ハコベ(繁縷)とは?その特徴や種類・花言葉をご紹介!育てられる?

ハコベ(繁縷)とは?その特徴や種類・花言葉をご紹介!育てられる?

ハコベ(繁縷)は、別名ハコベラ(はこべら)と呼ばれており、春の七草のひとつとして馴染み深い草花。一方で、繁殖力が強く、引き抜くのが厄介な雑草ですが、実は小鳥の餌にぴったりの草花だったりと、魅力はたくさんあります。今回はハコベの魅力や花言葉をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ハコベってどんな植物?
  2. 2.ハコベの花言葉
  3. 3.ハコベに似た3種類の仲間
  4. 4.ハコベの育て方のポイント3つ
  5. 5.まとめ

ハコベってどんな植物?

ハコベの特徴

撮影者:sakura(ライター)

ハコベ(繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の植物で、主に雑草として扱われています。春の七草のひとつで、通称ハコベラ(はこべら)と呼ぶこともあります。草丈は低く、他の雑草に混じりながら咲いているので、うっかりすると咲いている姿を見落としがち。

それもそのはず。ハコベの花は白く小さく、ナズナと一緒に生えていると、どうしてもナズナのほうに目がいってしまうので、ハコベの存在に気づかず通り過ぎてしまうこともある、存在感の薄い植物です。ですが白い花のひとつひとつには清楚感があり、なんとなく好感が持てる、そんな植物でもありますよね。

ハコベの名前の由来は?

撮影者:sakura(ライター)

ハコベのことをハコベラと呼ぶことも

ハコベのことをハコベラ(はこべら)と呼ぶことがありますが、このハコベラは一体どこから付いたのでしょうか。有力な説は葉配り(はくばり)が転じて”はくべら”となり、更に転じてハコベラと呼ばれるようになったといわれています。当時は「葉配りが利いている」などと、使用されていたそうですね。

万葉集にも登場

また、ハコベは万葉集に「波久倍良(はくべら)」の名で登場したり、島崎藤村の詩に登場したことで、一躍脚光を浴びた草花でもあります。代表的な詩は「小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ緑なす繁縷(はこべ)は萌えず若葉も籍くによしなし」など。

正岡子規の俳句「カナリアの餌に束ねたるはこべかな」より、小鳥の餌として人気の雑草としても注目を集めました。小鳥を飼育している家庭では、はこべは餌として重宝しますので、ぜひ探してみてくださいね。

ハコベの花言葉

撮影者:sakura(ライター)

ハコベの花言葉は以下の通り。

  • ランデブー
  • 密会
  • 愛らしさ
  • 初恋の思い出
  • 追想
これらの花言葉は、ハコベの周りにひよこやニワトリがよく集まることから付いたそうです。これにちなんで、ハコベのことを「ヒヨコグサ」や「スズメグサ」などと呼ぶこともあります。それほど、鳥さんたちにとってハコベは「おいしいご馳走」なのかも知れませんね。

ハコベに似た3種類の仲間

コハコベ

撮影者:sakura(ライター)

コハコベは、代表的なハコベの一種。ハコベ属の植物は、約120種類ほどあるのですが、その中でも主に、ただの”ハコベ”を指すときは、コハコベのことを示す人が多いほど、ハコベの中でもメジャーな種類ですね。越年草で、よく枝分かれしながら密集した群落を作ります。

そのため引き抜くのが厄介な雑草として嫌われがちですが、小鳥の餌や、春の七草として食べられますので、引き抜いたついでに七草粥として食べてしまうのも、なかなか粋な発想だといえますが、いかがですか?

ミドリハコベ

ミドリハコベの特徴は、全体的に柔らかい草であることが挙げられます。葉は卵型で短い柄を付けながら生長していきます。主に春から夏にかけて姿を現し、直径約6〜7ミリの小さく白い花を咲かせます。花びらは細く、一見10枚あるように見えますが、実は5枚の花びらが裂けているため、10枚あるように見えるのです。

また、雄しべの先端も3つに分かれており、コハコベが3〜5本なのに対し、ミドリハコベは8〜10本と多いのが特徴のひとつともいえます。コハコベによく似ていますが、ミドリハコベはがく片が花弁より短いので、そこを意識すれば簡単に見分けられますね。

イトハコベ

イトハコベは、ハコベの近縁種のなかでも全体的に細さが際立つ品種です。まさに”イトハコベ”の名に相応しいほど葉や茎がとても細く、イトハコベが、か弱げに風に吹かれている風景には、どこか哀愁を感じますね。低地の湿地帯に生える多年草で、草丈は30〜50センチほど。上部で枝分かれしながら、すくすくと育ちます。

周りの植物に埋もれがちですが、けして細いからといって自立できないわけではなく、凛とした佇まいで身を潜めている、そんな植物です。

ハコベの育て方のポイント3つ

この章ではハコベの育て方についてご紹介していきます。ハコベの育て方はいたってシンプルかつ簡単なので、ガーデニング初心者にぴったりですよ。また、小鳥の餌としても重宝しますので、小鳥を飼育している人は餌代の節約にもなりますので、積極的にチャレンジしてみて下さいね。

地植えの場合

撮影者:sakura(ライター)

地植えの場合、ハコベの育て方のコツや知識は、ほぼ不要です。ほとんど手を加えずに放置していれば、すくすくと生長していきます。見栄えを気にする人は、茎が伸びすぎたタイミングで剪定を行いましょう。ハコベは湿り気の多い地を好みますので、土の乾燥さえ気をつけていれば、ほぼ失敗せず、丈夫に育ちます。

花が咲いたあとは地面に種をこぼしますが、そのまま放置しておけばまた同じように生えてきますので、ハコベの地植えはズボラさんにもおすすめですよ。

プランター(鉢植え)で育てる場合

ハコベを一年中育てたい人は、プランター(鉢植え)で育てることをおすすめします。湿り気のある土にハコベの種を撒き、うっすらと土を覆います。こうすることで、約2〜3日ほどで発芽します。発芽したあとは霧吹きなどを使用して、乾燥しない程度に水を与えて下さい。根腐れ防止のため、くれぐれも水の与えすぎには気をつけましょう。

花が咲き終わったら種を取り、同じ要領で育てて下さい。真夏の蒸し暑い時期や極寒期を除いて、ほぼ一年中楽しむことができます。

まとめ

撮影者:sakura(ライター)

ハコベは目立たない小さな白い花の雑草ですが、120種類もの近縁種を持つ、古くから日本に馴染みのある草花。その控えめな佇まいは多くの詩人にも愛されており、ハコベが咲くと、春の訪れを感じますよね。白く小さな花を眺めるのもよし、小鳥の餌として栽培するのもよし。様々な楽しみ方のできる草花なので、ぜひこの記事を通して、ハコベを身近に感じていただけたら幸いです。

sakura
ライター

sakura

ガーデニング初心者です。多肉植物と観葉植物、野菜の水耕栽培にチャレンジ中。少しでも読者様のお役に立てれば幸いです。

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