アキニレとは?その特徴や見分け方をご紹介!ハルニレとの違いは?

アキニレとは?その特徴や見分け方をご紹介!ハルニレとの違いは?

アキニレという樹木をご存知ですか。漢字で書くと「秋楡」です。北海道の有名なハルニレのことでしょうか。アキニレは河原などに自生し、公園樹や街路樹、盆栽にも利用される樹木です。意外と知られていないアキニレの特徴やハルニレとの見分け方、利用方法ついてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アキニレとは
  2. 2.アキニレの特徴
  3. 3.アキニレを見に行く
  4. 4.アキニレとハルニレ
  5. 5.アキニレの利用方法
  6. 6.まとめ

アキニレとは

アキニレという樹木をご存知でしょうか。あまり耳にしたことがない方も多いのではないでしょうか。ハルニレとは違うのでしょうか。アキニレはニレ科ニレ属の落葉広葉樹です。河原などに自生し、街路樹や公園樹として植えられている高さのある樹木です。アキニレの特徴や用途、ハルニレとの違いや見分け方をご説明します。

アキニレの基本情報

分類 ニレ科ニレ属 落葉樹
学名 Ulmus parvifolia
別名 石ゲヤキ、河原ケヤキ
分布 中国、朝鮮半島、西日本、台湾
成長 やや遅い
樹高 15mくらい
開花時期 9月ごろ
用途 公園樹、街路樹、盆栽(ニレゲヤキ)

アキニレの別名

アキニレの別名「イシケヤキ」とは木材として、石のように硬いからと言われています。また「カワラケヤキ」とは河原に自生していることが多いからと言われています。葉っぱが小さいことと、樹皮の模様の美しさから盆栽木として扱われ、盆栽では「ケヤキ」に似ているため「ニレゲヤキ」と呼ばれています。

アキニレの特徴

アキニレは西日本の山地や河原に自生する落葉高木です。同じニレ科のハルニレの開花時期が春なのに対し、開花時期が秋なので「アキニレ」と呼ばれます。高木にしては成長が少し遅く、河原など他の樹種が少ないところで育つ丈夫さがあります。病気や害虫にも強いため公園樹や街路樹に選択されることが多い樹木です。葉や樹皮が「ケヤキ」に似ています。

アキニレの葉っぱ

葉っぱの大きさは3cm程度です。樹高が15mになる樹種としては小さめです。parvifoliaという学名は「小さい葉っぱ」と言う意味です。薄い緑色で少し厚みがあり、表面にやや光沢があります。葉の輪郭にはギザギザの切れ込みがあります。春先、柔らかい新緑が美しく、秋には赤〜黄色に紅葉します。

アキニレの花

アキニレを漢字で書くと「秋楡」です。これは開花時期が秋であることから名付けられました。開花時期の9月になると枝の葉腋に4〜6個の花がまとまって付きます。ガクが茶色っぽく、花弁は小さく、花としては目立ちません。

アキニレの種

アキニレは10〜11月には結実します。実は風散布型で翼果が付くタイプです。果実の周りに羽のようなものが付いていて、葉っぱのようにも見えます。果実の中に種が2つ入っています。

種子の散布時期は落葉後になります。真冬に風が吹くと枝から離れていきます。成長が遅いため、河原など他の植物があまり育たない場所で芽を出し成長します。街路樹から溢れた種が、縁石の隙間のような土の少ない場所で発芽しているのが見られることもあります。

アキニレの枝と冬芽

アキニレの冬芽はとても小さく少し丸みを帯びた形をしています。色は枝と同じような赤みがかった茶色です。そのため目立ちません。冬芽が帽子に見立てられ、葉っぱが落ちたあとが顔のように見え、可愛らしいと人気があります。冬芽の形や葉痕の顔の違いでいろいろな表情が楽しめます。

アキニレの幹

木材は硬く、そこからイシ(石)ケヤキの別名を持つようになりました。樹齢が古くなると樹皮がうろこ状になり剥がれ落ち、独特の模様を表すようになります。枝は細くよく茂り、短い枝が冬には棘のように見えることがあります。

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