ウバユリ(姥百合)とは?特徴・花言葉から育て方や食べ方まで解説!

ウバユリ(姥百合)とは?特徴・花言葉から育て方や食べ方まで解説!

ウバユリという花をご存じですか?ユリ科の中でも特にめずらしい形の花を咲かせる、不思議な魅力を持ったユリです。食用としても人気のウバユリについて、花言葉や育て方、よく似た変種との見分け方やおいしい食べ方について解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ウバユリ(姥百合)とは
  2. 2.ウバユリの種類
  3. 3.ウバユリの育て方
  4. 4.ウバユリの食べ方
  5. 5.まとめ

ウバユリの食べ方

野山にたくましく咲く花として紹介してきたウバユリですが、実は山菜としても食べられる植物です。ほかの種類のユリと同じように、球根を食用にします。ゆり根のようにホクホクとした食感が特徴で、ゆり根よりも若干苦みを感じます。普通のゆり根に比べて球根が小さいので、食用で採集するときは多めに採るのがおすすめです。

ウバユリの食べ方①シンプルにボイルして

山菜特有の苦みもありながら、ゆり根のような甘味や風味も存分に感じられるウバユリは、シンプルに茹でて食べるのもおいしい食べ方です。マヨネーズでさっぱりいただきましょう。お酒のおつまみにもぴったりですね。

ウバユリの食べ方②梅肉あえ

おつまみとして食べるならボイルだけでなく、ひと手間かけた梅肉あえはいかがでしょうか。少々の塩でさっと茹でたあと、梅肉とみりん、かつおぶしであえるだけの簡単メニューです。お好みでお砂糖を入れてもおいしいですよ。

ウバユリの食べ方③煮つけ

食用としてのウバユリは、煮付けにもできます。鱗茎を1枚ずつはがして水洗いして軽く茹でたあと、砂糖や酒、しょう油などの調味料で味付けすれば完成です。甘辛い味付けはじゃがいものような食感のウバユリにとてもよく合いますよ。ちなみにウバユリは、胃を強くする、解熱、強壮などの効果が期待される山菜です。

ウバユリの食べ方④コンソメスープ

 出典:写真AC 

春先に収穫できるウバユリを使って、あたたかいスープを作るのもおすすめです。一緒に煮込む具材はほかの山菜やブロッコリーやたまねぎ、にんじんなど、季節を感じる旬の野菜がおいしいですね。薄皮を厚く剥きすぎてしまうと、煮ているうちにウバユリが溶けてしまうので気をつけてください。それほど長く火を通す必要もありませんので、入れるのは最後で大丈夫です。

ウバユリの食べ方⑤天ぷら

山菜の食べ方の定番、天ぷらもおいしく作れます。ウバユリは170度くらいに熱するとあくが取れるので、天ぷらは山菜が苦手な方でも食べやすい食べ方です。大根おろしをたっぷり入れた天つゆや、シンプルにお塩で食べてもほくほくとした甘みを楽しめますよ。衣に米粉を使うと、さっくり仕上がります。

ウバユリの食べ方⑥かき揚げ

天ぷらと同じように、かき揚げもおいしい食べ方です。ほかの山菜と一緒に揚げると、ボリューム感も増しておすすめですよ。普通の天ぷらよりもゆるめに衣を作ることが、さっくりと仕上げるコツです。

ウバユリの食べ方⑦グラタン

少し変わったものとしては、グラタンの具材に使うという食べ方もあります。玉ねぎやしめじといった定番の具材と一緒に、あらかじめ茹でておいたウバユリを入れましょう。ホワイトソースの濃厚さとチーズの風味がウバユリの甘みにぴったりです。パセリを散らして、彩りもおしゃれな一品ができますね。

ウバユリの食べ方⑧そのほか

そのほかにも味噌汁の具材やコロッケ、甘みを活かしてモンブランやケーキなどのスイーツとしても食べられます。下処理もそれほど面倒ではありませんし、使い勝手がよいところも魅力ですね。

まとめ

一般的なユリに比べたら地味な姿ではありますが、野生のしたたかさを感じさせる花が美しい品種がウバユリです。葉も茎も大きく、山中ですらりと茎を伸ばして花を開く姿は、幻想的な雰囲気も感じさせます。夏場のハイキングのときには、たくさんの花が鈴なりに咲いている姿を探してみるのも楽しいですね。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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