ホタルブクロの増やし方
ホタルブクロの増やし方は、株分け、種まき、挿し芽があります。ここでは最も簡単な増やし方である株分けと、安価にできて育てやすい種まきについてご紹介します。
株分けでの増やし方
株分けでの増やし方は、2~3月の冬に行う植え替えと同時に行うのがよいでしょう。芽が出てから作業すると、根を傷めてしまう可能性があります。株元から横へ地下茎が伸びたその先に子株がたくさん付くので、切り離して早めに植え替え作業を行ってください。
種まきでの増やし方
種まきでの増やし方も、2~3月の冬に行いましょう。ホタルブクロの種は大変小さいので、まく際に種どうしが重ならないよう注意が必要です。まいた後は種が隠れる程度に覆土し、底面給水で水やりを行います。本葉が4枚程度出ればポット上げしましょう。
ホタルブクロの病害
ホタルブクロがかかる主な病害としては、ヨトウムシが多いでしょう。茎の根元が折られていたり、葉が食べられていたりしていれば、ヨトウムシの可能性があります。夜行性であるため、昼間は株元の土の中にいます。株元の周りの土を浅く掘って駆除したり、殺虫剤や防虫ネットを使用したりして病害対策をしましょう。
ホタルブクロの切り戻し剪定方法
開花期が終わったら花を剪定しましょう。見た目のことはもちろん、全体のバランスを保つほか、子株に栄養を行き渡らせるためでもあります。はさみで花の付け根を切り取ってください。また、草丈を低く保ちたい場合は、新芽が出た頃に茎の長さを調整しましょう。
ホタルブクロの種の採取方法
種の採取を行う場合は、先述した剪定は行わずにしておいてください。開花後、がくが茶色や黄色に変色したら弾ける前に採取しましょう。紙袋に入れ1週間ほど乾燥させた後、紙袋を振ると簡単に種が外れるので、密閉できる袋に入れ、直射日光を避け冷蔵庫で保管してください。
ホタルブクロの冬越し
多年草であるホタルブクロは、冬は休眠期に入り、地上部は枯れたようになり越冬します。土は乾いた状態で管理し、基本的に水やりや他の特別な作業は必要ありません。冬が終わり、暖かくなって活動を始めるようになるのを待ちましょう。
まとめ
初夏から夏にかけて、蛍の季節とともに開花するホタルブクロは、直射日光に弱いため、日当たりと置き場所を考慮する以外は、丈夫で手間もあまりかかりません。ガーデニング初心者の方にも育てやすい品種ではないでしょうか。また、増やし方もそう難しくはありませんので、挑戦してみるのもよいですね。
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出典:写真AC