ひまわりの花言葉は？太陽との関係や色別・本数別の意味をご紹介！

ひまわりは、夏に黄色い大輪の花を咲かせるキク科の植物です。高さは2mぐらいまで直立して伸びます。ロシアとペルーの国花で、日本には17世紀ころにヨーロッパから入ってきました。観賞用としてだけでなく、種が食用になることもあり、多くの地域で育てられています。黄色が有名ですが、白や赤の花を持つ品種も存在します。

たくさん花びらがあるように見えるひまわりですが、花びらのように見える部分は、実は花びらではありません。この一枚一枚が舌状花というひとつの花なのです。さらに、内側の茶色い部分も筒状花という花びらのない花です。こうしたたくさんの花が集まってひとつの花を形作っているものを「頭状花序（とうじょうかじょ）」と呼びます。

ひまわりの種は栄養豊富な食材として知られています。食用として育てられているひまわりの種は、炒って食べたり、絞って油にしたり、また飼料としても使用したりできます。種の収穫は、花が完全に枯れてしまってから行いましょう。

日本でよく見られる代表的なひまわりは、「大輪ひまわり」という大きな花が特徴の品種です。園芸用や花束用には、改良されたミニひまわりが人気です。また、ひまわりといえば黄色を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近年は赤系や黒系の花びらをもつ品種も注目を集めています。

ひまわりは、漢字では「向日葵」と書きます。太陽に向いているという印象を与える漢字ですね。別名として「日輪草」「日車」など「日」に由来した名前が多くつけられています。これらは、太陽の方に花の向きが変わる様子が由来とされていますが、実際に太陽の方を向くのは花が咲くまでの成長段階のみです。完全に開ききると、動くことはほとんどありません。

ひまわり全般の代表的な花言葉は「あこがれ」「愛慕」「あなただけを見つめる」です。これらの花言葉は、太陽の方に向きを変える性質に由来するといわれています。

明るいイメージのひまわりですが、「いつわりの富」や「ニセ金貨」という花言葉もあります。南米ペルーでは、ひまわりは太陽信仰と結びついて神聖で不可侵の花とされていました。そのひまわりをモチーフにして作った黄金の冠を、スペイン人の侵略の際に盗まれてしまったという悲しい出来事がネガティブな花言葉に由来します。

プラドレッドやココアという品種が有名な赤や茶色系のひまわりの花言葉は「悲哀」です。切なさを漂わせる花言葉は、どこか愁いを帯びた花の色に由来するとされています。

白いひまわりの花言葉は「ほどよき恋愛」です。白い花の花言葉は「純粋」「無垢」などの清楚なイメージの花言葉が多く見られますが、白いひまわりも同じように落ち着いた控え目の花言葉といえます。

ひまわりは、本数や大きさによっても花言葉が変わります。本数別の花言葉を知っておくと、ミニひまわりを花束で贈るときに役立ちますよ。

1本のひまわりの花言葉は「一目惚れ」です。1本だけでは少し寂しそうに見えそうですが、大輪の品種のものを選んで、告白するときなどに利用しましょう。一輪花ともいいますが、ひまわりは1本だけでも華やかで、プレゼントや一輪挿しにも喜ばれます。

3本のひまわりの花言葉は「愛の告白」です。強い思いを伝えるときによいでしょう。

7本のひまわりの花言葉は、「ひそかな愛」です。明るいイメージの多いひまわりのなかでは、落ちついて控え目な花言葉です。

11本のひまわりの花言葉は「最愛」です。11本も集まれば、とても華やかな花束になります。愛する人だけでなく、家族や友人など身近な人への感謝の気持ちを込めてプレゼントするのもおすすめです。

99本のひまわりの花言葉は「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」です。プロポーズの言葉として最適な花言葉といえるでしょう。

108本のひまわりは「結婚しよう」、999本のひまわりは「何度生まれ変わっても貴方を愛す」という花言葉をもっています。愛する気持ちを強く伝える花言葉ですね。

ひまわりの花の大きさによっても、花言葉に違いがあります。大輪の花言葉は「偽りの愛」「にせ金持ち」、小輪の花言葉は「高貴」「愛慕」です。色と大きさ、どちらを取るかで意味が変わってしまうため注意が必要ですね。

「太陽がいっぱい」という意味を持つサンリッチシリーズのサンリッチオレンジは、花の色が明るいオレンジ色をしています。サンリッチオレンジの花言葉は「未来をみつめて」です。

サンリッチレモンの名前は、さわやかなレモン色の花弁から付けられました。サンリッチレモンの花言葉は「願望」です。由来は定かではありません。

サマーチャイルドは小ぶりな花が特徴で、ミニひまわりに分類されます。花言葉は、名前にも通じるものがある「元気な子供」です。花束にするとかわいいブーケができあがります。

ソニアの花言葉は「太陽の恵み」です。大きさは10cmほどと小ぶりですが、色も形もメジャーな品種で、枝分かれして咲くこともあります。

黒みがかった色をしたココアの花言葉は「冷静な判断」です。その落ち着いた色合いからイメージされた花言葉だといわれています。

八重咲のモネのひまわりは、レモンイエローの花びらが特徴で、モネが描いた絵が名前の由来です。花言葉は「人情」です。ゴッホのひまわりをイメージした「ゴッホのひまわり」もあり、こちらは明るいオレンジイエローをしています。

イタリアンホワイトは品種改良された品種で、淡い黄色みを帯びた白色の花びらを持っています。その花言葉は「あなたを想い続けます」です。

フロリスタンは、花が赤紫のグラデーションをしています。花言葉は「負けない」です。頑張っている人や、夏のスポーツ試合などに贈ると喜ばれそうですね。

「ひまわり®」は防犯の合言葉のひとつです。「いかのおすし」という合言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。「ひまわり®」は株式会社ステップ総合研究所が考案した、危ない場所を示した防犯の合言葉です。子供のいる家庭では、「いかのおすし」に加えて「ひまわり®」も伝えておくと安心ですね。

夏を代表するひまわりの花言葉は、種類によってさまざまです。明るい花言葉が多いというイメージを持たれがちですが、実は少し怖いもの、切ないものがある点も覚えておきましょう。それぞれのシーンにあった色や種類の花を選んで、その思いを伝えてみてはいかがでしょうか。