ホタルブクロの育て方!水やり・肥料・置き場所など管理のコツを解説!

ホタルブクロの育て方!水やり・肥料・置き場所など管理のコツを解説!

初夏に釣鐘型の花が咲くホタルブクロはこれまで山草として親しまれてきましたが、最近では園芸品種としてガーデニングに取り入れる方が増えてきています。病害にもかかりにくく、育て方も難しくありません。そんホタルブクロの育て方や増やし方のポイントをお伝えします。

    記事の目次

    1. 1.ホタルブクロの基本情報
    2. 2.ホタルブクロの品種
    3. 3.ホタルブクロの育て方
    4. 4.ホタルブクロの植え付け・植え替え方法
    5. 5.ホタルブクロの増やし方
    6. 6.ホタルブクロの病害
    7. 7.ホタルブクロの切り戻し剪定方法
    8. 8.ホタルブクロの種の採取方法
    9. 9.ホタルブクロの冬越し
    10. 10.まとめ

    ホタルブクロの基本情報

    Photo by suneko

    釣鐘のような形をした花を咲かせるホタルブクロ(蛍袋)は、夏の暑い季節に土手や道端で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。それほど山草として親しまれていますが、品種改良が進んだ現在では園芸品種も数多く流通しています。どのような植物なのか、まずは基本情報からご紹介していきます。
     

    科属名 キキョウ科ホタルブクロ属
    形態 多年草
    原産地 シベリア、中国、朝鮮半島、日本
    草丈 30~80cm
    開花期 5月下旬〜7月(初夏から夏前半)
    花色 紫、白、ピンク
    耐寒性 強い
    耐暑性 普通
    病害 病害にかかりにくい

    ホタルブクロという少し変わった名前の由来は諸説ありますが、子供が花を袋に見立て蛍を入れた=蛍袋とされています。開花することで蛍の季節となったことを教えてくれますね。見た目が園芸品種のカンパニュラと似ていますが、同じホタルブクロ属の近縁種です。

    花びらの基本情報

    ホタルブクロの下向きに咲く釣鐘型の花は大きさが4~6cmほどで、先が5つに浅く分裂しており、内側に色の濃い斑点があります。色は主に白、紫、ピンクがありますが、関東は赤紫、関西は白が多く見られるなど地域によって違いがあります。

    葉の基本情報

    ホタルブクロの葉は、根から出ているかと茎から出ているかとで、形がやや違います。根から出ている葉はハート形、茎から出ている葉は三角形のような卵形をしています。どちらも縁はギザギザしていることが特徴です。また、根から出ている葉は開花期には枯れます。

    ホタルブクロの花言葉

    ホタルブクロの花言葉は、色の違いに関わらず「感謝」「忠誠を尽くす心」「誠実」「忠実」です。花の形が釣鐘であることから、教会を連想させることが花言葉のいわれです。大切な人に贈る品種としてはぴったりですね。

    ホタルブクロの品種

    Photo by Dakiny

    北半球には300品種、日本には5品種が存在するホタルブクロは、基本的には多年草ですが、一年草であったり越年草であったりするほか、花の咲く方向も下向きではなく上向きや横向きであったりする品種も存在します。ここではその中でも代表的な3品種の情報をお伝えします。

    ヤマホタルブクロ

    ヤマホタルブクロ(山蛍袋)は、ホタルブクロの変種です。多年草で、草丈は30~60cm、色は赤と紫、釣鐘型の花の長さは4~5cm、先が5つに浅く分裂しているといった多くの点は、ホタルブクロとほとんど同じです。相違点はがくの形にあり、ホタルブクロは反り返っていることに対し、ヤマホタルブクロは丸く膨らんでいる点です。

    チシマギキョウ

    チシマギキョウ(千島桔梗)は北海道から中部地方に自生する高山植物です。7~8月の夏の季節にかけて咲き、草丈は5~10cm、釣鐘型の花の長さは4cm、花全体の1/3ほどが5つに裂け、横向きに咲きます。葉は厚みと光沢があり、ホタルブクロとは違い葉のギザギザは比較的緩やかです。

    シマホタルブクロ

    シマホタルブクロ(島蛍袋)はホタルブクロの変種で、大島から青ヶ島の伊豆諸島に自生していますが、島間で違いが見られます。多年草で6月頃に咲き、花の長さは3cm、葉は卵形です。がくはホタルブクロのように反っているタイプと、ヤマホタルブクロのように膨らんでいるタイプが存在します。

    ホタルブクロの育て方

    Photo by harum.koh

    ホタルブクロは丈夫で病害に強く、あまり手間もかからずガーデニング初心者の方でも育てやすい植物です。以下にお伝えする水やりや肥料などのポイントに注意しましょう。日陰でも綺麗な花が咲くことから、シェードガーデンに使用してもよいですね。

    ホタルブクロの育て方①水やり

    水やりについてですが、庭植えで育てる場合は自然に降る雨、鉢植えで育てる場合は用土の表面が乾いていればたっぷりと水やりする程度で良いでしょう。また、夏は晴れが続くようなら、適宜水やりをする必要があります。冬は休眠期であるため水やりは必要ではありませんが、乾きすぎているようなら水やりを行ってください。

    ホタルブクロの育て方②肥料と追肥

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    ホタルブクロは肥料をそれほど必要とする品種ではないため、あまり何度も多くを与える必要はないでしょう。野生の状態に近いようなホタルブクロを育てたい場合は、生育具合に応じて肥料や追肥の量を調整するなども一つの方法です。

    育て方「肥料と追肥」 庭植えの場合

    庭植えで育てる場合は、用土に元肥として緩効性化成肥料を混ぜます。山草ですので追肥はなくても丈夫に育ちますが、花の咲く本数や花咲きを美しくしたい場合は、開花2か月前にあたる4~5月に緩効性化成肥料を追肥として与えましょう。

    育て方「肥料と追肥」 鉢植えの場合

    鉢植えで育てる場合は、元肥としてリン酸の多い緩効性固形肥料を1~2つまみ与えます。庭植えと同じく追肥はなくても育ちますが、追肥する場合は開花2か月前にあたる4~5月に液体肥料を2000倍に薄めたものを与えましょう。1か月に2回ほどのペースでよいでしょう。

    ホタルブクロの植え付け・植え替え方法

    ホタルブクロの植え付け・植え替えを行う場合には日当たりや置き場所などいくつかの注意点があります。ホタルブクロは植え替えが毎年必要な植物ですが、どれもそれほど難しい作業はありませんので、そういった点でも育てやすい植物であるといえるでしょう。

    植え付け・植え替え方法①用土

    用土は水はけのよさが重要です。庭植えの場合は、赤玉土:鹿沼土:腐葉土を4:4:2で混ぜた用土がよいでしょう。用土作りが苦手な方は、市販の草花用培養土に鹿沼土を混ぜたものを用土として利用してください。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土のみでも充分に利用できます。

    植え付け・植え替え方法②時期

    植え付け・植え替えともに冬の2~3月ごろに行いましょう。植え付け後2週間は水やりを行い、根付けば水やりの必要は特にありません。ホタルブクロは根詰まりを起こしやすいため、植え替えは毎年行ってください。一回り大きな鉢と新しい用土を準備しましょう。

    植え付け・植え替え方法③置き場所

    日当たりのよい場所を好みますが、直射日光に当たりすぎると弱るので、風通しのよい日向か明るい日陰を選びましょう。庭植えの場合は木陰や軒下など、午後から日光が当たらない場所がよいでしょう。鉢植えの場合は置き場所を移動させることができるので、時間帯に応じて日当たりのよい場所を選んで移動させてください。

    次のページでは、ホタルブクロの増やし方、病害、切り戻し選定方法、種の採取方法、冬越しの方法をご紹介します。

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