月桂樹の葉(乾燥方法)
月桂樹の葉は、生葉のまま利用することもできますが、生の葉は香りは強いものの青臭さがあり苦みも出やすいです。そのため、葉を乾燥させたうえで、香辛料やスパイスパウダーとして用いることが一般的です。ここでは、月桂樹の葉の乾燥方法を紹介します。
月桂樹の葉の乾燥のさせ方(自然乾燥)
収穫した月桂樹の生葉を洗ってから、キッチンペーパーなどを敷いたザルなどに重ならないよう平らに並べます。上からもキッチンペーパーを被せたら、別のザルなどで重しをして、風通しのよい日陰で干します。1~2週間程度で自然乾燥ができます。または、そのまま冷蔵庫に入れておくだけでも月桂樹の葉を乾燥させることができます。
月桂樹の葉の乾燥のさせ方(電子レンジ)
早く乾燥させたい場合は、月桂樹の葉が重なり合わないよう平らに並べ、電子レンジへ入れて加熱すれば、すぐに水分が抜け乾燥ができます。その際には、ラップはつけずに加熱してください。葉を乾燥させたら、密閉できる容器や袋に、シリカゲルなどの乾燥剤と一緒に入れて保存しておきましょう。
月桂樹の葉をパウダーとして保管する
乾燥した葉をミキサーで粉末にして、パウダーとしても保管してみましょう。ドレッシングやお肉のミンチなどに、さっと一手間で加えることができます。料理への利便性がさらに広がります。実は、パウダーのほうが香りが強くでるので、料理に簡単に香り付けすることが可能です。パウダータイプは少量加えるだけでも、月桂樹の葉の味と香りがしっかりつくので、入れ過ぎには注意しましょう。
おわりに
月桂樹は、真冬でも落葉することがない常緑樹です。ご自宅で育てることで、一年中いつでも好きなときに好きなだけ葉をもぎとり、香辛料(スパイス)やハーブを収穫できる、とても便利な植物です。毎朝2枚程度の月桂樹の葉を食べることで肝臓を強化するともいわれ、月桂樹の葉がもつ効能には計り知れない健康面での恩恵があります。ぜひ、おうちのシンボルツリーやハーブとして、栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。