ソバナ(岨菜)とは?植物の特徴や育て方、おすすめの食べ方までご紹介!

ソバナ(岨菜)とは?植物の特徴や育て方、おすすめの食べ方までご紹介!

野山に咲く高山植物の一種であるソバナ(岨菜)は、まるで釣り鐘が成っているような可愛い花を咲かせます。また、見た目の美しさだけではなく実用性の高い植物でもあります。今回はソバナの育て方を中心に、主な特徴や食べ方などをくわしく見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ソバナとは?
  2. 2.ソバナの特徴
  3. 3.ソバナの育て方
  4. 4.ソバナのおすすめな食べ方
  5. 5.まとめ

ソバナの育て方

自然界では、山の中などの標高の高い場所に自生しているソバナですが、ご家庭でも栽培をすることが可能です。ソバナを育てる際のポイントは、日当たりのよい場所に置き、夏場は風通しのある半日陰で管理することです。その他、いろいろな育て方や増やし方がありますので、ここではソバナの栽培についてご紹介します。

ソバナの用土

ソバナの育て方で最初に選ぶのが鉢や用土です。なるべく水はけのよい用土を使用します。深めで大きめの鉢に硬質鹿沼土、桐生砂、軽石などの混合用土、または山野草培養土を入れましょう。その時に鉢底に石を入れて、緩行性肥料を根が触れないように入れて植えます。用土が腐葉土質だとすくすくと育ってくれます。

ソバナの肥料

ソバナに与える肥料としては、主に薄い液肥を時折加えるようにします。ただし開花の時期が近づく頃には、いったん肥料をストップし花後に再開するようにします。また定期的に病害虫の予防用に薬剤散布をしておくとさらに効果的です。

ソバナの植え替え

ソバナの植え替えをする場合は、毎年2月下旬~3月ごろが最適です。株分けを兼ねながら新しい用土でに植え替えていくとよいでしょう。方法は他の植物と同じようなやり方で構いません。ただし根が傷つかないように気をつけて行いましょう。

ソバナの水やり

ソバナへの水やりの頻度は、土の表面が乾いている時にあげるとよいでしょう。特に真夏には、夕方ごろに土と鉢のまわりにたっぷり水やりし、夜間の温度を下げるようにするのがコツです。また梅雨の時期が来るまでは、なるべく日当たりのよい場所で育て、梅雨以降は大量の雨を避けながら調節します。

ソバナの増やし方

ソバナの増やし方で種まきから育てる場合、なるべく涼しい場所に採取して早めに種まきし、花が咲き終わったころに切り戻すようにしましょう。また挿し芽による増やし方もできます。時期は5~6月ごろに、切った傷口の乳液を洗い流して土に挿しましょう。株分けをする場合は2月が適当です。

ソバナのおすすめな食べ方

ソバナは観賞植物でありつつ、食用としても利用できる植物です。元々優良な山菜としても知られています。調理方法や食べ方もバラエティに富んでいて、油炒めや天ぷら、おひたしなどにすると美味しくいただけますよ。また花も食用になるのでおすすめです。

まとめ

Photo by peganum

ソバナは高原植物として昔から日本でも親しまれてきました。観賞用植物としてはもちろんのこと、山菜として食べられるため実用性も兼ね備えています。また抗菌作用もあるので、傷の消毒や解毒をするための薬用効果も期待され、薬としても使われています。そんな様々な側面を持った花であるソバナを、ぜひ一度栽培してみてはいかがでしょうか?

kuritch
ライター

kuritch

オールマイティに書いております。

関連記事

Article Ranking