アンジェラの育て方!つるバラとして知られる品種の剪定方法や仕立て方をご紹介!

アンジェラの育て方!つるバラとして知られる品種の剪定方法や仕立て方をご紹介!

アンジェラはつるバラの中でもとても人気があります。育て方も簡単で半日陰でも大丈夫なので、初心者でも安心して育てられるつるバラです。この記事では、そんなアンジェラの育て方やアーチ・フェンスでの仕立て方などについてご紹介します!

記事の目次

  1. 1.アンジェラってどんなバラ?
  2. 2.アンジェラの特徴
  3. 3.アンジェラの育て方
  4. 4.アンジェラの育て方(剪定)
  5. 5.アンジェラの育て方(誘引)
  6. 6.アンジェラの病害虫対策
  7. 7.アンジェラの仕立て方
  8. 8.まとめ

アンジェラの病害虫対策

バラは病害虫対策が大変で難しそう…と敬遠される方も多いのではないでしょうか。アンジェラは病害虫には強いので大丈夫ですが、定期的に薬をまくことでより元気に育てられるので、その方法をご紹介します。

黒点病

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黒い斑点が葉に出てきて、ひどくなると葉が黄色くなってしまって落葉してしまいます。こまめに点検して黒点病にかかった葉があれば取り除いてあげましょう。薬剤はサプロールやダコニールを、葉の裏側からまいてください。

うどんこ病

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粉をまぶしたように葉全体が白くなってしまって、葉や花が縮れたように変形してしまいます。重なり合った葉を取り除てい風通しがよくなるように気をつけてください。サプロールやミネラシンを月に1~2回、予防として散布しましょう。

バラゾウムシ

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バラゾウムシは黒ゴマぐらいの大きさで黒くて口の長い虫です。バラのつぼみが大好物なので、せっかくのつぼみを食べられるのは悔しいですね。オルトランやスミチオンをまくと退治することができるのですが、見つけたら手で除去するのが一番効果的かもしれません。

アブラムシ

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アブラムシはうす緑色の小さな虫で、若葉や新芽に集まって植物の養分を吸い取ります。見つけ次第、手などで払い落としてしまうか、オルトランやスミチオンをまきましょう。

テッポウムシ

秋に株の根元におがくずのような粉が落ちていたら、それはテッポウムシの糞です。カミキリムシが株元に穴をあけて卵を産みつけ、ふ化した幼虫が幹の中を食い荒らします。穴に針金などを差し込んで駆除するか、専用のスプレー式薬剤も販売されているので散布しましょう。

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アンジェラの仕立て方

出典:筆者撮影

つるバラはアーチ、フェンス、オベリスクと、いろいろな形で楽しむことができます。ここではそれぞれの仕立て方のコツをご紹介します。

アーチで咲かせる仕立て方

Photo byDarkWorkX

アーチの両側に一株ずつ植えて、アーチに沿って横ばいにしながら上へ誘引する

つるバラのアーチがある庭は、ガーデナーにとっては憧れですよね。アンジェラはそんな期待に十分こたえられる品種です。まずアーチの両側に一株ずつ植えてください。できるだけ横ばいに枝を誘引しながら、上へ上へと伸ばしていきましょう。最初はなかなか希望通りの樹形にはならないかもしれませんが、気長に何年も育てていくと素晴らしいアーチに仕上がるはずです。通るときにとげでけがをしないように、低いところの枝は剪定しておくと安心ですね。

フェンスに絡ませる仕立て方

フェンスより上に出ないようにしながら横へ誘引する

通りに面したフェンスにバラがいっぱい咲いていると、通りがかった人も思わず足を止めて見入ってくれるかもしれませんね。アンジェラはそんな期待にも応えてくれる優秀なつるバラです。枝をフェンスに沿わして横に誘引すると新芽がたくさん出てきます。新しい枝は下へ垂れるので、フェンスから上に飛び出すこともなくすっきりまとまります。もし上に伸びようとする枝があれば、ワイヤーで水平に誘引しましょう。この仕立て方で枝を伸ばしていくと、フェンスが見えなくなるぐらい枝が覆ってくれること間違いなしです!

オベリスク仕立てにする

オベリスクを囲むようにらせん状に誘引する

オベリスクというのは、丸い塔のような形でつるバラを咲かせるガーデニング用具です。庭のスペースがなくてアーチやフェンスなどは建てられないけれどつるバラを楽しみたい、という方には便利です。オベリスクが高いと強風で倒れる危険性もあるので、身長ぐらいの高さまでがほどよいかもしれませんね。仕立て方のポイントは、オベリスクに沿ってらせん状に枝をはわせるように誘引して、円の中に向かっていく新芽を摘み取ることです。中心に葉や枝がつまってしまうと風通しが悪くて病害虫の原因になりかねないので気をつけましょう。

まとめ

出典:筆者撮影

つるバラとして絶大な人気を誇るアンジェラの育て方や仕立て方についてご紹介しました。病害虫や日陰に強いという特徴を持っているのも嬉しいですね。バラのアーチやフェンスがある庭はガーデナーにとって憧れです。でもそこまで育てるのは大変だろうな…と思われがちですが、アンジェラはとても育てやすいのでお勧めです。何年もかかってやっと思い通りの形に育てるのも、バラの栽培の楽しみと言えますね。みなさんもぜひ、可愛いつるバラで庭を飾ってみてください!

kurumi
ライター

kurumi

バラをこよなく愛しているから、とげに刺されたって負けない!

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