シラーの花とは
シラーはアジアやヨーロッパが原産の球根植物です。秋に球根を植えて春に開花を楽しめます。100種類以上の品種があり紫色やピンク色、白色や青色などたくさんの花色があります。また、花の形もベルに似たものや花穂のような咲き姿の品種までさまざまです。そんな魅力的なシラーの特徴や育て方、花後の管理などをご紹介します。
シラーの基本情報
科名 | ヒヤシンス科、キジカクシ科、ユリ科 |
属名 | ツルボ属、シラー属 |
形態 | 多年草 |
開花時期 | 3月下旬〜6月上旬 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | やや弱い |
シラーの名前の由来
シラーの学名は「Scilla」と表記されます。この学名が「シラー」という名前の由来といわれています。ほかにもギリシャ語の「skyllo(スキロー)」という言葉が元になっているという説もあるようです。skylloとは「害のある」という意味です。
シラーの名前の花言葉
シラーには「恋の呼びかけ」「変わらない愛」「多感な心」「冷静」「不変」「哀れ」「隠れた価値」「しんぼう強さ」という花言葉がついています。シラーの花が小さく控えめに咲く様子に、冷静やしんぼう強さといった花言葉がよくあうといえるでしょう。
シラーの特徴
園芸品種が100種類以上もあり、花色や咲き姿などいろいろな品種が流通しています。そんなシラーの花や球根の特徴をご紹介します。
花
代表的は色は青紫色ですが、ピンク色や白色の種類もあります。花は1cm〜2cmほどの小さなサイズで、ベルのような形や小花が密集したような咲き姿までさまざまです。上品で控えめな雰囲気の花で、ガーデナーにも人気の花といわれています。
球根
寒さにしっかり当てると、丈夫に成長して美しい花を咲かせます。球根植物は開花後に掘り出して保管する場合もありますが、シラーは掘り出さなくても毎年花を咲かせてくれる丈夫な球根が特徴です。また、地植えにした球根を植えっぱなしにしておくと、勝手に子株が成長しどんどんと増えていきます。
ボタニ子
次のページでは、育て方をご紹介します。