ベニスズメとは?害虫?幼虫・成虫それぞれの特徴や生体を解説!

ベニスズメとは?害虫?幼虫・成虫それぞれの特徴や生体を解説!

数ある昆虫の中でも、ベニスズメガは大きめのサイズの昆虫です。今回はベニスズメガの生態や幼虫時の特徴、飼育時にはどのようなエサが必要なのかをまとめました。昆虫愛好家の方のみではなく、ベニスズメに毒があるのか気になっている方もぜひチェックしてみてください。

記事の目次

  1. 1.ベニスズメとは?
  2. 2.ベニスズメの幼虫の特徴
  3. 3.ベニスズメの成虫の特徴
  4. 4.ベニスズメの飼育について
  5. 5.まとめ

ベニスズメの成虫の特徴

ベニスズメの成虫は、どのような特徴を持っているのでしょうか?ベニスズメガの食べ物や寿命、害虫となることがあるのかという点についてまとめています。

ベニスズメの主食

ベニスズメの主な食べ物は夏に咲く花の蜜や、木から分泌されている樹液です。それぞれの生息地に合わせた季節の花の蜜を、エサとしています。夏に咲く花の中には、蛾を媒体にした受粉を成功させるために進化した花もあります。幼虫期のように、草を食べることはありません。

ベニスズメは害虫?

ベニスズメの成虫は害虫として大きな害をもたらすことは少ないのですが、幼虫が植えている葉を食べてしまうことがあるため害虫と認識されています。幼虫は非常に草を食べるスピードが速く、しかも大量の草を食べます。飼育下であれば問題ありませんが、農作物を育てている方には天敵になることもあります。

ベニスズメの寿命

生息地によって若干のばらつきはありますが、主に5月~7月くらいに成虫が活動します。暖かい地域であればもう少し早い時期から、寒い地域では少しほかの地域から遅れてベニスズメガを見ることができます。数か月間しか成虫として活動することはできず、成虫になると越冬もできません。

ベニスズメの飼育について

ベニスズメは飼育することができます。飼育を行う際にはどのようなものが必要になるのかを、簡単にご紹介します。珍しいものなどは必要ありませんので、気軽に飼育を開始しましょう。

飼育の際必要なもの

ベニスズメの幼虫は、非常に食欲旺盛です。飼育ケースにはたっぷりと食草を敷き詰めてあげましょう。多めに入れた食草も、すぐに完食することがあります。次々と食草を補充することができるように、食草のストックは多めに準備しておきましょう。

羽化後は野生に放すのもアリ

ベニスズメは、決して飼育しやすい大きさの昆虫とはいえません。蛾なので、夜になるとケースの中を飛ぶこともあります。羽音が気になったしまったり、ベニスズメが羽ばたいて怪我をしてしまうのではないかと心配になった場合は、野生に返してあげるのもよいでしょう。ベニスズメは珍しい昆虫というわけではありません。全国に分布しているので、野に放っても生態系に甚大な被害を与えることはほとんどありません。

まとめ

ベニスズメの成虫の外見の色は、少し珍しいため注目を集めやすくなっています。外遊びや山歩きなどでベニスズメを見つけた際は、適度な距離を保ってじっくりと観察してみましょう。距離を詰めすぎると、逃げてしまうのことがあります。幼虫期間は食草を与えることで、家庭で成長を見守ることもできますよ。

唐揚げ
ライター

唐揚げ

動物や植物が好きです。自分で何か作り出すのも好きです。

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