シェフレラとは?
シェフレラは公共施設のロビーや学校の教室、個人邸の垣根などでみかけることの多い観葉植物です。放射状に葉が広がるかわいらしい姿と、特別な日常管理を行う必要のない、生命力旺盛なシェフレラの基本情報をお伝えします。
基本情報
原産地 | 台湾、中国南部の亜熱帯~熱帯地域 |
科名・属名 | ウコギ科、フカノキ属 |
学名 | Schefflera arboricola |
英語別名 | Dwarf umbrella tree |
別名 | ヤドリフカノキ、ホンコン |
分類 | 常緑低木(高さ2~10m) |
栽培適温 | 18~24℃ |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | ある |
耐陰性 | ある |
特徴
シェフレラは楕円形で肉厚の葉が掌状にひらき、成長速度が早い点が特徴です。自生地で10m以上にも育ち、街路樹として植えられます。観葉植物としてのシェフレラは日々の手入れが楽で、初心者の方におすすめの定番植物です。誤って「カポック」(アオイ科セイバ属)と呼ばれることがありますので区別しましょう。
花言葉は「とても真面目」
シェフレラはごくまれに花を咲かせることがあります。咲く時期は5~7月で、花言葉は「とても真面目」「実直」です。成長速度がはやく、丈夫で手のかからないシェフレラらしい花言葉です。観葉植物にも花言葉がありますので、グリーンギフト選びの参考にしてくださいね。
シェフレラの日常管理
日当たりと置き場所
シェフレラは耐陰性を備えてはいますが、日光をよく当てることで美しい樹形となります。春~秋は戸外で日光を当てると徒長防止になりますが、真夏は葉焼け防止のため明るい日陰に移しましょう。斑の入る部分は光合成ができないため、日照不足にならないように手入れするのがポイントです。
水やりと肥料
春~秋は土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底から水が流れ出るぐらいたっぷりと与え、冬は乾かし気味に育てるのがポイントです。シェフレラは用土のかわりに水や液体で育てる方法もあります。肥料を与え過ぎると樹形が美しくまとまりません。春~秋は2ヶ月に1回程度、緩効性肥料を用土の上に置き、液体肥料を2週間に1回与えるとよいでしょう。
冬越し
シェフレラの耐寒温度は0℃ですが、冬でも3~5℃が保てる場所に置き、土の表面が乾いてから数日後に水やりを行いましょう。日本の暖地では地植えできますが、鉢植えにして晩秋の霜が降りる時期になる前に室内にとりこんで、日照が得られる場所で越冬させるのがおすすめです。
次ページからは増やし方を紹介します!