エンコリリウムの育て方
ブラジルが原産の植物のため、太陽の光を好みます。温暖な土地で自生している植物なので寒さに弱く、環境を整えて冬越しさせるのがポイントです。野生のエンコリリウムはとても丈夫ですくすくと育ちますが、日本の環境だと育てるのが難しく、置き場所や水やりなどをしっかりと管理するのが重要です。エンコリリウムの育て方や管理のコツなどをご紹介します。
育て方①置き場所
日当たりのよい場所で、日光をたっぷりと当てて育てましょう。耐寒性が弱いので、屋外で冬越しさせるのは難しいです。地植えではなく鉢植えにして、冬が近付き気温が低くなってきたら室内に取り込み、窓際などの日当たりのよい場所で管理してください。
エアコンの風に注意しましょう
冬場に室内に取り込んだ場合は、室内の置き場所にも注意が必要です。エアコンの風が直接当たってしまうような場所においてしまうと土の表面が乾燥し、水切れを起こしやすくなります。また、葉の水分も奪われてしまうので葉が傷んで枯れてしまう恐れもありますので注意しましょう。
育て方②用土
水はけのよい用土が適しています。市販の多肉植物用の培養土や、観葉植物用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合には、赤玉土に腐葉土を混ぜ込んだものに少量の軽石を加えた用土を使用します。目安として、水やりをしたときに鉢底からすぐに水が流れ出る程度がおすすめです。
育て方③植え付け
耐寒性が弱いため、寒い季節に植え付けを行うと上手に育たない可能性があります。春〜夏にかけての暖かい季節に植え付けをしましょう。植木鉢に底石と底石ネットを入れ、根を崩さないように優しく植え付けます。また、購入したときにすでに植木鉢に植えられている場合は、とくに植え付けの作業を行わずそのまま育てても問題ありません。
育て方④水やり
水やりは2週間に1度の割合で行いましょう。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるのが基本です。冬場に室内に取り込んで育てている場合に室内が乾燥しすぎているようならば、葉水を与えて葉から水分を吸収させ水分量を調節してください。
育て方⑤肥料
肥料はあまり必要ありません。植木鉢に植えられた状態で販売されているものは元から肥料が施してあるので、追加で与えてしまうと根腐れの原因になります。また、培養土の中に含まれている栄養分だけで十分に育つため、自分で植え付けした場合も追肥はしません。
エンコリリウムの管理のコツ
- 日当たりのよい置き場所で育てる
- 水はけのよい用土を使用する
- 暖かい季節に植え付ける
- 2週間に1度の割合で水やりをする
- 肥料は与えずに培養土の栄養分で育てる
ボタニ子
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