⑱ユリオプスデージー
庭植えにすると草丈が1mほどになり、暖地では冬越しもできる丈夫さが魅力です。花色は明るい黄色、鉢植えでの草丈は30〜40cm、開花時期は11〜5月ととても長く咲き続けます。寄せ植えでは適度に剪定して、形よく整えましょう。
⑲ラベンダー
香りのよいイングリッシュ系、うさぎの耳のようなフレンチ系、葉っぱも美しいレースラベンダーなど、種類も多く庭植えも人気の高い品種です。花色は紫・白・ピンク系、草丈は20cm以上、開花時期は4〜7月と四季咲き(春秋咲き)があります。
⑳リナリア、姫キンギョソウ、宿根リナリア
小花がついた花穂が春らしい寄せ植え作りにぴったりの品種です。花色は紫・白・黄色・ピンク・赤、草丈は30cm以上、1年草の開花時期は3〜7月で、宿根性の開花時期は5〜7月です。庭植えするときは、苦土石灰を撒いてpHを整えましょう。
上手な春の寄せ植え作りのコツ
初心者の方におすすめなのは、園芸店やSNSの画像を参考にして、いいなと思った寄せ植えを真似ることから始めてみることです。春の寄せ植えは陶器やプラスチックの鉢はもちろん、おしゃれなブリキや藤のバスケット・丸やハート型のリースなど、器選びも楽しめます。自分だけの個性あふれる寄せ植え作りを楽しみましょう。
春の寄せ植えのコツ①組み合わせは奇数
組み合わせを奇数にすると、丸い鉢にもバランスよく配置できます。基本の草花の組み合わせは、①主役となる花、②引き立て役の花、③リーフの3種類です。これを6号鉢で寄せ植えにする場合、①を2ポット、②を1ポット、③のリーフを1ポット選びます。③のリーフとしてへデラやハツユキカズラを選び、株を3つに分けて①や②の苗の間に入れていきます。
春の寄せ植えのコツ②雰囲気や彩りを合わせよう!
同じ花苗をグラデーションで選ぶと、初心者の方にも管理しやすい寄せ植えが作れます。また引き立て役の花にくすみ系やアンティークカラーを効果的に使うことで、よりおしゃれな雰囲気の寄せ植えに仕上がります。パステルカラー系の淡い色やニュアンスカラーなど、春は草花の色や種類がとても豊富です。
春の寄せ植えのコツ③成長に合わせてお手入れをしよう!
花がら摘みだけでなく、切り戻し剪定や肥料・殺虫殺菌スプレーを活用して、より長くきれいな寄せ植えを楽しみましょう。気温の上昇と共に、寄せ植えした草花もぐんぐん成長していくため、こまめなお手入れが欠かせません。夏越し・冬越しができる草花は、寄せ植えを崩してから庭植えして、ガーデニングで長く楽しむのもおすすめです。
おしゃれな春の寄せ植え作りの手順
- 器を選ぶ→草花を選ぶ(順番は逆でもよい)
- 鉢底ネット、鉢底石、培養土を入れる
- 株元の葉を整理して、花がらを落とす
- 余分な土を落とし、根を広げる
- 花の正面を意識して、寄せ植えする
- 水やりしたら、仕上げに殺虫殺菌スプレーをかける
ボタニ子
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まとめ
玄関を明るく華やかに飾る、おしゃれな春の寄せ植え作りにおすすめの花苗と、上手な寄せ植え作りのコツをご紹介しました。ガーデニングにもぴったりの、鉢植えでも庭植えでも育てやすい種類の花ばかりです。省スペースでも春の花を楽しめる、おしゃれな春の寄せ植え作りを楽しみましょう!
出典:写真AC