エキナセアの育て方
エキナセアは、地植えでも鉢植えでも育てられます。ここでは、エキナセアの育て方を、「植える前に」「育て方①地植え」「育て方②鉢植え」と3つの項目に分けてご紹介します。
植える前に
苗を用意する
植える前にまず苗を用意しましょう。エキナセアは、苗から育てるのが一般的です。苗は4~9月の流通時期に、鮮やかな葉色のものを購入します。種類によって成長後の草丈が30~100cmと大きく変わってくるため、栽培場所に合ったサイズのものを選んでください。
ボタニ子
栽培場所・用土
栽培に適した場所は、日当たりがよく風も通るところです。成長を見越し、株間には十分なスペースを空けましょう。用土は水はけのよい土が適しており、園芸店などで売られている花用の土もおすすめです。排水不良を起こしやすいので、粘土質の土は避けてください。
育て方①地植え
ここでは地植えでの育て方をご紹介します。鉢植えで育てる場合も共通する部分が多いので、まずはこちらをご覧の上、次の「育て方②鉢植え」のところまで読み進めてください。
植え付け
植え付けは4~5月と10月におこないます。株間に十分なスペースがないと病気にかかりやすくなるので、広めにスペースを確保してください。
エキナセアは、宿根草なので年々大きくなります。成長後のサイズを見越したスペース確保がポイント!
水やり・肥料
地植えの場合、基本的に根付いてからの水やりは不要です。肥料は開花中、定期的に化学肥料の置き肥か液体肥料をあげましょう。施肥の頻度は、使用する肥料によって異なります。肥料に記載されている説明に従ってください。
注意すべき病害虫
梅雨時期は、うどんこ病の発生に気をつけましょう。うどんこ病とは、葉などに写真のような白カビが生える病気で、生育不良や植物が枯れる原因になります。予防策は水はけや風通しをよくすることです。なおフキノメイガの幼虫が地面近くの茎に入り込みやすいので、見つけたらすぐ取り除きましょう。
猛暑下の花
高温多湿の猛暑下では花が休むこともあります。基本的には耐暑性の強い花なので、一度休んでも涼しくなるとまた咲き、10月頃まで楽しめます。
枯れた花の摘み取り
花が枯れたら、早めに摘み取りましょう。そのまま放置すると、株の栄養が奪われ元気がなくなります。花のすぐ下ではなく、茎の部分から切り取ってください。
ボタニ子
次ページからはエキナセアの鉢植えでの育て方を紹介します。
種から育てる場合は、次ページの「株分け・種まき」のところをご参照ください。