空き缶リメイクの作り方①フラワーボックス
材料
- 丸い空き缶(ツナ缶)
- 麻紐
- 造花
- キリ
- 瞬間接着剤
- ペンチ(ニッパー)
ここでは、70gの丸型の缶詰の空き缶を利用して紹介していますが、大きさや形は自由です。手元にあるものを利用してください。麻紐は空き缶の装飾に使います。空き缶を飾り付けない場合は、用意する必要はありません。麻紐の代わりに、不要な毛糸やリボンなどを使うのもよいアイデアですね。
ニッパーは、ペンチの代わりに使えます。しかし、力を入れすぎると缶に穴があくので気をつけましょう。
作り方①空き缶を加工する
空き缶は、よく洗ってしっかり乾かしておきましょう。汚れやにおいが残っていると、おしゃれにできあがっても不衛生です。空き缶を洗うときは、ふちで手を切らないように気をつけて取り扱ってください。
空き缶のふちは、けがをする恐れがあるためペンチやニッパーを使ってつぶしていきます。安全に取り扱うための大切な工程なので、しっかりふちをつぶしましょう。
ぐるっと1周、ふちを潰していくとこのような形になります。
缶についているラベルは、空き缶加工のときにはがしておきましょう。
作り方②穴をあける
空き缶を裏返して、隅のあたりを2カ所、キリで穴をあけます。壁掛けにする際に、画鋲を取り付けるためです。アルミ缶は柔らかいためキリでも簡単に開きますが、硬いスチール缶には電動ドリルがあると便利です。缶が大きい場合は、4か所あけておくと安定しやすくなりますよ。壁掛けにしない場合は、穴はあけません。
作り方③麻紐を巻く
空き缶の外側に瞬間接着剤をつけて、麻紐を巻きつけていきます。瞬間接着剤は、指につかないように気をつけましょう。万が一指についたときは、すぐに洗い流してください。
ぐるぐると麻紐を巻きつけます。途中で適宜、瞬間接着剤をつけながら巻いてください。瞬間接着剤は、麻紐の上から垂らすだけでも乾けば固定されます。缶の銀色部分が目立たなくなる程度に、麻紐を巻きつけるのがおすすめです。お好みでたくさん巻きつけてもかまいません。
麻紐を巻き終えたら、ハサミで切り離します。切り離したところは、瞬間接着剤をつけてしっかり固定してください。麻紐のたるみなどが気になる場合は、ここで瞬間接着剤を追加しておきましょう。
作り方④造花を詰める
空き缶のなかに造花を詰めていきます。花はニッパーで缶からやや飛び出る程度の長さにカットしてください。まずは、接着剤で固定せずに花を詰めて、全体のバランスやイメージを整えましょう。ぜひ、お好みの花を詰めてみてくださいね。
ワイヤープランツを下に、花が上にくるイメージで詰めていくのがおすすめです。
全体のイメージがまとまって花の長さを整えたら、接着剤を使って固定していきます。ワイヤープランツはくるっと軽く巻くように詰めるのがポイントです。なかなか固定できない場合は、洗濯ばさみなどではさんで完全に接着するのを待ちましょう。
完成
これで、簡単フラワーボックスの完成です。事前にあけておいた穴に画鋲やネジを通せば、直接壁に取り付けられます。穴に紐を通したり、フックを使ったりして飾るのもよいでしょう。お気に入りの場所に飾ってみてください。部屋の雰囲気が華やかになりますよ。
壁に取り付けるときに、型崩れする?
接着剤が乾いていないうちに壁に取り付けると、花が落ちてきます。しっかり乾燥させてから、丁寧に取り付けましょう。心配な場合は缶を壁にセッティングしてから、花を入れていくのもおすすめです。
四角い空き缶を使う場合も、工程は一緒です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
空き缶リメイクの作り方②花瓶
材料
- 飲料の空き缶(350mL)
- 缶切り
- ペンチ(ニッパー)
- ミルクペイント
- 食品トレー
- スポンジ
花瓶は、飲料などの筒状になっている缶がおすすめです。花によっては重みに耐えられず、缶が倒れることもあります。そのときは重石を中に入れるなど、工夫してみてください。食品トレーや使い古しの食器用スポンジは、作業が終わったらそのまま捨てられるので便利ですよ。
作り方①空き缶の加工
缶の飲み口のほうを缶切りであけます。けがをしないように、慎重に行ってください。
缶切りであけたら、ペンチやニッパーを使ってふち(切り口)をつぶしていきましょう。作業中のけが防止になり、仕上がりもきれいになります。切り離した飲み口の部分は使用しないため、住んでいる地域のルールにしたがって処分してください。
作り方②色を塗る
食品トレーに塗料を入れましょう。ペイントには使い古しのスポンジや、ふきんなどを使用すれば後片付けが楽になりますよ。刷毛を使ってもかまいません。大きいスポンジを使う場合は、ちょうどよいサイズにカットして使ってくださいね。
スポンジに軽く塗料をつけて、空き缶をペイントしていきます。のちに重ね塗りするため、このときは全体的にざっと塗ってあればOKです。使い捨てのビニール手袋などを装着していると、汚れの付着の心配なく作業ができます。
色塗りが終わったら、乾かしてください。缶の模様がうっすら見えてしまうこともありますが、重ね塗りするため気にしなくてよいでしょう。乾燥の時間は10分ほどで、触ってみてべたつかないくらいが目安です。
1回目の塗装が乾いたのを確認したら、再び塗料を塗りましょう。ムラがないように、丁寧に重ね塗りしてください。塗り終わったら、もう一度乾燥させます。乾燥時間の目安は1回目同様10分ほどですが、環境にあわせて乾かす時間を調整してください。
きれいに仕上げるコツは、一定方向に色を塗っていくことです。
完成
塗料が完全に乾いたら、花瓶の完成です。お気に入りの花を挿して、飾ってみてください。シールを貼ったり絵を描き加えたりと、ひと手間プラスするのもおしゃれですね。
空き缶リメイクのアイデア実例
空き缶は、大きいものや四角いものなど形やサイズにあわせて加工していくことで、日常に便利な雑貨に生まれ変わります。おしゃれなアイデアを参考に、空き缶リメイクに挑戦してみましょう。
ガーデニング
①鉢カバー
大きい缶詰などの容器なら、観葉植物の鉢カバーにもおすすめです。手は加えずに、あえてそのまま使うことでユーモアも溢れますね。缶の切り口にテープをつければ、簡単にケガ防止策もできます。観葉植物にぴったりな空き缶を見つけたら、ぜひ入れてみましょう。
②多肉植物の寄せ植え
かば焼き缶やツナ缶などの平たい缶は、多肉植物の寄せ植えにぴったりのサイズです。缶を好きな柄に塗れば、ガーデニングもより楽しくなりますね。造花を使えば、植物も枯れる心配がありません。本物を育てることも可能です。その場合は、排水穴を忘れずにあけましょう。
③植木鉢の代わりに
ビールやエナジードリンクなどの飲料缶は土を入れれば、植木鉢の代わりにガーデニングができます。好みの柄にペイントをするのもよいですが、あえてそのままのデザインを活かすことでワイルド感も演出できるでしょう。植物の成長にあわせて、大きい缶へチェンジしていくのもおすすめです。
小物収納
①ペン立て
やや大きいサイズの空き缶は、ペン立てにぴったりなサイズです。お気に入りのカバーを被せれば、空き缶だったことはわかりませんよ。自宅のインテリアになじむカバーや季節を感じるカバーを被せるのもおしゃれです。
②裁縫道具入れ
四角いお菓子の缶などには、裁縫道具など日常的に使うアイテムを収納してみましょう。デコパージュや、お気に入りのアクセサリーを取り付ければ、インテリアにも馴染むでしょう。必要なものがさっと取り出せる収納箱が簡単に作れるのも、空き缶リメイクのよいところですね。
ペイントを楽しむ
①イラストを描き込む
空き缶に塗料を塗り、好きなイラストや模様を書き込んでみましょう。北欧風やアジアン風など、テーマを決めるとインテリアにも馴染むおしゃれアイテムができあがります。
②サビ加工
きれいにペイントした上に、汚れたように色を重ねるとサビ加工ができます。サビ加工は、使い古したビンテージのような風合いが人気のデザインです。好きな文字を書き込んだり、デコパージュしたりすれば、簡単にオリジナルなサビ加工が楽しめるでしょう。
空き缶はリメイクすればおしゃれになる
空き缶には、丸いもの、四角いもの、小さいものや大きいものなどさまざまな種類があります。その形を活かしたリメイク方法なら加工も簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。普段は何気なく捨ててしまう空き缶も、アイデア次第でおしゃれな雑貨に変身しますよ。
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出典:筆者撮影(作製画像はすべて筆者撮影画像です)