マンリョウ(万両)とは?取り木での増やし方や置くべき方角などを紹介!

マンリョウ(万両)とは?取り木での増やし方や置くべき方角などを紹介!

お正月の切り花でおなじみのマンリョウ。まん丸の赤い実は冬の景色を華やかにしてくれます。「自宅の庭で育ててみたいけれども上手に育てられるか心配」と思われている方でも大丈夫です。ここではマンリョウの基本情報や豆知識と共に、詳しい育て方や増やし方をご説明します。

記事の目次

  1. 1.マンリョウとは
  2. 2.マンリョウの花言葉
  3. 3.マンリョウの育て方
  4. 4.マンリョウの増やし方
  5. 5.マンリョウを植える方角
  6. 6.まとめ

マンリョウの育て方

出典:写真AC

マンリョウは植える場所や用土などのポイントをおさえれば、育て方はそれほど難しくありません。気軽な気持ちでマンリョウのある生活を楽しんでみましょう。

栽培カレンダー

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき                        
植付け                        
剪定                        
開花                        
結実                        
肥料                        

育て方のポイント

出典:写真AC

植える場所や土・水やりについて

直射日光と寒さに弱いので、冬の季節に北風の当たらない半日陰に植えます。用土は赤玉土8+腐葉土2の割合にしましょう。水やりは鉢植えの場合3~4日に1回、地植えの場合は雨が降らない日が続いたら与えます。

剪定・肥料・植替えについて

枝が乱れることがないので剪定は不要です。共生微生物がいるため特別な施肥は不要ですが、大きくしたい場合は2~3月に緩効性肥料をまきます。鉢植えの場合は2~3年に1回ひと回り大きな鉢に植え替えます。地植えの場合は植え替えすると枯れる可能性があります。

  • 半日陰で土が湿っている場所に植える
  • 寒さに弱いため北風のあたるところは避ける
  • 地植えの場合、成長してからの植え替えはしない

病害虫について

出典:写真AC

マンリョウは基本的に強い樹木ですが、まれに「カイガラムシ」が発生することがあります。カイガラムシは樹木や葉に吸着して成分を吸汁します。発見した場合は、綿棒や爪ようじなど先の細いもので落としましょう。

マンリョウの増やし方

出典:写真AC

マンリョウの増やし方は「取り木」「挿し木」「種まき」の3つです。それぞれの利点欠点をふまえて、管理しやすい方法で増やしてみましょう。

①取り木

「取り木」とは、枝の途中から根を伸ばして増やす方法です。季節は5~6月がよいでしょう。樹皮をはがした場所に湿らせた水こけを巻いて暫くすると根が伸びてくるので、その下から剪定します。3つの方法の中で一番確実に増やせる方法です。

②挿し木

「挿し木」とは枝を挿して増やす方法です。5~7月に、長さ5~6cmの若枝を斜めに剪定して1時間ほど水につけた後、赤玉土を入れたポットに挿しておくと3ヵ月ほどで根が出てきます。幼苗を多くとることができますが、根が出ない可能性があり、順調に成長しても結実するのに2~3年かかります。

③種まき

出典:写真AC

4~5月に果肉を取り除いて種をとり、育苗ポットに植えます。幼苗が10~15cmになったら鉢に植え替えましょう。多く増やせて管理がしやすいですが、結実するまでに4~5年程度かかります。

マンリョウを植える方角

出典:写真AC

マンリョウは直射日光に弱いため、南や南西に植えるのは避けましょう。風水から見た植えるとよい場所は、実の色によって変わります。赤は東に植えると家が栄え、白は北西に、黄色は鬼門である北東に植えるとよいでしょう。

まとめ

出典:写真AC

マンリョウは古くから庶民に親しまれてきた観賞用樹木です。お正月の切り花として楽しんだり、冬のお庭を華やかにするマンリョウを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?植物から季節を感じ、日々の生活を丁寧に過ごせるかもしれませんよ。

sachiko
ライター

sachiko

自宅の小さな庭で、細々と野菜や果物を育てる事が好きな平々凡々の主婦です。 日々勉強、色々と調べては実験中。いつか美味しい野菜などを育てて、お世話になっている人に配る事が夢です。

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