キクラゲはクラゲ?キクラゲの特徴や栄養・食べ方も詳しくご紹介

キクラゲはクラゲ?キクラゲの特徴や栄養・食べ方も詳しくご紹介

キクラゲは名前のイメージから、クラゲだと思ってた方も多いでしょう。そこで、キクラゲはクラゲの種類で間違いないのか、山くらげや中華くらげとはどう違うのかを解説します。おいしいキクラゲの見分け方や栄養価、キクラゲを使ったレシピも見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.見た目からは分かりにくい?キクラゲの正体
  2. 2.キクラゲはクラゲの仲間?
  3. 3.キクラゲの概要
  4. 4.キクラゲの栄養素
  5. 5.おいしいキクラゲの見分け方
  6. 6.キクラゲの保存方法
  7. 7.乾燥キクラゲの戻し方
  8. 8.キクラゲのおすすめレシピ
  9. 9.低カロリーでコリコリ食感のキクラゲをおいしく味わおう!

おいしいキクラゲの見分け方

生キクラゲの見分け方

出典:写真AC

店舗でキクラゲを購入するとき、意識する見分け方のポイントがあります。生キクラゲを選ぶときのポイントは、傘が肉厚なものでツヤがあり、色合いが濃いかを確認することです。表面が柔らかすぎているものや傘の形が崩れているものは、収穫から日にちが経っている可能性が高めです。

乾燥キクラゲの見分け方

出典:写真AC

乾燥キクラゲの場合も同様に、傘に厚みがあり、形がハッキリしているものがおすすめです。乾燥キクラゲの傘に白い粉末状のものがついていることがありますが、きのこ類特有の胞子のため、傷んでいると判断するのは間違いです。白い胞子がついていても、水洗いで簡単に落とせますよ。

キクラゲの保存方法

生キクラゲの保存方法

出典:写真AC

生キクラゲは冷蔵庫で保存します。パックに入った生キクラゲは、そのまま野菜室で保存してください。新鮮なものなら1週間~10日ほどおいしく食べられます。開封後の生キクラゲは、ラップに包んでから野菜室に入れましょう。

乾燥キクラゲの保存方法

出典:写真AC

乾燥キクラゲは冷蔵庫だけでなく、常温でも保存できます。キクラゲは水分によって傷みやすくなるため、洗ったり湿気の多い場所に置いたりしないでください。水気が多いと鮮度が落ちやすくなるのは、生キクラゲでも乾燥キクラゲでも共通です。

乾燥キクラゲの戻し方

出典:写真AC

買ってきた乾燥キクラゲは軽く水洗いし、ついているオガクズや汚れを落としてから使います。キクラゲが完全につかるくらいの水に入れ、6時間ほど浸しておきます。食べられるまでかなり時間が必要なため、乾燥キクラゲを調理するときは前日から冷蔵庫で水に入れておくとよいですね。

時間がないときの戻し方は?

出典:写真AC

急にキクラゲが必要になったときや、キクラゲを戻し忘れてしまったときはぬるま湯を使って戻しましょう。キクラゲをぬるま湯に入れておくと、15~30分程度で柔らかくなります。効率よく調理したいときは便利な方法ですが、冷たい水を使ったほうが、キクラゲ本来の味を損なわずに食べられます。

ボタニ子

ボタニ子

一度戻したキクラゲが余ったときは、冷凍保存すると1週間以上食べられるよ!

ボタ爺

ボタ爺

水気をしっかり拭き取ってから保存用ポリ袋に入れて冷凍するんじゃ。

キクラゲのおすすめレシピ

出典:写真AC

キクラゲを使った、少ない材料と簡単な手順できるメニューに挑戦しましょう。指定がない場合は生キクラゲ、乾燥キクラゲのどちらでもおいしく仕上がります。

キクラゲのナムル

材料(2人分)

  • もやし:1袋
  • 乾燥キクラゲ:5g
  • しょう油:大さじ2
  • 酢:大さじ1
  • ごま油:大さじ1
出典:写真AC

ナムルは料理が苦手という方でも簡単に作れる、キクラゲのレシピです。ゆでたモヤシは水分が出やすいため、しっかり絞ってから、しょう油や酢、ゴマ油などで味つけします。お好みでラー油を加えると、ピリ辛でごはんが進むでしょう。
 

作り方

  1. キクラゲともやしをいっしょに軽くゆでる
  2. ゆであがったキクラゲとモヤシに、調味料を入れて混ぜる

卵と生キクラゲの中華炒め

材料(2人分)

  • 生キクラゲ:100g
  • 長ネギ:1/3本
  • 卵:1個
  • 鶏がらスープの素:小さじ1
  • 塩こしょう:少々
出典:写真AC

キクラゲの料理では、中華風炒めが人気です。卵をフワフワの状態で仕上げると、キクラゲの食感がアクセントになっておいしく食べられますよ。さらに豚のこま切れ肉やトマトを加えるとボリュームアップや、アレンジメニューが楽しめます。

作り方

  1. キクラゲと長ネギを食べやすい大きさに切る
  2. 割った卵に塩こしょうを加えて、よく混ぜておく
  3. フライパンをよく熱した後ごま油を引き、キクラゲとネギを中火で炒める
  4. 鶏がらスープの素と卵を入れ、大きくかき回すようにして、好みの状態まで炒める

キクラゲの天ぷら

材料(2人分)

  • キクラゲ:適量
  • てんぷら粉:適量
  • 冷水:適量
出典:写真AC

ラーメンや炒め物に使うイメージを持たれやすいキクラゲは、じつは天ぷらにしてもおいしく食べられます。キクラゲを揚げるときはあらかじめ穴を開けておくと、破裂してしまうのを防げますよ。長く揚げると食感が失われてしまうため、短時間でサッと仕上げましょう。

作り方

  1. キクラゲを軽く水洗いし、水気をよく切っておく
  2. キクラゲに数カ所フォークを使って穴を開けておく
  3. 冷水で溶いた天ぷら粉をキクラゲにからませ、170℃の油で揚げる

キクラゲのスープ

出典:写真AC
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メイン料理の合間でも簡単に作れるキクラゲのスープです。キクラゲは食感を残すため、長時間火を通さないのがコツです。鶏がらスープの中華風だけでなく、お吸い物にキクラゲを加えるのもおすすめです。

材料(2人分)

  • 乾燥キクラゲ:20g
  • 卵:1個
  • 水:400mL
  • 青ネギ:少々(お好みで)
  • 鶏がらスープの素:大さじ1/2
  • しょう油:少々

作り方

  1. キクラゲを戻して千切りにする
  2. 鍋に水を入れて沸騰させ、鶏がらスープの素としょう油、キクラゲを入れる
  3. ひと煮立ちしたら鍋に溶いた卵を入れ、軽くかき混ぜる
  4. 青ネギを加えたら完成

キクラゲの佃煮

キクラゲを使って簡単な常備菜が作れます。調理手順はキクラゲと調味料を煮詰めるだけですが、焦がさないように注意してください。キクラゲのコリコリとした食感と甘辛い味付けが、相性のよい一品です。温かいごはんと混ぜておにぎりにするのもよいですね。

材料(2人分)

  • 生キクラゲ:100g
  • 砂糖:大さじ1
  • みりん:大さじ2
  • 酒:大さじ2
  • しょう油:大さじ2
  • いりごま:少々

作り方

  1. キクラゲを軽く水洗いし、細切りにする
  2. フライパンにキクラゲを入れ、砂糖とみりん、酒、しょう油を加えて中火にかける
  3. しばらく煮立たせ味が馴染んだら、いりごまを入れて強火で炒める
  4. 汁気がなくなったら完成

低カロリーでコリコリ食感のキクラゲをおいしく味わおう!

出典:写真AC

キクラゲは海のクラゲによく似た食感をもつ、ヘルシーなきのこです。比較的長期間の保存が可能で、中華料理から和風まで、幅広いメニューで味わえます。栄養価が高く、コリコリとした独自の食感がおいしいキクラゲを、ぜひ食卓に取り入れてみてください。

結城あまね
ライター

結城あまね

おっとりですが専業ライターをやってます。 高校生のころ3年間園芸部で過ごしたものの、ガーデニング・家庭菜園はまだまだ勉強中。 分かりやすく情報をかみ砕いてお伝えしていきます♪♪ 好きな花はアジサイです。

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