バラでドライフラワーを作る方法！簡単な作製手順から飾り方まで紹介！

手作りのドライフラワーはおしゃれにアレンジして、お部屋のインテリアにしてみましょう。ドライフラワーは、生花よりもさまざまな飾り方が楽しめます。ただし、ドライフラワーは割れたり崩れたりしやすいので、シンプルな飾り方がおすすめです。どのような飾り方やアレンジ方法があるでしょうか。

スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」の意味で、植物を束ねて作った壁飾りのことを指します。スワッグはもともと、ハーブや麦や常緑樹などを用いて、子孫繁栄や豊作を祈り、魔除けや太陽の生命力を取り入れる目的で作られていました。現在では自然や季節を取り入れた、ナチュラルでおしゃれなインテリアとして注目されています。作り方もリースなどより簡単です。ドライフラワーをハンギング法で作る過程は、既にスワッグといえるかもしれません。

バラのドライフラワーを主役にして、他のドライフラワーとアレンジして花束を作ると素敵です。そのままお部屋に飾るのもよいですし、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれます。プレゼントに1輪添えるのもおしゃれです。しかし、シリカゲル法や電子レンジ法で作ったドライフラワーは茎が短くなっていますから、そのままでは花束にできません。そこで、ワイヤリングという作業が必要になります。

こちらの動画はプリザーブドフラワーのバラのワイヤリングの手順について説明しています。ドライフラワーのバラでも同様の手順でワイヤリングが可能です。ワイヤーは斜めにカットすると、バラのがくの部分に刺さりやすくなります。2本のワイヤーががくの中でクロスするように刺してから、ワイヤーをU字型に曲げましょう。ワイヤーをまとめて茎にし、フローラテープを巻き付けます。フローラテープは引っ張りながら斜めに巻いていくのがコツです。

花瓶やポットなどにアレンジするのも素敵なアイデアです。他のドライフラワーと組み合わせるのもよいでしょう。バラ以外にドライフラワーにしやすい植物としては、千日紅、アジサイ、ミモザ、ラベンダー、カスミソウ、花かんざし、貝細工、ユーカリなどがあります。野の草の中では、コバンソウ、ヒメコバンソウ、ハハコグサ、カヤツリグサ、ネコジャラシ、イヌタデ、イネ科の雑草などがドライフラワーにしやすいです。

ドライフラワーをリースにアレンジするのもおすすめです。100均に売っているリースの土台を利用するのもよいですが、せっかくですから手作りしてみましょう。アサガオやサツマイモのつるを巻いて乾燥させれば、立派なリース台になります。画像は、植物の茎を曲げて交差して縛った形ですが、丸型とは雰囲気が違って素敵です。植物を剪定したときに出た茎を、束ねて形よく縛って乾燥させれば簡単にできます。

色鮮やかに出来上がったドライフラワーは、標本風に飾るのも素敵です。透明なガラス瓶やコルク瓶、ガラスのシャーレなどに入れてみましょう。蓋付きなので、ほこりをかぶったり湿気を吸ったりしにくいのも、うれしいポイントです。英字新聞やきれいな紙を合わせてアレンジすると、おしゃれなだけではなく、紙が湿気を吸ってくれます。見えないところにシリカゲルを入れて時々交換すれば、長く保存が可能です。

ドライフラワーをフラワーボックスにアレンジすると、インテリアとしてもプレゼントとしても大活躍します。100均の標本箱やコレクションケースなど、透明の蓋がついた箱を利用すると簡単です。密閉性の高い箱にシリカゲルと一緒に入れれば、保存性がよくなります。ドライフラワーのナチュラルな色合いが、気持ちを優しく穏やかにしてくれるかもしれません。

ドライフラワーはハーバリウムにも利用できます。ハーバリウムはもともと、「植物標本」の意味です。近年では鑑賞目的に作られたガラス瓶入りの植物インテリアも、ハーバリウムと呼ばれます。透明感のあるみずみずしい植物の姿を、長く観賞できるインテリアとして人気です。作り方も簡単で、プリザーブドフラワーやドライフラワーをガラス瓶に入れ、専用オイルやベビーオイルで満たします。花が空気に触れないので、長く美しく保存可能です。

ドライフラワーのミニバラや花びらにレジン液を塗ったり、シリコンモールドの中でレジンに封入すれば、アクセサリーとしてアレンジできます。本物の花を枯れることなく身につけられるのです。レジン液やアクセサリーパーツは、100均でも売っています。バラのドライフラワーのアクセサリーは、優しい雰囲気を演出してくれるでしょう。

ドライフラワーをポプリにするのも簡単なアレンジ法です。作り方の手順は、よく乾燥したドライフラワーを袋に入れ、エッセンシャルオイルを垂らします。やさしく袋をゆすってオイルを全体になじませましょう。袋を密閉し、暗所で2～3週間程度熟成させます。時々袋を開けて香りをチェックし、香りが飛んでしまっているときはエッセンシャルオイルの追加が必要です。完成したらお好みの器に飾り付けます。

バラは素敵な花ですが、生花が枯れるのは運命です。しかしドライフラワーにすれば、思い出と一緒にバラをより長く楽しめます。作り方は簡単で、飾り方やアレンジ方法は多彩です。バラのドライフラワーには、ナチュラルな優しい雰囲気があります。ぜひ、バラをドライフラワーにして、お部屋に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。