サンスベリアの冬場の管理
通常は冬の時期に枯れるもの
サンスベリアは、国内では沖縄なら地植えでも育ちますが、それ以外の地域では冬の気温では枯れるものだと思っていてください。鉢植えの置き場所に注意しましょう。
冬越しの失敗の原因
冬越しの「冬」は11月〜3月を指します。主な失敗原因は以下の2点。
サンスベリア 冬越しの失敗原因
- 室温が10℃以下になる
- 冬期に水やりをしてしまった
冬越しの方法①室温10℃以上
サンスベリアは、11月中旬〜3月の間、部屋の暖かい場所に置きましょう。鉢植えを日当たりの良い場所に置こうとして、明るい窓辺の床に直置きしてしまい、鉢を冷やして失敗してしまうことが多いです。冷えてくると、サンスベリアの葉が薄くなったり萎れたりします。そんな時は、すぐに部屋の暖かい場所に移動してくださいね。
冬越しの方法②水やりを絶って乾燥させる
サンスベリアは、11月中旬〜3月の間、水やりは行いません。サンスベリアは乾燥に強い植物ですので、11月になったタイミングで、完全に水やりを断ってください。乾いた土で冬越しをするのが一般的なやり方です。
葉水をやって乾燥対策
サンスベリアは乾燥に強いとはいえ、乾燥した室内に長期間置いておくと、葉に埃がつきやすくなったり、ハダニが発生したりする原因になります。時々葉水をやって乾燥・ハダニ対策を行ってください。
まずい!と思ったら
11月を過ぎても、暖かい日が続くことがありますね。そんな時に、つい水やりをしてしまって、土が乾く前に冷え込みがきてしまった、という経験をされた人もいらっしゃるかと思います。10度以下になると、徐々に弱っていきます。失敗したかな?と思ったら、すぐに次の対処してみましょう。
①植え替える
低温期にうっかり水やりをしてしまった時は、そのまま放置せずに思い切って植え替えをしてしまってください。この場合、植え替え時期を守らなくてもよいです。湿った土を取り除き、乾いた土の入った植木鉢に挿しておくのです。植え替え後は、3月を待って水やりを再開しましょう。
すぐに乾いた用土が準備できないときは、鉢からサンスベリアを抜き、泥を落として新聞紙で包んでおくと良いでしょう。その際も、置き場所は10℃を下回らないよう注意しましょうね。
②ぬるま湯&暖かい部屋へ移動
植え替えが出来ない場合は、冷えてしまった鉢を、20℃前後のぬるい水に植木鉢ごと浸してもよいでしょう。小さい種類のサンスベリアであれば、この方法で乗り切れますよ。
まとめ
ここまで、サンスベリアの植え替えを中心に、育て方をご紹介しました。失敗することも多い植物ですが、大きく育てれば部屋を豪華に彩ってくれますし、いろいろな植木鉢を利用することで、鉢植え全体として楽しむことが出来ます。生活の中に、気軽に取り入れてみて下さい。