと開花期が長い品種と、秋咲きの品種のふたつのグループがありますよ。風にそよぐやわらかな花姿は、どんなシーンにもマッチする美しさです。
名前 | チョコレートコスモス |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | メキシコ |
開花の時期 | 5月~11月 ※品種による |
花の色 | 黒、赤、ピンク |
暑さ / 寒さ | やや弱い / やや弱い ※品種による |
特徴 | 香りがある、開花期が長い |
チョコレートコスモスの特徴2選
まずは花名の由来や花言葉といった特徴から、チョコレートコスモスについて学んでいきましょう。一般名はもちろん、園芸種にもキャラメルやストロベリーなどの食べものの名前がつけられているのが、ユニークでかわいらしいですね。
特徴①香りにちなんだ名前
「チョコレートコスモス」という名前は、その名のとおりチョコレートに似た香りがすることからつけられました。花姿だけでなく、ロマンチックな香りも楽しめる花ですね。複数ある園芸品種にも、チョコレートにちなんだ名前がつけられています。キャラメルのようなオレンジ色の「キャラメル・チョコレート」、深いボルドーの花色と丈夫さが魅力の「ショコラ」、大輪の花を咲かせる「ストロベリーチョコレート」などが代表的です。
特徴②さみしさを感じる花言葉
チョコレートコスモスの花言葉は「恋の終わり」「恋の思い出」です。落ち着いた花色やほんのり香るチョコレートの香りからイメージされたものでしょう。こういった物寂しいフレーズがある一方で、長い開花期にちなんだ「移り変わらぬ気持ち」という情熱的な花言葉もあります。大人びた色合いのブーケやアレンジメントは、女性へのギフトにもぴったりですよ。
チョコレートコスモスの育て方
チョコレートコスモスの原種は秋咲きで、暑さにもそれほど強くありません。一方で品種改良された園芸種は開花期も長く、夏の暑さにも耐性があるのが特徴です。育てる品種によって、適した環境や気温を保って管理してくださいね。乾燥も苦手なので、球根は掘り上げせず、土に埋めたまま越冬させることが一般的です。
育て方①栽培環境
チョコレートコスモスは日当たりと風通しのいい場所を好みます。4月~11月の生育期は、よく日の当たる屋外で管理しましょう。原種を育てる場合には、7月~9月は半日陰で育てるのがおすすめです。12月~3月は休眠期に入ります。鉢植えは凍らない場所に移動させ、庭植えも株元をマルチングして、凍らないようにします。
育て方②水やり・肥料
チョコレートコスモスは、生育期の4月~11月は定期的な水やりが必要です。表土が乾いたらその都度、たっぷりと水を与えてくださいね。休眠期間は乾かし気味に管理しますが、球根が完全に乾燥すると枯れてしまうので、水やり自体は続けます。肥料は5月~10月に、緩効性の化成肥料を施します。鉢植え・庭植え共通です。
育て方③植え付け・植え替え
チョコレートコスモスは水はけがよく、有機質に富んだ用土が適しています。赤玉土と腐葉土、酸度調整済みピートモスを配合した土がいいでしょう。市販されている草花用培養土を用いても便利です。原種のチョコレートコスモスは過湿が苦手なので、軽石を混ぜるのも効果的ですよ。2年に1回を目安に植え替えして、株のリフレッシュや根詰まりの防止を図ります。適期は4月~5月です。
育て方④切り戻し・花がら摘み
チョコレートコスモスは、8月中旬に切り戻すのがおすすめです。春~秋まで咲く品種の秋以降の花付きを増やす効果と、秋咲き品種の草丈をコンパクトに収める効果がありますよ。また、5月~11月に花がら摘みをします。枯れた花や傷んだ茎を残しておくとうどんこ病の原因になるので、こまめに取り除いてくださいね。
10月27日の誕生花(チョコレートコスモス以外)
10月27日の誕生花は、チョコレートコスモス以外にも複数あります。野趣に富んだ花姿が人気の「ノイバラ」や、インテリアグリーンの代表格「アイビー」もそのひとつです。それぞれの特徴や花言葉について、くわしく見ていきましょう。どちらも前向きな花言葉を持つ、ギフト向きの植物ですよ。
10月27日の誕生花①ノイバラ
ノイバラ(野茨)は山野に自生するバラの仲間の総称です。白く小さな花が可憐で、素朴な美しさがあります。フェンスやアーチに這わせて育てると、庭を立体的に彩ることが可能ですね。花言葉は「素朴な愛」「才能」「孤独」と、ポジティブなものもネガティブなものもつけられています。ギフトとして贈るときには、メッセージカードや手紙を添えるのがおすすめですよ。
10月27日の誕生花②アイビー
ハート形の葉とよく茂るつるで印象的なアイビーも、10月27日の誕生花です。くっきりとあざやかなグリーンの葉は、花嫁のブーケや装花などにも人気があります。花言葉は「永遠の愛」「友情」「不滅」「誠実」。恋人だけでなく、友人や上司へのギフトにもぴったりですね。インテリアグリーンとして鉢を贈るほか、ほかの花と組み合わせた花束やアレンジメントも素敵ですよ。
10月27日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、10月27日にゆかりのあるものの紹介です。今日が誕生日のニコロ・パガニーニは、「ヴァイオリンの鬼才」の異名を持つイタリアの音楽家です。ヴァイオリンのほかヴィオラやギターの演奏にも長け、多くの楽曲を残しました。あまりにも才能に溢れているため、「才能と引き換えに悪魔に魂を売り渡した」と噂する人もいたといわれていますよ。
10月27日の誕生石
10月27日の誕生石は「ラピスラズリ」。ラテン語の「ラピス:石」とアラビア語の「アズリ:青」から成る名前のとおり、深いブルーが美しい宝石です。古くから世界中で聖なる石として親しまれていた宝石で、日本語では「瑠璃(るり)」と呼ばれていますよ。きらきらとした輝きはアクセサリーにも多く用いられ、女性へのギフトとしても人気です。
10月27日生まれの有名人
10月27日生まれの有名人は、以下のような人々です。星座はさそり座、忍耐強く、探求心のある人が多いとされていますよ。
- ニコロ・パガニーニ(イタリアの作曲家、ヴァイオリン奏者)
- 小西真奈美さん(女優)
- 青山テルマさん(歌手)
10月27日の出来事・記念日
テディベアズ・デー
10月27日は「テディベアズ・デー」です。テディベアの名前の由来となった、セオドア・ルーズベルト元アメリカ大統領の誕生日であることにちなみます。「セオドア(Theodore)」の愛称が「テディ(Teddy)」になるというのは面白いですね。この記念日を受けて、世界中で「心の支えを必要とする人たちにテディベアを贈るキャンペーン」が行われていますよ。
まとめ
チョコレートコスモスはシックな色合いの花なので、単体ではそれほど目立つ花ではありません。しかしほかの花やグリーンと組み合わせると、とてもおしゃれな雰囲気のブーケに仕立てられます。「移り変わらぬ気持ち」というロマンチックな花言葉を添えて、大切な人へ贈りたいですね。育てやすい交配種も多く開発されているので、花壇のアクセントとして取り入れるのもおすすめですよ。
出典:写真AC