スミレの花とは
スミレの花は日本が原産の多年草で、山や野原にも自生している植物です。育て方も簡単で、ピンク色や白色、黄色や紫色など色の種類もたくさんあります。そんなスミレの花の種類や特徴、色別の花言葉や育て方などを詳しくご紹介します。
スミレの花の基本情報
科名 | スミレ科 |
属名 | スミレ属 |
別名 | 菫草 |
開花時期 | 3月〜5月 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
スミレの花の特徴
開花時期は3月〜5月です。花弁は5枚あり、上部の2枚は「上弁」横側の2枚は「側弁」下部の1枚は「下弁」または「唇弁(しんべん)」と呼びます。葉は山菜としても利用されており、おひたしや天ぷらなどさまざまな食べ方ができる人気の植物です。花の部分は「エディブルフラワー」として料理の飾り付けなどに利用されています。
スミレの花の種類
スミレの花は大きく分けて「有茎種(ゆうけいしゅ)」と「無茎種(むけいしゅ)」に分けられ、茎があるかないかで判断できます。見分け方は茎の長いすらっとした咲き姿のスミレの花と、地面の近くで密集して咲いているスミレの花という点です。それぞれの特徴や見分け方、品種をご紹介します。
有茎種
地上茎が伸び10cmほどの高さに成長したあとで、茎の先に小さな花を咲かせます。風にそよそよと揺れる様子が涼しげで人気の品種です。自然交配が進み、無茎種との見分け方が難しいともいわれています。有茎種に分類されるスミレの花の品種は以下のとおりです。
- ツボスミレ
- ダイセンキスミレ
- アオイスミレ
- ナガバタチツボスミレ
- オオタチツボスミレ
- ナガハシスミレ
- イワフネタチツボスミレ
- ムラカミタチツボスミレ
無茎種
茎があまり長く伸びず、地面の近くに葉や花をつける品種です。しかし茎が全く伸びないわけではなく、有茎種との見分け方は困難とされています。無茎種に分類されるスミレの花の品種をいくつかご紹介します。
- アリアケスミレ
- ヒメスミレ
- ヒゲコスミレ
- シロバナツクシコスミレ
- ヒゴスミレ
- アカネスミレ
- シハイスミレ
- ノジスミレ
ボタニ子
次のページでは、育て方をご紹介します。