マーガレットの育て方!枯らさず大きな花を咲かせる管理のコツを紹介!

マーガレットの育て方!枯らさず大きな花を咲かせる管理のコツを紹介!

マーガレットの育て方は比較的簡単で、ガーデニング初心者にも人気です。切り戻し剪定や冬越しなど季節ごとの手入れをすると長く楽しめます。この記事ではマーガレットの大きな花を咲かせる基本的な育て方を紹介します。植え替えや増やし方をマスターして栽培を楽しんでください。

記事の目次

  1. 1.マーガレットの概要
  2. 2.マーガレットの育て方【栽培カレンダー】
  3. 3.マーガレットの育て方【日常管理】
  4. 4.マーガレットの育て方【特別な管理】
  5. 5.適切な育て方でマーガレットの花を咲かせよう!

マーガレットの概要

Photo byNickyPe

マーガレットは、明治時代末期に白花の品種が日本に入ってきました。現在流通しているマーガレットにはモクシュンギクという本来のマーガレットの園芸品種だけでなく、モクシュンギクと近縁種との交配品種も存在します。品種改良によって多様な花色が存在し、花形もよく知られている一重以外に中心の花びらが大きく露出している丁字咲き、高雅な八重咲きやポンポン咲きなどがあります。

基本情報

科名・属名 キク科・モクシュンギク属
分類 草花
形態 低木
原産地 スペイン領カナリア諸島
草丈 30cm~100cm
開花時期 11月~5月
花色 白・クリーム・ピンク・赤・黄・淡いオレンジ
耐寒性 弱い
耐暑性 弱い

ボタニ子

ボタニ子

マーガレットの開花時期は11月~5月ね。冬の管理状態によっては、開花時期が長くなって冬も花を楽しめるの。

和名はモクシュンギク

Photo by NakaoSodanshitsu

マーガレットの和名は「モクシュンギク(木春菊)」です。2年目以降に茎が木質化していくところからこの名前がつけられました。ちなみに、マーガレットという名前はギリシャ語の「マルガリーテス」が由来で、「真珠」を意味しています。

花色ごとの豊富な花言葉

Photo bypixel2013

マーガレットの花言葉は花色によって変わります。白色の花言葉は「恋占い」「秘めた愛」などです。「好き、嫌い」と花びらを1枚ずつ外しながらする恋占いに由来します。実はマーガレットの花びらは奇数のことがほとんどです。秘めた愛に自信を与えてくれる恋占いだったようですね。

ボタニ子

ボタニ子

ピンク色の花言葉は「真実の愛」、黄色・オレンジ色の花言葉は「美しい容姿」だよ。

マーガレットの育て方【栽培カレンダー】

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け・植え替え
肥料
開花
剪定

育て方の難易度は高くない!

マーガレットは育てやすく、ガーデニング初心者にも人気の植物です。適切に手入れをすると長く楽しめますよ。育てたい環境にあわせて、鉢植えか地植えで栽培しましょう。

マーガレットの育て方【日常管理】

苗の選び方

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マーガレットの苗が園芸店やホームセンターに並ぶのは春ごろです。花芽がたくさんついた、茎がしっかりした株を選びましょう。害虫がついていないか、葉が緑色で枯れてないかなどもチェックします。寒さにやや弱いため、鉢植えや地植えにするのは3月~5月ごろが安心です。

植え付け・植え替え

Photo byFree-Photos

マーガレットは、水はけがよくアルカリ性の土を好みます。自分で配合する場合は、草花用の培養土に苦土石灰や有機石灰を混ぜて、1週間ほど寝かせてから使用しするのがおすすめです。植え付けるときに元肥としてリン酸分の多い緩効性肥料を混ぜておきましょう。

鉢植えの場合

鉢を準備し、鉢底にネットと軽石を敷きます。用意した土を敷き、苗を中心部に置いてから周囲を残りの土で固定します。その後、鉢底から濁りのない水が流れるまでたっぷりと水やりをしておきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

鉢植えの植え替えでは、一回り大きい鉢を用意してね!

地植えの場合

Photo by NakaoSodanshitsu

マーガレットを庭植えや花壇に植える場合は、大きく育つことを想定して株間を25cmくらいとって植え付けましょう。鉢植え同様、水はけのよい土で育てます。基本的に地植えでは、植え替えの必要はありません。

栽培環境

鉢植えの場合

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鉢植えの場合は、季節ごとに置き場所を変えましょう。12月~4月は、室内の日当たりがよい場所での管理がおすすめです。戸外で育てる場合は、日当たりがよく冷たい風や霜はさけられる場所を選びましょう。5月~11月は、戸外の日当たりのよい場所に移動させますが高温多湿が苦手のため、梅雨の間はできるだけ雨に当てないように気をつけます。その後8月ごろまでは半日陰で管理しましょう。

地植えの場合

Photo by NakaoSodanshitsu

マーガレットは高温多湿や寒さに弱く、鉢植えのほうが移動させやすいものの地植えでも育てられます。とくにしっかり根付いたら寒さにも強くなるため、地植えでも枯れにくく株が安定してきます。冬の冷たい風に当たらない、南向きの日当たりのよい場所を選んで地植えすると育てやすいでしょう。

水やり

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マーガレットは基本的に乾き気味の状態を好むため、過度に水やりをしないのが枯らさないポイントです。表土が乾いてから、鉢底から水が流れるまで株元に水やりをしましょう。休眠期の夏と土が乾きにくい冬は、とくに乾かし気味で栽培します。

ボタニ子

ボタニ子

花に水がかからないように水やりするのがコツだよ。花にかかると病気の原因になるんだ。

肥料

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マーガレットは肥料が少なくても十分育ちますが、春・秋には緩効性肥料を置き肥します。11月~5月の開花期は、吸収のはやい液体肥料を2週間~3週間に一度の間隔でほどこしましょう。肥料を与えすぎると花つきが悪くなることがあるため注意が必要です。生育が止まる夏は、肥料を与える必要はありません。

病気・害虫

立枯病

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マーガレットがかかりやすい病気に立枯病があります。立枯病は地表付近の茎が腐敗して枯れる病気です。連作していたり、梅雨や気温が30℃超えの日が続いたりすると発生しやすくなります。立枯病に対処する方法は土を乾かし気味にすることです。また、間引きや剪定をして株を高温多湿にしないようにすることも大切です。

アブラムシ

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マーガレットの若葉にはアブラムシがつきやすくなるため、見つけたらすぐに殺虫剤などで駆除しましょう。発生初期であれば手やテープなどで取るのも有効です。風通しのよい場所に置いたり、剪定して風通しや日当たりをよくしたりするのが予防方法です。

ボタニ子

ボタニ子

冬越し中の室内で大量発生することがあるよ!

ヨトウムシ

Photo byrkarkowski

春や秋につきやすいヨトウムシにも注意が必要です。ヨトウムシは夜中に葉や茎を食害し、成虫が卵を産むと大量発生してしまいます。葉をじっくり観察して、卵が密集しているのを発見したら葉をまるごと取り除きましょう。殺虫剤で駆除したり、防虫剤でヨトウムシの発生を防いだりするのも手軽で効果的です。薬剤を使いたくなければ、好物の米ぬかでおびきよせて捕殺することも可能です。

センチュウ

フリー写真素材ぱくたそ

センチュウ(線虫)は、被害に気づいたときにはすでに手遅れという厄介な害虫です。葉を枯らしたり、芽を変色させたり、根を腐らせたりといった被害を及ぼします。体長が1mm以下と小さく発見するのは難しいため、植え付けのときに土に薬剤を散布して予防するのがおすすめの方法です。また、センチュウの対抗植物としてマリーゴールドを栽培するという方法もあります。

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マーガレットの育て方【特別な管理】

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