どくだみ茶の作り方
どくだみは市販されている商品もありますが、自然に生えているものを利用できるので、自分で作ってみることもできます。ただその場合には、「十薬」という強い成分を含んでいるため、その取り扱いや採取する時期が大切になります。
どくだみの採取時期と注意点
花を咲かせるタイプの植物は開花時期が、その有効成分が最も高くなるため、開花する5~7月に採取するといいでしょう。そして、できるだけ開花したらすぐに採取するのがいいのですが、どくだみの成分はとても強いため、体質などの関係でかぶれたり痒みを発症する人もいます。採取する場合には、用心のために手袋を着用し、以後の取り扱いもできるだけ素手で触らないようにしましょう。
どくだみ茶の作り方
どくだみを採取したら水洗いをして、数本ずつを根本で縛り、風通しのいい場所で陰干しを行って乾燥させて下さい。水分が残っていると保存している時にカビが発生し、カビが発生したものを使うと下痢を起こしやすくなります。完全に乾燥たら適当な大きさに裁断し、それをフライパンを使って低温で炒って、完全に水分が無くなれば完成です。
長持ちさせるには?
どくだみ茶の保存で長持ちさせるには乾燥させておくことが重要であり、時々フライパンで炒り直したり、レンジを使って30秒程度熱するという方法もいいでしょう。
どくだみ茶摂取の注意点①(下痢)
どくだみは十薬でだり、健康にいいのですが、使い方を間違えると悪影響を生じます。ここまで何度もふれていますが、問題になってくるのは摂取量であり、飲み過ぎると下痢を引き起こす場合もあります。下痢は便秘と同様に体に悪いので、下痢にならないための注意が必要です。
どくだみの成分が理由になっている場合
どくだみにはデトックス効果のある成分が多く含まれているのはいいのですが、飲み過ぎて摂取量を間違うと、この作用によって排便が起こりやすくなってしまいます。便というのは、「食物の吸収された後のものの水分」を腸が吸収するほど、よい状態になりますが、デトックスにより排便が早く起きやすくなると、その状態になる前に排出しようとします。もちろん、排便が起きやすくなるのは便秘よりはいいのですが、下痢になるほど早過ぎるのも問題です。
どくだみ茶の水分が理由になっている場合
下痢になる理由として、水分の飲み過ぎによる水分摂取量の多さがあります。便というのは適切な水分があることで形が形成できますが、水分摂取量が多すぎると形を作ることができなくなり、下痢になって排出されます。飲み過ぎかどうかは個人差がありますが、日常的に飲む水分摂取量を基本に考えればいいでしょう。
どくだみ茶摂取の注意点②(腎臓への影響)
腎臓というのは体内の有毒物質を分解し、尿を生成して体外に排出する役割を持っている器官です。その腎臓に足しいて、どくだみの効能と働きがリンクした結果、悪影響を与えてしまうことがあります。
どくだみと腎臓の関係
どくだみには「カリウム塩」がという成分がありますが、腎臓に何らかの障害があると、カリウム摂取量が多くなって高カリウム血症を引き起こす可能性があります。どくだみ茶を飲み過ぎてカリウム摂取量が多くても必ず高カリウム血症になるわけではありませんが、健康な人に比べてリスクが上がるのは間違いありません。どくだみ茶による直接的な副作用ではないのですが、飲み過ぎて摂取量が多い人には危険性が増す可能性もありますので、腎臓に問題がある場合には飲用は控えめにしましょう。
高カリウム血症とは?
この病気は腎臓の機能低下によってカリウムが尿によって排出されにくくなり、体内のカリウム濃度が高まることで心臓に負担をかけてしまう病気です。心臓病の人が多量にカリウムを摂取すると心臓発作を起こしやすくなるといわれており、この症状からもカリウムが心臓に影響を与えているのがわかります。
まとめ
健康や美肌を手に入れるためには日々の積み重ねが大切で、簡単に成し遂げられるものではありませんよね?どんなものでも適正量というものがあるので、飲み過ぎないようにして下痢を防ぎ、摂取量を守って継続して飲み続けることによって、求めている健康や美肌を手に入れてはいかがでしょうか?