ベンジャミンの育て方!植え替え時期・方法や剪定のやり方などを解説!

ベンジャミンの育て方!植え替え時期・方法や剪定のやり方などを解説!

ベンジャミンは数多い観葉植物のなかでも扱いやすく、どんな部屋にも合うことから、人気の高い植物です。今回はベンジャミンの特徴や品種、花言葉や育て方などをまとめてみました。植え替えや水やり、剪定など育て方のコツを覚えて、美しいグリーンインテリアを育てましょう。

記事の目次

  1. 1.ベンジャミンの概要
  2. 2.ベンジャミンの特徴
  3. 3.ベンジャミンの種類・品種
  4. 4.ベンジャミンの花言葉
  5. 5.ベンジャミンの育て方
  6. 6.育て方のポイント①栽培環境
  7. 7.育て方のポイント②植え付け・植え替え
  8. 8.育て方のポイント③水やり
  9. 9.育て方のポイント④肥料
  10. 10.育て方のポイント⑤剪定
  11. 11.育て方のポイント⑥病気・害虫対策
  12. 12.育て方のポイント⑦夏越し・冬越し
  13. 13.まとめ

育て方のポイント②植え付け・植え替え

植え付け・植え替えの適期

出典:写真AC

ベンジャミンは鉢植え栽培が基本です。耐寒性が低いため、地植えには向きません。植え付けも植え替えも適期は同じで、生育期でもある5月~7月に行います。生育旺盛なので順調に育っていれば、すぐに根詰まりを起こしてしまいます。1年~2年に1度は、一回り大きな鉢に植え替えしてくださいね。以下が植え替え方法です。

  1. 元の鉢よりも一回り大きい新しい鉢の底穴に、鉢底ネットと鉢底石を敷き、新しい土を鉢の1/3くらいの高さまで入れる
  2. 元の鉢から引き抜いたベンジャミンの根についた土を、手でほぐして落とす。黒く腐った根があればハサミで切り落とし、新しく用意した鉢の中心に置く。購入したての苗の場合は、根鉢を崩さずに新しく用意した鉢に入れる
  3. 鉢の縁から4cmのところまで土を入れていく。鉢と根の間に土が隙間なく入れるように、割りばしや細い棒などで土をつついて入れ込む
  4. 土入れが終わったら、支柱を立てて株を支える。その後、鉢底から水がしみ出すくらい、たっぷりを水を与えて土を落ち着かせれば作業完了

植え替え直後の株はデリケートなので、直射日光が当たらない、明るめの半日陰で管理してくださいね。

枝が伸び始めたり、新しい葉が出てきたりしたなら、根が定着した証拠だよ。支柱はこのときに抜いてね。

株を大きくしたくない場合は?

株を大きくしたくない場合は、同じ鉢に植え替えましょう。古い土や根を1/3ほど落とし、枝葉も1/3ほど剪定します。枝葉が根よりも大きいと、吸収できる養分が枝葉に回りきらなくなって、株が弱ってしまうからです。それ以外の植え替え方法は上記と変わりません。作業が終わったら、直射日光が当たらない場所で管理しましょう。

土・用土は?

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熱帯地域を原産とするベンジャミンが好むのは、高温多湿な環境です。ただし、水はけの悪い土を使うと、根腐れを起こしてしまう恐れがあります。自分で土を作る場合は、赤玉土(小粒)5:ピートモス3:パーライト2、もしくは観葉植物用培養土2:赤玉土1:鹿沼土1の配合がおすすめです。さらに土の表面を赤玉土や鹿沼土などでマルチングすれば、コバエの発生を防いでくれますよ。

育て方のポイント③水やり

Photo bystux

ベンジャミンの水やりは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るくらい与えるのが基本です。特に夏は乾きやすいので、毎日水やりしましょう。水切れすると葉が落ちてしまうので、水切れには注意が必要です。一方、生長が鈍くなる冬の時期は、やや乾かし気味に管理します。土が乾いて、さらに2日~3日経過したところで水やりしましょう。

葉水もおすすめ

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日常の手入れとして、水やりとは別に葉水も与えましょう。霧吹きやスプレーで、葉に水を与えます。ベンジャミンが苦手とする乾燥を防ぎ、葉の色ツヤがよくなりますよ。ハダニの予防にもなるので、まさに一石二鳥です。生長が鈍る冬も、暖房のきいた部屋に置いていると乾燥しやすいので、葉水で手入れすることをおすすめします。

葉水の手入れを忘れないように、水やりと一緒に行うのもおすすめだよ。

根腐れを起こしやすい冬の時期などは、水やりを控えて葉水の手入れをすると、乾燥防止策と水のやり過ぎを抑えられます。

育て方のポイント④肥料

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生育旺盛な植物なので、肥料はそれほど必要ではありません。春から秋の生育期の間に、10日~14日に1回のペースで薄めに希釈した液体肥料を与える、もしくは緩効性化成肥料を置き肥すれば十分です。冬は肥料を与えません。生育が止まる冬に肥料を与えると、肥料焼けを起こしてしまいます。また、肥料の種類は有機肥料よりも化成肥料がおすすめです。コバエの発生を防ぎます。

ベンジャミンは室内で栽培することが多いので、有機肥料よりも化成肥料がおすすめです。

有機肥料には独特のにおいがあるから、室内栽培が多い観葉植物に使うのは、少し厳しいんだよね。

育て方のポイント⑤剪定

Photo bystux

ベンジャミンの剪定の適期は、もっともよく生育する春から夏にかけて、月でいえば5月~7月です。古くなってきた葉や、伸び過ぎた枝などを切り落として整理しましょう。枝は生え際のすぐ上まで切っても大丈夫です。ベンジャミンは強い刈り込みにも耐えられるので、剪定のコツは特にありません。樹形を整えて、古い葉や枝を取り除けばOKです。

剪定の際の注意点

Photo bypagefact

ベンジャミンは、ゴムノキの仲間であるフィカス属の植物です。フィカス属の植物の樹液には、あまり人体によくない成分が含まれているため、肌の弱い方が触れるとかぶれてしまうことがあります。剪定作業の際には、必ず長袖の服やゴム手袋を着用し、樹液が肌に触れないように注意しましょう。

ベンジャミンの樹液は、床につくと取れにくいんだ。室内で作業するときは、鉢の下に新聞紙を敷いておこうね。

育て方のポイント⑥病気・害虫対策

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ベンジャミンは病気にかかりにくい植物ですが、注意すべき害虫が複数存在します。カイガラムシ、アブラムシ、ハダニです。いずれも放置すると株を弱らせ、最悪枯れてしまう恐れもあるので、発見次第早急に薬剤などで駆除しましょう。また、予防策としては剪定で風通しをよくしてやることや、葉水をかけてやることがあげられます。

育て方のポイント⑦夏越し・冬越し

夏越しの手入れは?

フリー写真素材ぱくたそ

耐暑性が高いベンジャミンですが、限界はありますし、真夏の直射日光に当たると葉焼けします。40℃以上の猛暑日になったら、日陰へ移動させましょう。遮光ネットなどで遮光すれば、さらに効果的です。水やりは午前中に行うと水温が上がって根が傷んでしまうので、夕方から夜に与えましょう。夏季の手入れとして、1000倍希釈した活力剤を水やりの2回~3回に1回のペースで与えると、夏バテ防止に効果的です。

冬越しの手入れは?

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暖かい室内で管理するのが基本です。室内でも日当たりのよい場所に置き、水やりの頻度を控えめにして、乾かし気味に管理しましょう。ベンジャミンは乾燥が苦手なので、暖房器具の温風が当たらないように注意が必要です。冬季の日常の手入れとして葉水を行うと、乾燥防止にもなるのでおすすめですよ。

まとめ

出典:写真AC

ベンジャミンは、どんな部屋にも似合うグリーンインテリアとして、おすすめの観葉植物です。親しい人への贈り物にも最適ですが、自分の部屋を素敵に演出するのもよいですよ。美しいグリーンインテリアをていねいに手入れして、おしゃれで心癒される時間を過ごしましょう。

Laylah
ライター

Laylah

バラや百合のような美しくて香り高い花も好きですが、スミレやタンポポのような野に咲く可憐で強い花も好きです。

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