トックリヤシとは
トックリヤシとはマスカリン諸島原産のヤシ科の植物です。成長するととても大きくなりますが、成長速度は遅いため観葉植物としても人気が出ています。「金運の木」ともいわれていて縁起がよいことも人気のひとつです。
トックリヤシの基本情報
植物名 | トックリヤシ |
科名 | ヤシ科 |
属名 | トックリヤシ属 |
原産地 | マスカリン諸島 |
耐寒性 | 弱 |
耐暑性 | 強 |
冬越し(越冬) | 約10°C以上 |
特徴・形態 | 常緑性・高木 |
原産地マスカリン諸島とは
マスカリン諸島とは、インド洋のマダガスカル東方沖に位置する諸島です。1年の平均気温は25°C〜30°Cととても暖かい島で多くの観光客に人気があります。多くの自然に囲まれていてとてもきれいな島です。
トックリヤシの特徴
ここでは、トックリヤシならではの特徴を3つ紹介します。
トックリのような姿
トックリヤシの大きな特徴は、根元の膨らみです。まるでトックリのような不思議な形です。この樹形も人気を集めています。この膨らみには栄養や水分が蓄えられていて、そのためとても乾燥に強い植物です。
成長の遅い大型植物
トックリヤシは路地植えのものは高さ約15mほどになる大型の植物です。とても大きく育ちますが、成長が遅いため自宅でも育てられます。観葉植物として植木鉢で育てる場合は、路地植えほど大きくはなりません。
耐暑性は強いが耐寒性は弱い
トックリヤシは南国の植物です。他のヤシ科の植物同様暑さにはとても強いのですが、耐寒性はなく最低気温約10°Cを下回ると枯れてしまいます。冬の間は必ず室内に入れてください。耐陰性があるため1年をとおして室内で育てることが可能なほか、多少の日陰でも育ちます。
トックリヤシの開花時期
トックリヤシの開花時期は3月〜6月です。花色は白でとても小さくてかわいらしい姿をしています。大きく育ったトックリヤシでは目線の高さに花が咲かないため、花を見るのは難しいかもしれません。しかし実際はたくさんの花を咲かせています。
トックリヤシの花言葉
トックリヤシの花言葉には「平和」などがあります。花言葉のとおり、周りを和ませるトックリのような姿が印象的です。トックリヤシは風水的にもとても縁起がよく、玄関先などに置くとよいとされています。
出典:写真AC