七宝珠の葉を枯らさないコツ
七宝樹は夏の暑い時期や梅雨の湿度の高い時期などは、根腐れを起こして葉が枯れてしまうことがあります。七宝樹の枯れている葉の見分け方と育てるコツをおさえるようにしましょう。
ボタ爺
七宝珠の葉が枯れてきたら
七宝樹の枯れている葉の見分け方は、葉の部位と時期です。七宝樹は上に成長していくので、下の葉が枯れていることは問題ありません。また冬は葉が落ちてしまい茎だけになってしまうので冬の時期は葉が落ちてしまうこともあります。上の葉が枯れてしまうのは育てる環境と手入れに問題があることが多いです。七宝樹の上の葉が枯れてくるようであれば、育てる環境が高温多湿になっていないかを見直すようにしましょう。季節に応じて水やりや置き場所を変えているかがポイントです。
七宝樹の葉が枯れてきたらここを見直そう!
- 上の葉が枯れてきたら水が少ない
- 土が1週間以上湿っていたら根腐れを起こしている
- 葉や茎に害虫がついていたら害虫によるもの
水やり
七宝樹の葉が枯れる原因は水やりにあることが多いです。土が乾燥しているかを確認し、季節にあわせた水やりをしましょう。
ボタ爺
土が乾燥しているかを見分けるには、土を触る、割り箸を刺すなどの方法で確認します。
夏は葉が垂れてきたら夕方に水やりをする
夏は夕方の気温が下がってきたころに水やりしましょう。夏の日中の水やりは土の中が高温になってしまい、根腐れを起こす原因のひとつになります。夏は断水気味で育てますが、水やりが少ないと葉が枯れてしまいます。葉が垂れてきたタイミングなどに、土の表面が濡れるくらいの少量を与えるようにします。
冬は半月から1ヵ月に1回水やりをする
冬の水やりは半月から1ヵ月に1回程度行うようにします。水やりの量は冬は土が乾燥しにくいので、土の表面が濡れる程度で十分です。夏の水やりと同様に土の中が湿った状態が続くと根腐れが起きます。冬は水をあげすぎないように注意し、土の表面が1週間以上湿っていることのないようにしましょう。
置き場所
七宝珠は湿度の高い場所が苦手なので、風通しのよい場所であるかを確認します。風通しの悪い場所であると、根腐れの原因となるカビが発生しやすくなり、品種によっては黒斑病になることもあります。
ボタ爺
黒斑病になると黒い斑点から病変が広がり、葉が枯れてしまう原因となります。
梅雨は雨水のあたらない反日陰に置く
梅雨は雨水があたらない場所に移動するようにしましょう。雨が降り続くと湿度が高くなり、雨水により土が乾燥せずに根腐れを起こしやすいのです。また日中は日が強いこともあるので、風通しのよい反日陰の場所に置くようにしましょう。
夏は直射日光のあたらない場所に置く
夏の時期は日差しが強く高温になってしまうため、6月〜8月の初夏から真夏日にかけては直射日光のあたる場所を避けるようにします。反日陰の風通しのよい場所に置くようにしましょう。
冬は室内でも時々日光浴させる
冬の時期、室内で育てると日光不足になり、春になってから屋外に出すことで葉焼けの原因になります。七宝樹は他の多肉植物と比べても寒さには強いので、ときどき太陽の光があたる場所に置き、日光浴させてあげましょう。
手入れ
七宝樹の枯れる原因である、害虫と水やりによる根腐れは、日ごろの手入れにより防ぐことができます。
春もしくは秋に浸透移行性の殺虫剤を使用する
害虫の予防と駆除のために、春もしくは秋に殺虫剤を使用するようにしましょう。七宝樹には季節の変わり目に害虫が多く発生しやすいので、害虫により葉が枯れるのを防ぐことができます。
受け皿にたまった水を流す
水を上げた後、受け皿に水が溜まっていると根腐れの原因となります。受け皿の水が溜まっているのを見つけたら捨てるようにしましょう。
まとめ
七宝樹は他の多肉植物とはまた違う、さまざまな姿を見せてくれる魅力があります。季節にあったお世話をして、七宝樹の葉の色づきや開花を楽しんでください。
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弱っている、枯れている葉の見分け方をおさえましょう。