ローズゼラニウムとは?
ローズゼラニウムは、通称「ゼラニウム」と同じペラルゴニウム属の仲間で、常緑の多年草の植物です。特に葉の香りがよい種類を、センテッドゼラニウムと呼んでおり、葉の香りごとの特徴で種類が分けられています。その中でもローズゼラニウムは人気の品種で、その名の通り、葉にふれるとバラの香りがします。
基本情報
科名・属名 | フウロソウ科・ペラゴ二ウム属 |
園芸分類 | ハーブ・草花 |
形態 | 多年草 |
原産国 | 南アフリカ |
草丈 | 30~100cm |
開花期 | 4~7月 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
栽培難易度 | ★★ |
センテッドゼラニウムの種類
センテッドゼラニウムは、品種名より香りの名前でよばれることが多くあります。多彩な香りの、センテッドゼラニウムの顔ぶれを、代表的な香りのタイプ別にご紹介します。この記事でご紹介する、ローズゼラニウムはローズ系とよばれています。
ローズ系
ローズ系はもっともポピュラーなバラの香りです。代表的な品種は「ピンク・カプリコーン(上記画像)」や「ボントローサイ」という名前です。ただ、ピンク・カプリコーンは「ピンク・キャピタツム」という名前で、流通していることもあります。ボントローサイは「ハナビ」という場合もあります。
フルーツ系
フルーツ系はオレンジの香りの「オレンジ・フィズ」や、イチゴの香りがする「レディ・スカボロウ」、リンゴの香りの「アップルゼラニウム(上記画像)」そして、レモンの香りの「シトロネルム」が流通しています。
ミント・スパイス系
アクセントのある香りのミント・スパイス系では、シナモンの香りの「シナモン・ゼラニウム(上記画像)」、ミントのさわやかな香りがする「ペパーミント・ゼラニウム」や、ナツメグの香りの「フラグランス・バリエゲイティッド」、そしてバルサムの香りの「スイート・ミモザ」などがあります。ほかにも針葉樹の香りをもつ品種もあります。
ローズゼラニウムの花言葉
葉にふれるだけでバラの香りがする、ローズゼラニウムの花言葉は「恋わずらい」と「選択」です。
花言葉①恋わずらい
愛や恋をイメージする花バラが代表的ですが、ローズゼラニウムはその香りから花言葉が生まれました。バラより小さな花が咲き、楚々(そそ)としたたたずまいから「わずらい」がつきました。
花言葉②選択
香りのあるセンテッドゼラニウムには、ローズゼラニウムのようにバラの香りがする種類や、柑橘系の香りがするもの、スパイシーな香りのゼラニウムもあります。ローズゼラニウムはその中で代表的な種類として選ばれていることから「選択」という花言葉がつけられました。