ミニバラの育て方④置き場所
ミニバラは日光の大好きな植物です。しっかり陽の光を浴びると美しく咲き誇ります。しかし強すぎる直射日光は葉焼けの元なので注意が必要です。また、鉢植えの場合は室内置きにすることがほとんどです。その場合は日照不足で元気がなくなり、花が落ちてしまうこともあるので午前中の日差しが柔らかい時間帯、春や秋などの穏やかな時期にはぜひ、日光浴をさせてあげましょう。
雨に注意
ミニバラを日光浴させるときに注意しなくてはならないのが雨です。雨に当たるとうどん粉病などの病気にかかりやすくなります。そのため、雨が降りそうであれば鉢植えを室内に移動するようにしましょう。もしくは玄関や軒下など、雨の当たらない場所でも構いません。
風に注意
いくら日光が当たっても風通しの悪い場所に置いたままにしておくとこれも病気の原因になります。できるだけ風通しのいい、空気がこもらない場所に置くのがおすすめです。気温が高すぎるのもよくないため、特に夏場は気を付けましょう。空気がよどんだり、気温が高すぎるようであれば場所を移してみるのもいいのではないでしょうか。
冬場も暖かい日差しがある日には日光浴させるのがおすすめ!日光で地温をあげて根っこの発育を促そう。
ミニバラの育て方⑤水やりの仕方
水やりの仕方は、ほかの観葉植物と同様で土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。春と秋はできれば午前中に水を与えましょう。夏は朝早くか夕方にあげるようにします。日中にあげてしまうと鉢の中の温度が上昇して蒸れてしまい根腐れの原因になります。また、乾きが早いようであれば朝と夕方の2回おあげても構いません。冬は2~3日に1度でも十分です。きちんと土の表面が乾いてからあげるようにしましょう。
水のやり方の注意点
水のやり方の注意点としてはできるだけ根元にかけてあげるのが望ましいということです。雨に濡れると病気を発生させるミニバラは、水やりの仕方もできるだけ葉をぬらさないようにします。たっぷり水やりをした後は、水受け皿の水はきちんと捨てておきましょう。放っておくと虫が発生したり根腐れの原因になります。また、水をあげすぎるのも根腐れの原因になるため注意が必要です。
葉水も時には必要
いくら葉にはあまり水をかけないほうがいいとはいえ、乾燥しすぎるとハダニが発生する危険があります。風通しをよくして、空気中の湿度が低すぎる日が続くようならば、株全体に水を霧吹きで吹きかけるといいでしょう。ほどよく葉についた水滴が乾く程度が望ましいです。常に葉に水滴が付いたままだと病気になる確率が上がるため、気を付けましょう。
ミニバラの剪定の仕方
ミニバラの剪定にはいくつか種類があります。花が終わった後の剪定や冬の休眠期明けの剪定などです。また、切り戻し剪定などのやり方も紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。剪定がうまくいくといつまでも元気に美しい花を楽しませてくれます。
花後の剪定
ミニバラは春・夏・秋と開花時期や花が咲き続ける長さなど種類によって違ってきます。一季性のミニバラであれば春か夏、もしくは秋の決まった季節に花を咲かせ、四季性であれば春・夏・秋の3季節にまたがって次々に花を咲かせます。しかしきれいな花を咲かせるには花が咲いた後に剪定が必要です。花が咲いた後、花が付いた枝を切り落とします。新しい花芽が5枚葉の下に出ているので、5枚葉から上の枝は切り落として大丈夫です。
シュートは出てきたら摘む
シュートと呼ばれる新梢が出てくることがあります。でてきたらなるべく早めに摘むのがおすすめです。シュートを早めに摘むことによって樹形が整いやすくなります。放っておくとだんだんと枝が伸びてきて形もおかしく風通しも悪くなるので気を付けましょう。
切り戻しの仕方
切り戻し剪定とは樹形を整えたり、株を小さくまとめるときにする剪定の仕方です。ミニバラの場合は桐も度剪定をするのは2月~3月の休眠が終わり新芽が芽吹くまでがおすすめです。秋に花が終わったら剪定はせずに枯れた花を摘むくらいにしておきましょう。休眠期が終わったら切り戻し剪定で要らない枝を落とし風通しをよくします。
切り戻し剪定は強気に
ミニバラの場合は、樹形も大事ですが強気にバッサリと切り戻してしまっても構いません。しっかり休眠した後には鉢植えから10cm程度残して全部剪定してしまいましょう。こんなに切って大丈夫?と思うかもしれませんが、いっそのことすっきり切り戻してしまったほうが育成期には枝もよく伸び、きれいな花を咲かせてくれます。
きれいな花を咲かせるためには切り戻しは大事!ここでためらってバッサリ切り戻しができないと、たくさんの花が咲かないこともあるので要注意!
出典:BOTANICA