育て方②鉢植え
鉢植えでの育て方も、基本的には地植えと同じです。そのため、ここでは地植えの場合と異なる部分のみご説明します。
植え付け
植え付け時期などは地植えと同じです。異なるのは鉢底石の用意が必要なことです。鉢やプランターに鉢底石を敷いてから土を入れ、苗を植え付けてください。
水やり
水やりは地植えと大きく異なります。土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。葉にかからないよう土に直接注いでください。鉢植えの場合、冬の間も水やりが必要です。
植え替え
鉢植えの場合、根詰まり防止のため毎年植え替えをおこないます。根をほぐし古い土を落としてから、新しい土に植え直してください。
ボタニ子
エキナセアの冬越し
エキナセアは宿根草です。地上に出ている部分が冬枯れしても、地面の中に根が残っていて、毎年美しい花を咲かせます。そんなエキナセアの冬越しのコツはマルチングでの寒さ対策です。やり方を以下でご説明します。
マルチングの仕方
- 冬を迎えるまでに、エキナセアの茎を地面ぎりぎりのところで切る。
- 地面(根が植わっている辺り)に、ワラなどの市販のマルチング材を敷けば完成!
ボタニ子
鉢植えの場合、冬の間も完全に乾かないよう、時々水やりするのを忘れないでください。
株分け・種まき
エキナセアは、年数を経るうちに少しずつ株が大きく成長し、花数も増えていきます。株が大きく成長したら、春か秋に株分けをおこないましょう。またエキナセアは種類にもよりますが、育てた花から種を採取し増やすことができます。種の採取方法や種からの育て方を以下でご説明します。
種の採取方法
- 茶色く枯れたエキナセアの花を茎ごと切り取る。
- 1を陰干しし完全に乾かす。(乾かすとコーン部分が黒いとげのようになる。)
- 黒いとげの下にある種を採取する。
ボタニ子
採取した種は、日の当たらない涼しい場所で保管してください。
種からの育て方
- 浅い容器に土を入れる。
- 土に種をばらまいた後、覆土する。(覆土の目安は種が隠れるぐらい。)
- 発芽するまで土が乾かないようこまめに水をあげる。
- 発芽後、本葉が2、3枚生えたら、育苗ポットに移す。
- 本葉が5~8枚に増えたら、春か秋に鉢か地面へ植え替える。
種まきと開花時期について
- 種まきに適した時期は、3~4月か9~10月
- 3~4月にまくと、翌年初夏に開花する
- 9~10月にまくと、翌年秋か再来年の春に開花する
まとめ
エキナセアの魅力は初夏から晩夏まで開花し、冬枯れしてもまた翌年以降も花を楽しめることです。さらに育てた花から種を採取して育てれば、より一層楽しみが広がるでしょう。花壇やプランターで育てるのはもちろん、風邪や感染症予防のために、ハーブティーなどで摂取するのもおすすめです。ぜひ、生活の中にエキナセアを取り入れてみてくださいね。
鉢植えのメリットは、簡単に移動できる点です。雨の多い梅雨時期などは、雨のかかりにくい場所に避難してあげましょう。