カラミンサの育て方!管理のコツや上手な増やし方などをご紹介!

カラミンサの育て方!管理のコツや上手な増やし方などをご紹介!

カラミンサとは、ハーブに分類される多年草植物です。開花時期が長く、ミントのようなさわやかな香りが楽しめ、寄せ植えやグランドカバーなどでよく利用されています。今回は、カラミンサの育て方のコツや、上手な増やし方についてご紹介します!

記事の目次

  1. 1.カラミンサとは?
  2. 2.カラミンサの育て方
  3. 3.カラミンサの管理方法
  4. 4.カラミンサの上手な増やし方
  5. 5.まとめ

カラミンサとは?

出典:写真AC

カラミンサはシソ科の多年草で、白・ピンク・薄紫色の小さな花をたくさん咲かせる、ハーブに分類される植物です。多年草植物ですが、落葉性のため、冬になると葉が枯れる特徴があります。耐寒性や病気・害虫に強く、園芸初心者でも育てやすいカラミンサについて、育て方のコツや、上手な増やし方について詳しく紹介します。

カラミンサの特徴

分類 シソ科 トウバナ属
学名 Calamintha
原産地 南ヨーロッパ~地中海沿岸
主な品種 カラミンサ・ネペタ
カラミンサ・グランディフローラ
草丈(樹高) 15~60cm
花色 白、ピンク、薄紫
開花時期 5~11月
花言葉 「清涼」「繊細な心」

初心者でも育てやすい

耐寒性に強く、耐暑性にも比較的強いため、初心者でも育てやすい植物です。開花時期が5~11月と長く、長期間かわいらしい花を楽しめます。また、ミントのようなさわやかな香りがするため、ハーブティーやポプリとしても利用できます。香りはミントに似ていますが、ミントの仲間ではないため、爆発的に増えることはない点も、育てやすい理由のひとつです。

カラミンサの育て方

出典:BOTANICA

カラミンサは、庭植えでも鉢植えでもどちらでも育てることが可能で、グランドカバーや寄せ植えとしても幅広く利用できます。耐寒性、耐暑性ともに比較的強いため育てやすい植物ですが、上手に育てると花がよく咲く、強く大きな株に育てられます。カラミンサを上手に育てるための水やりや肥料のコツや、注意点を見ていきましょう。

育て方①植え付け

Photo byannawaldl

日当たりのよい場所を選ぶ

庭植えでも鉢植えでも、どちらでも大きく育てることが可能です。半日陰でも育てられますが、強く大きな株に育てるためには、なるべく日当たりのよい場所に植えることが必要です。水はけと通気性に優れた土を選び、庭植えの場合は、用土に堆肥や腐葉土などの有機質がたくさん含まれている養分を混ぜ合わせておきます。

根を凍らせない対策

カラミンサは耐寒性に強い植物で、-10℃程度まで耐えられるといわれています。しかし、根が凍ると株全体が枯れるため、根が凍る心配がある地域で育てる場合は、株の根元の土表面をビニールやワラで覆うなど、根が凍らないよう対策をしてください。

育て方②水やり

Photo byannawaldl

成長後の水やりは控えめに

土に根が張るまでの特に成長期は、乾燥しないよう注意し、土が乾く前に水を与えてください。根が張った後は、水切れに注意しながら乾燥気味に育てます。庭植えの場合は、基本的に水やりは不要ですが、土の表面の乾燥が進んだり、葉のハリがなくなったりしたときは、たっぷり水を与えるようにしましょう。水やりをしすぎると、葉が枯れることがあります。

育て方③肥料

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元肥として、植え付け前に土壌に緩効性化成肥料を混ぜ合わせておきます。元肥を与えておけば、その後の追肥は特に必要ありません。株を大きく育てたい場合は、春と秋の時期に、株の周りに肥料を与えます。与える肥料は、緩効性化成肥料や液体肥料が理想ですが、特に種類は問いません。肥料を与えすぎると、大きく育ちすぎて管理が大変になったり、ひょろひょろとした細く弱い株に育ったりすることがあります。

カラミンサの管理方法

出典:BOTANICA

カラミンサは育てやすい植物ですが、管理次第で株が弱ってしまったり、花が咲かない現象が起きたりすることがあります。正しい管理できれいで立派な株に育てられるため、剪定・切り戻しの方法と、病気・害虫の予防方法を確認しましょう。

剪定・切り戻しの方法

Photo byBru-nO

カラミンサの剪定に適した時期は、年2回あります。1回目は新芽の出る3~4月頃です。株が大きく育つ時期でもあるため、適宜剪定して形を整えましょう。2回目は梅雨の時期の6月頃です。花がら摘みをかねて、花がある程度なくなるまで切り戻します。この時期に剪定・切り戻しをすることにより、花もちがよくなり、長期間にわたり花を楽しめます。

剪定・切り戻しをする理由とは?

剪定・切り戻しとは、伸びすぎた茎を切り取り、株の大きさや形を整えることです。切り戻しをすると日当たりや風通しがよくなり、病気や害虫を予防できます。また、古い茎を切ったり咲き切った花がらを摘んだりすることで、新しく成長する茎や花に栄養分をまわせます。強く大きく育てられ、花もちもよくなります。切り戻しをしないと、翌年育つはずの茎や花に栄養がまわらなくなり、枯れる・花が咲かないなどの原因になります。

剪定は思い切ってするのがポイントです。花が咲かないなどのトラブルを回避できます!

病気・害虫の予防方法

Photo byHans

カラミンサは、病気や害虫の心配がいりません。これが育てやすい植物といわれる要因のひとつでもあります。しかし、ハーブの植物がかかりやすいとされる、うどんこ病や灰色かび病などの病気と、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどの害虫には、かかる可能性があります。

病気・害虫の予防対策と駆除方法

病気・害虫の予防には、薬剤散布が最も手軽で効果的です。害虫を発見した場合には、早めに殺虫剤などで駆除してください。その他、病気・害虫の予防対策として挙げられるのは、剪定で日当たり・風通しをよくすることや、雑草・花がらをこまめに摘み取ることです。

病害虫で花が咲かないなんていやですね。こまめにお手入れするのが、カラミンサ栽培のポイントです。

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カラミンサの上手な増やし方

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