チューベローズの育て方
チューベローズは水はけ・日当たりのよさに気をつければ、比較的簡単に栽培できる丈夫な花です。ここからは植え付けや肥料など、育て方のポイントについて順番に見ていきましょう。なるべく立派で病気や害虫のなさそうな元気な球根を選ぶことが、美しい花を咲かせるコツですよ。
育て方①植え付け
鉢植えの場合でも地植えの場合でも、4月~5月の暖かい時期が植え付けに適したタイミングです。「最低気温が10度以上になったかどうか」を目安にするとよいでしょう。植える深さは5cm程度で、地植えの場合は日当たりと水はけのよい場所を選ぶこともポイントです。
育て方②用土
水はけ・水持ちのバランスがよくなるように配合します。市販されている草花用の用土でもよく育ちますし、赤玉土と腐葉土、堆肥を混ぜたものでも構いません。地植えにする際は植え付けの前に庭土を耕しておくと、より元気に育つでしょう。
育て方③水やり
乾燥が苦手で、多少湿気が多いくらいの方がよく育ちます。土の表面が乾いてきたなと感じたら、たっぷりと水を与えてあげましょう。特に夏場は乾燥しやすいので、注意深く観察する必要があります。
育て方④肥料
肥料不足で育てると、病弱な個体になってしまいます。植え付けの際には緩効性の化成肥料を混ぜた土を使いましょう。6月~9月の暑い時期には、同じ肥料を2ヶ月に1回のペースで与えます。2週間に1回、液肥を施すのも有効です。
育て方⑤掘り上げ
花が終わったあとに掘り上げると、自然と分球しています。親の球根から子球根をはがして保存しましょう。「掘り上げ」「分球」「春になったら別々に植える」をくりかえせば、簡単に増やしていけます。ある程度の大きさにならないと花は咲かないので、植え付け1年目は球根を太らせることに重点を置くとよいですよ。
まとめ
乳白色の美しい色の花と甘くエキゾチックな芳香から、愛好家も多いチューベローズ。名前の由来や香水としての性質、育て方についてご紹介しました。比較的簡単に栽培できるため、初心者ガーデナーでも挑戦しやすい花ですね。1輪でも抜群の存在感を発揮する香りを持っていますので、部屋に飾るシンボルフラワーとしてもおすすめです。
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