フェンネルとは?ハーブとしての種類や特徴は?料理への活用方法もご紹介!

フェンネルとは?ハーブとしての種類や特徴は?料理への活用方法もご紹介!

フェンネルは、料理や香料などさまざまな場面で活躍するハーブやスパイスです。今回は、そんなフェンネルの種類ごとの特徴、料理への使い方をご紹介します。また、フェンネルを使ったおすすめの食べ方も詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.フェンネルとは?
  2. 2.フェンネルの料理への使い方
  3. 3.フェンネルのおすすめの食べ方3選
  4. 4.まとめ

フェンネルとは?

Photo bySchwoaze

フェンネルは、セリ科ウイキョウ属の植物です。地中海沿岸の原産で、料理に使用するハーブとして知られています。フェンネルは甘い香りが特徴的で、料理だけでなく精油などにも使われていますよ。

基本情報

分類 草花
和名 ウイキョウ
形態 多年草
原産地 地中海沿岸
開花時期 6〜8月
収穫時期 葉:3〜11月 種:7〜9月
耐暑性 強い
耐寒性 強い

種類と特徴

Photo bycongerdesign

フェンネルは、ハーブとしての種類が3つあり、それぞれ異なる特徴を持っています。種類によって活用方法も違うため、あわせてみていきましょう。

①スイートフェンネル

スイートフェンネルは、葉や種が料理によく活用されている種類です。葉は魚の臭み消しに効果的で、種はフェンネルシードと呼ばれるスパイスとして人気ですよ。

②フローレンスフェンネル

フローレンスフェンネルは、鱗茎と呼ばれる茎の部分を食べられる種類です。料理にスライスして入れたり、サラダにして食べたりなど、主に食用として親しまれています。

ボタ爺

ボタ爺

鱗茎とは、養分を貯めて多肉化した葉が、茎の周りに重なりあったものじゃ。地下茎の一種で、玉ねぎやチューリップも鱗茎を持っておるぞ。

③ブロンズフェンネル

ブロンズフェンネルは、観賞用として取り扱われることが多い種類です。名前の通り銅色(ブロンズカラー)をしており、見た目が美しいです。しかし、観賞用以外にも、葉を料理の臭み消しに使ったり、花をハーブティーに利用したりもします。

ディルとの違い

Photo byjyliagorbacheva

フェンネルとディルは、同じセリ科の植物で見た目が似ていることから、よく間違われることがあります。しかし、それぞれ味や香りが違います。フェンネルの方が、ディルに比べて香りが強く、味も薬草の風味が強いですよ。

フェンネルとディルの相違表

  フェンネル ディル
属名 ウイキョウ属 イノンド属
形態 多年草 1年草
香り 強い 普通
鱗茎 あり なし

フェンネルの歴史

フリー写真素材ぱくたそ

フェンネルは古代エジプトや古代ローマ時代に栽培された記録が残っていることから、世界最古の作物といわれています。ヨーロッパでは古くから薬草として親しまれており、中世以降には盛んに用いられるようになりました。以降、中国に伝わったフェンネルは「茴香(ウイキョウ)」と呼ばれ、日本に渡ってきます。

ウイキョウの由来

Photo byMareefe

和名の「茴香(ウイキョウ)」は、中国名を音読みしたものがそのまま使われています。名前の由来は諸説ありますが、一説には料理の嫌な匂いを消して、よい香りを復活させるという意味が由来しています。

ボタ爺

ボタ爺

次は、フェンネルの料理への使い方を紹介するぞ!フェンネルは、葉、種、茎でそれぞれ違った活用方法があるんじゃ。

次のページ

フェンネルの料理への使い方

関連記事

Article Ranking